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海猿・人物辞典(ヤ〜)
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八重樫 山田


八重樫―やえがし―
■ 毎朝新聞・デスク 海猿3巻・148ページより
■ 初登場:2巻「祈り」
「我々は新聞記者だ・・・何かを伝えるため・・・存在する」
 あり過ぎるほどに理解ある美晴ちゃんの上司。悩みさまよう彼女をサポートし、彼女に助言を与え続けた。大輔にとっての池澤勝田を足したような存在かな。大輔のことも知っていて、彼らの橋渡しをしたこともあった。プレジャーボート転覆事故では美晴ちゃんの替わりに記事を書き、不審船事件ではヘリを飛ばし、206便の事件では迷っている美晴ちゃんの背中を押した。何げに、出番多いな。人気の出るタイプではないけど。
 最終巻で語られた「マスメディアの意義」は、穿った見方をすれば、“漫画でメッセージを伝えるために存在する”作者の気持ちを代弁しているのかも知れない。この辺りの職業哲学をもっと深く掘り下げても面白かったかも知れないが、あくまで主役は海上保安官なのであっさり味で終了。まぁ、仕方なし。






矢野
■ 第七管区・海上保安官 ありません
■ 初登場:1巻「本命」
 藤堂の下でマイルス号の拳銃密輸捕捉作戦に動いていた保安官。前髪を中央だけ垂らしている革ジャンの男だね。倉庫裏に配置され、マイルス号から降りてきた一人目の男を尾行した。なので、捕捉の場面にはいない・・・・・






山崎
■ 運輸大臣 ありません
■ 初登場:――
 16時37分に官邸入りした4人の一人。運輸省とは今で言う国土交通省のことで、海上保安庁はココの直轄である。なので、大輔ら保安官を統括する最も偉い人が彼だ。防衛庁が海上警備行動を発令したことによって、全権を海上保安庁→防衛庁へと引き継がせた。
 この不審船事件、海上自衛隊(防衛庁)と海上保安庁の縄張り争いみたいなもんで、自衛隊の権威を示すためのデモンストレーション化していた。つまり、運輸省―海上保安庁はかませ犬として存在していただけに過ぎない。だから、福江池澤が怒鳴りあっていた訳ね。
<関連リンク>
不審船事件詳細






山田
■ “かいこう”船長 海猿8巻・14ページ
■ 初登場:7巻「18人」
「死ぬと悲しいからだ」
 肌の黒さと目の鋭さが印象的な“かいこう”の船長。勝田とは対照的に、おっかないオーラを醸し出していた。「名前は覚えない」「訓練の目的は教えられない」といった主義が大輔にとって異質な存在として描かれ、「指揮する側にとっては、現場のオレ達なんて名前を覚える意味もないんですか・・・」と思わせていた。だが、彼が部下の名前を覚えない理由は別にあった。
 池澤の死後も揺れる船内の中で一人だけ冷静を装っていたが、大輔の名を呼んで意見を聞く。「池澤が殺されたように、お前も銃を撃てるのか」と。池澤を殺された怒りに支配される大輔に、池澤の部屋にあったメモを渡す。そこには生まれてくる子どもの名前を考えた池澤が、仲間の名前が記していた。「船長は何故船員の名前を呼ばないんですか?」と訊く大輔に、山田は答える。「死ぬと悲しいからだ」
 名前を知るから人は人を一個人として認識し、信頼も生まれ、掛け替えのない命だと気付く。名を付けられ、名前を呼ばれてきた彼らの人生の重みを感じ、大輔は海賊の命を救おうとする。大輔に銃を突きつける海賊たちだったが、もはや“かいこう”のメンバーに迷いはなかった。「池澤航海士のため」、山田の指示で放たれた佐藤の銃弾は海賊たちを捕らえる。
 海賊事件で一丸となった彼らだが、皆それぞれが違う道へと進んでいく。山田も例外ではなく、地上への勤務となった。その別れが大輔に成長を余儀なくさせるのだが、それはまた別の話だ。
<関連リンク>
海賊事件詳細
作中テーマ〜オレ達は名前を覚える意味もない存在ですか






山本
■ 第七管区・海上保安官 ありません
■ 初登場:1巻「本命」
 藤堂の下でマイルス号の拳銃密輸捕捉作戦に動いていた保安官。大輔、矢野に続く3番手に配置されていた。マフラーの男なのかなぁ・・・・






吉岡
■ “ながれ”乗組員 ありません
■ 初登場:1巻「漂流」
 “ながれ”のレアキャラ。メガネに始まり、メガネに終わる、存在意義がメガネなメガネキャラ。というよりも、メガネな人は全員この人に見えてしまう。序盤は福江と似たようなポジションのキャラだったが、不審船事件でメインに格上げされた福江と違って、こちらは最後まで同じキャラだった。初期の大輔よりは実力が上だったのだろう、プレジャーボート転覆事故の際には突入隊に選ばれる。何もしてねえけど。


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