8月発売の漫画+駄文
 スピリッツ復活?+ジャンプ『みえるひと』から思う同ジャンル同時連載
 ジャンプスーパースターズの話(続き)+モーニングの話ちらっと
 スピリッツ『GO!GO!HEAVEN!』終了+その他モーニングとサンデー
 新企画、発動
 ジャンプスーパースターズの話(最終回)
 古本と版数表示について
 鳴子ハナハル先生情報
 『いちご100%』最終回の感想
 『舞乙HiME』初回感想
 ジャンプ金未来杯の話+『夕凪の街 桜の国』
 ちょっとサンデーの話
 弘兼憲史『加治隆介の議』
 失楽天の話題+『武装錬金ファイナル』
 モーニングとか『舞乙HiME』とか
 軽くジャンプの話+電撃大王10月号
 スピリッツについて少々
 スピリッツと『WORKING』と『ライン』全1巻
 『デスノ』最新刊についての疑問
 『ドカベン』vs『野球狂の詩』とジャンプの話
 『アイシ』と金未来杯5番手の話
 能田達規の話とかスピリッツとか金未来杯総括
 電撃大王11月号その1
 電撃大王11月号その2
 『バガボンド』再開の話と『おお振り』
 アフタの新連載と『銀魂』声優とジャンプの話
 アフタの話の続き
 アフタの話の続き+漫画版『舞-乙HiME』+水島劇場1幕
 『ヴィンランド・サガ』移籍の話
 ヤンジャンの話と漫画版『舞-乙HiME』10話
 11月のコミックス発売予定+水島劇場第2幕
 11月発売予定のコミックスから考察+『バガボンド』の文字欠落
 『バガボンド』文字欠落について2+パロについて
 漫画版『舞-乙HiME』11話
 スラムダンクとか美羽フィギュアとか、水島劇場3週目
 ジャンプの話とか
 サンデーの話+アフタ12月号『おお振り』の話
 『宙のまにまに』第2話+水島劇場4週目
 漫画版『舞-乙HiME』12話
 『世界の孫』+『苺ましまろ』




05年7月13日 〜8月発売の漫画+駄文

 来月の購入予定コミックスを調べてみると、『金魚屋古書店』1冊のみ。
 6月:1冊
 7月:8冊
 8月:1冊
 何、このアンバランス。しかも、6月の『20世紀少年』も8月の『金魚屋古書店』も30日発売で、感想書けるのは実質的に翌月なのですよ。6月・8月は感想書いてるコミックスは1冊も発売してないって言っちゃっても過言でない感じ。お金ないから出費しないで済むに越したことはないけど、何にもないは何にもないで寂しい・・・・・・・


 そんなことを思いながら来月の発売カレンダーを眺めていると・・・・目を惹くタイトルがあったので御紹介。
 『貧乏姉妹物語』1巻Amazonで購入
 何だ、この神がかっているシチュエーションは!姉妹物語な上に貧乏だと!貧乏だから姉妹寄り添って生きていくしかないだと!(後半は妄想) コレで萌えなきゃ何に萌えるんだ!!
 と、タイトルだけで魅了されるのもアレなので、どんな漫画か調べてみました。サンデーGXで連載中のストーリー漫画で、作者さんは4コマを中心に描いていた作家さんみたいですね。作者さんの公式サイトを見ると、なかなかに萌えな絵じゃないですか!よし、とりあえずは1巻購入予定ー。


 姉妹データベースは、萌えだとかイチャイチャ具合とかは関係なくどんどん追加したいんですが、たまたま僕が読んでる本とか漫画に姉妹が出ていないんですよね。『H×H』のエレナとイータを入れるかどうかに悩んだのですが、幾らなんでも姉妹同士の絡みがないのは追加できんよなーと諦め。『クビシメ』のむいみちゃんと無理ちゃんも同様。しかし、何とまあステキなネーミングだね。



 それと、もう一つ。
 『佐藤秀峰短編集』Amazonで購入
 僕は『海猿』終了後の佐藤秀峰はそれほど好きではないんですが、今回の短編集はヤングサンデーからの発行らしいので、『海猿』前の短編が収録されているのかなーと推測したり。とりあえず発売されてからの評判を聞いてから考えてみようと思います。





 
■ 駄文
 今週の『ハヤテのごとく!』で、着替え中にお姉ちゃんが入ってきて怒る妹―――というシーンがあったんですが。実際、同性同士のきょーだいってそういうの気にするんですかね? サンデー読者からすれば「着替えを見られて怒る妹」に萌えるんでしょうけど、リアルさ無視で萌えシチュにしてるのか。それとも、ここも何かの伏線なんでしょうか。
 WEBサンデーのコメントを読むと、この姉妹にはまだまだ隠し要素があるみたいな雰囲気ですし。妹の方に着替えを見られたくないような設定があるとか? 実は姉が女のコ好きとか? どう足掻いても、そっちに話を持っていきたいのな自分。



 ブックオフで『Ns’あおい』の1〜2巻を読んだり。
 最初の頃は随分と絵柄が違いますね・・・・・・・これはこれで良い感じなのだけど、現在の絵柄との過渡期に当たる部分が―――微妙にデッサンおかしいなぁとか思ったりもしました。今モーニングで連載読んでる時には全然思わないし、むしろ必要以上にカメラを上下に動かして頑張ってるなーと思うんですが。描いてる間に上達してきてるってことなんでしょうか。
 それにしてもこの漫画、初期の頃は設定の見せ方が変でしたよね。主人公が活躍してメデタシメデタシでもないし、周りの看護士との関係も微妙だし。その辺は妙にリアルで、今の連載が面白いのは確かにそうした部分なんですけど、スタートダッシュで読者を取り込むにしては爽快感に欠けた―――と言いますか。

 漫画ってのはどこで化けるか分からないなーって話です。






05年7月16日 〜スピリッツ復活?+ジャンプ『みえるひと』から思う同ジャンル同時連載

 
■ 駄文
 最近スピリッツが回復してきたなーみたいなことを書こうと思っていたら、数日更新しない間に新しい号が出ちゃってるらしいですよ。まだモーニングも読んでいないのに・・・・・やっぱ、立ち読みとして続ける限り「読み逃すリスク」と常に背中合わせってことですね。しょぼ−ん。

 スピリッツ、新章になってからの『オメガトライブ』が面白いです。意図はまだ分からないんですが、警察を出し抜く民間の警備会社というのが燃えます。あんだけ騒いでいるマスコミをどうやって納得させるのかに期待。でも、この漫画。シリーズの出だしは好調でも、途中からグダグダすることが多いので・・・・・ね。



 ジャンプは、読みきりの頃から大好きだった『みえるひと』が待望の連載化。
 ヒロインのコが中3〜高1の間という萌え期からのスタートというだけで素晴らしいのに、彼女の幼女時代の回想シーンとのリンクや、幼女の幽霊などなど―――こちらのツボを突いた第1話でした。テンポの良い会話のやり取りといい、どん底まで堕ちきった僕のジャンプ熱を上げてくれるカンフル剤になってくれるかと期待しています。誇張ではなく、今のジャンプで1〜2番目に楽しみな漫画です。

 それにしても、結局は『ムヒョ』も『ネウロ』も『みえるひと』も連載ゲットとはなぁ・・・・・江尻立真だけが脱落したということなのか。姉妹でお風呂シーンが好きだった僕としては残念だけど、キャラ売りメインの今のジャンプではオムニバス形式の漫画は生き残れないでしょうしねぇ。
 マガジンでは共倒れに終わった“同ジャンルの複数同時連載”がジャンプではどういうことになるのか―――注目しています。3つ全部生き残れれば不満はないのだけど、自分の好きなのが打ち切られて好きじゃないのが生き残るって結果が一番キツイので、デフォルトで爆弾抱えているようなもんだぞ、これって。


 『銀魂』は岡田似蔵が登場。チャンピオンの『剣聖ツバメ』のせいで、以蔵=ヘタレというイメージが定着してしまっているのが凄い。神楽のメイド服には萌えとかアンチテーゼとかよりも、『マイキャラ再生工場』の神楽麗姫たんを連想しました。「エロスな二人」の絵だけで御飯三倍はイケます。


 『いちご100%』は終わりませんでしたね・・・・・・伏線やらテーマはこれで全部消化かな?






05年7月19日 〜ジャンプスーパースターズの話(続き)+モーニングの話ちらっと

 
■ ジャンプスーパースターズの話
 7月9日の日記の続き(直リンはこちら
 あの当時5つあった「???」な作品ですが、それからのジャンプにて『BLEACH』『ジョジョ(3部)』『スティール・ボール・ラン』の3作品の参戦が発表されました。残り2作品。
 参戦作品の発表の順番は周到に計算されているらしいので、最後の最後に『BLEACH』発表なのかと思っていたら、アッサリ発表されました・・・・・・・ということは。最後に発表される作品は、現役主力漫画『BLEACH』、荒木漫画の中では最高のキャラ人気を誇る『ジョジョ(3部)』、この2つを超えるネームバリューを持った作品だと予想できます。そんなの・・・・1つしか・・・・ないじゃないか・・・・・・・・


 と思っていたら、某氏から「TVCMにて○○のイラストが出てました」との書き込みが。
 公式サイトのTVCMで普通に観れました。
 あちゃぁ・・・・・・大丈夫なんでしょうか、コレ。明らかに任天堂の広報とジャンプ編集部の間に行き違いが生まれていますよ。とは言え、初めて動く映像を見たら結構ちゃんと動いていて面白そうでしたし、「ゴチャゴチャしてそう」というよりは「派手なバトルが楽しめる」雰囲気ではありました。こりゃ期待大ですね!(DS持ってないから買わないけど)




 
■ 駄文
 ようやく先週のモーニング読んできました。
 『バガボンド』は短期集中連載を繰り返す―――というカタチになるのですね。「載るか載らないか分からないから、買うしかないよ??」というセコい手をとる雑誌よりは百倍好感が持てます。個人的には『バガボンド』があろうがなかろうがモーニングが面白いので構わない状態だったり。
 『大使閣下の料理人』、熱かった!!フカヒレにそんな意味があったとは・・・・・フカヒレなんて食ったことも見たこともねえや。
 『Ns’あおい』は同僚看護士の掘り下げ話の3人目。1話完結話はこなれてますね。今週もラストにグッと来ましたが、それ以上に北沢の元気な姿が久々に見れたのが良かったです。女のコと1対1のシーンでもフラグが発生したように思えないのが凄いです。がんばれ・・・・・・超がんばれ・・・・・・






05年7月22日 〜スピリッツ『GO!GO!HEAVEN!』終了+その他モーニングとサンデー

 
■ スピリッツ『GO!GO!HEAVEN!』終了
 今週のスピリッツにて、『GO!GO!HEAVEN!』が最終回を迎えました。“社会的弱者”としての自殺志願者達を主人公にしたこと、ドラマとのタイアップだったこと、『4TEEN』の漫画化で高い評価を受けていた海埜ゆうこが作画を担当―――と、話題を集めての連載開始だったんですが、正直期待外れ感は否めなかったです。
 タイアップの生命線だったドラマ版が酷い内容だったり、それに合わせて漫画版もテンポ悪くダラダラとしてしまったり、海埜先生の作画も前作と比べると「?」と思うコマが結構あったり―――コケる要素が揃ってしまったら、そりゃコケるしかなかったのかなぁと。

 それでも、最終回のクオリティは高かったですし、最後には成長しきった彼女達の姿にはジーンときたのも確かです。不満は多かった作品でしたけど、意欲と方向性は間違ってはいなかったと思います。


 ただ・・・・・やはり、この「自殺をしようとしている人を止められるのは何なのか」という命題の答えが、「他者との関係性」だったのは・・・・・ちょっと拍子抜けでした。確かに、それが一番の答えなんでしょう。でも、ほとんどの“今死のうとしている人”は“誰にも愛されず誰からも必要とされていない”からこそ死のうとしているのですから、この答えでは誰も救えないのですよ・・・・・・
 この漫画―――自殺というものをリアルに描こうとしたスタンスは確かにエラいですが、「自殺志願者に向けてのメッセージ」としての効果はほとんどなかったんじゃないでしょうか。その意味では、少年誌でのバトル漫画でありながら「人は何故生き、死んでいくのか」というテーマを描ききった『武装錬金』パピヨン編の方が、よっぽどメッセージとしての強さはあったと思います。


 そもそも・・・・・僕は「生きる意志」を「他者に依存」するのはどうかと思うんですよ。
 他人なんて各人の都合によりプラスにもマイナスにもなるじゃないですか。現に、作中で「妻と子どものために稼がなきゃ・・・」と頑張っていたミュージシャンは、稼げないことに絶望して(他者との関係性が重荷となって)自殺してしまったワケで。

 どうにも、こうしたテーマは消化不良のまま終わってしまった気がします・・・・・勿体なかったなぁ。




 それはともかく。スピリッツの夏改編の新連載ラインナップ。
 柏木ハルコと花沢健吾が復帰!
 花沢健吾、キタ――――――!!前作『ルサンチマン』の終了から5ヶ月。メタルギアソリッドの作者と対談したり、映画評を書いたり、チラホラとスピリッツに出てはいましたが。「今度こそ」の思いはそこらからヒシヒシと伝わってきてました。今度こそ、スピリッツを引っ張るような漫画を描いてくれ!

 今度の話は・・・・・・30代目前の冴えない男の青春物語・・・・・・・?
 ん・・・・・ん・・・・・・・なんか、色々と不安なんですが。まぁ、蓋を開けるまでは何も言わない方向で。




 
■ 駄文
 モーニングは『バガボンド』がなくなったのと同時に休載ラッシュで物寂しい誌面になっちゃいました。まさかこうなるとは・・・・・きたがわ翔って『ホットマン』の頃はほとんど休まなかったような気がするので、こういう休載はモーニング編集部の意向なんでしょうね。佐藤秀峰だって『海猿』時代は毎週載っていたはずですし。雑誌というよりも時代の変化?
 まぁ、いいや。『ピアノの森』が面白かったので―――と思ったら、さっそく来週休載かよ。毎週コンスタントに載ってる漫画の方が少ないような。『はるか』とか『Ns’あおい』なんかは全然休んでないよなぁ・・・・・何、ネームバリューの違い?

 サンデーはちょっとずつ熱が戻ってきました。相変わらず後ろの方に載ってる漫画の方が楽しみですが。
 『からくりサーカス』がとうとう!という熱い展開に。未消化の伏線も山ほど残ってるので単純に倒して終わりじゃないんでしょうが(てゆうか実力的にキツイ)、ここまでタメにタメたんだから、スカッとさせて欲しいもんです。
 『こわしや我聞』も本領発揮。修行編とか、かなりキツかったけど―――ロリっこ投入で息吹き返しました。クラスメイトのノリが『武装錬金』を彷彿とさせたり、さっそくG.H.Kと絡ませたり。コメディ部分は恐ろしいほど要所要所を押さえています。この作者、バトルなんかより萌え漫画描いた方が絶対売れますよ。新キャラと長女が貧乳ネタでバトルしていたのが良かったです。あと、次女の「きんぱつってつよいー?」にも笑った。






05年7月23日 〜新企画、発動

 
■ しんきかくー
 新しい雑誌に手を出すのって勇気が要ることでしょう。
 ほとんどが知らない連載作品、雑誌としての特色も分からず、名前が聞いたことある漫画も何だかすごい展開になっていてついていけんかったり。毎週、毎月―――同じように買いに行く労力も費用もバカにならず、ちょっと待てばコミックスが出てしまう。

 そうしたリスクを考え―――人は漫画雑誌を買わなくなり、今、どの雑誌も発行部数減が止められなくなっている時代です。人が漫画を読まなくなったワケじゃありません。一部のコミックスの売上げは多分―――どの時代よりも瞬発的なノビを見せていると思います。ただ、『ワンピース』がどれだけ売れてもジャンプは売れず、『バガボンド』が売れてもモーニングは売れません。雑誌の方針としても「面白い漫画を作る」ことよりも、「コミックスの売れる漫画を作る」ことにシフトしていきます。それも一つの時代が選んだ答えです。


 でも・・・・僕は 敢えて毎週、毎月の雑誌の発売日を楽しみにしたい。
 ある人が「このサイトを読んでモーニングを読み始めました」とか「スピリッツ読んできましたよー」と仰ってくれたのが何より嬉しかったです。完結作品をオススメして読んでもらえたことも嬉しい。でも、毎週毎月同じ雑誌をこの日本のどこかとどこかで同じように楽しみにしてる人がいるんだってことが何より嬉しいんじゃないかと思います。



 僕らの世代―――というか僕の周りは、春の『武装錬金』打ち切りにてジャンプに見切りをつけてしまった人がほとんどです。それはいい、それも一つの結果ですから。でも、ジャンプが(その人にとって)つまらなくなった=「最近面白い漫画がなくなった」と言い切るのはちょっと待てと言いたい。面白い漫画は世の中に沢山あって、それを探すリスクを冒したくないからテキトーな理由で業界全部を否定すんじゃねえよと。その「巨人が弱いから野球人気が下がるんだ」みたいなムチャクチャな論理は何だ。


 何だって、そう。
 一つのものに依存して―――一つのものに固執するのは、人生勿体ないと思いませんか?


 そういうことで始まる新企画―――
 その名も『新しい雑誌を読んでみよう!』
 雑誌感想ではありません。あくまで「知識0で新しい雑誌に手を出してみる」コーナーです。世の中には、僕だって未だ見ぬ「面白――っ」な漫画がごまんと存在して、そうした漫画を抱えてる漫画雑誌の潜在的なパワーを見縊っちゃいけないよということを体感するって企画です。

 誤解しないで欲しいのは、「俺が○○という雑誌を読んだからオマエも読めー!」ということではなくて。むしろオススメとかそういうことでは全くなくて、こういうスタンスで漫画にぶつかることだってありなんじゃないかということを示したいのです。これが、『武装錬金』『Waqwaq』『ユート』と好きな漫画を次々に打ち切られた僕が辿り着いた答えです。皆さんも、全く知らない雑誌に手を出してみませんか。きっと―――新しい世界が開けますから。



 
■ 新しい雑誌を読んでみよう!
 『電撃大王 9月号』ですよー

 ということで、1発目がコレ。
 電撃大王って『よつばと』やってる雑誌じゃなかったですっけ。載ってなかったので、唯一読んだことがあると思っていた漫画が不在という状況になっちゃいました―――んでもって、期待の『苺ましまろ』は絵がとても可愛かったけど、ページ数が少ないのなんの。

 まぁ、そうは言いつつも来月も(千佳めあてで)買うんでしょうけどね。来月も同じことをするかは微妙。
 できれば、同じ雑誌を何度も手出すよりも、色んな雑誌を長い期間かけて手を出したいです。






05年7月26日 〜ジャンプスーパースターズの話(最終回)

 
■ ジャンプスーパースターズの話(最終回)
 7月9日の日記で僕が予想・希望した残り5作品は以下の通り。
 ・『BLEACH』
 ・『ジョジョ』
 ・『Dr.スランプ』
 ・『ダイ大』
 ・『スラムダンク』

 んで、今週のジャンプで発表された最後のラインナップは以下の通りでした。
 ・『BLEACH』
 ・『ジョジョ』
 ・『SBR』
 ・『スラムダンク』
 ・『Dr.スランプ』

 5つ中4つ正解。テキトーに予想した割には、結構当たっていました。
 ゲームとしてはかなり面白くなりそうですし、僕ら世代にとってストライクゾーンど真ん中な『ドラゴンボール』『幽遊白書』『スラムダンク』『るろうに剣心』辺りが参戦したりと―――それなりに興味はあります。ゲーム関連のコラムサイトを読んでも、それなりにDSのキラーソフトになるだろうって予想もされていたり。

 でもね・・・・しょうがないこととは言え、なんだかジャンプ編集部のチグハグさが露呈されちゃった感もしますよね。『武装錬金』『Waqwaq』『ユート』終了に限らず、ここ数年のジャンプは作家陣の若返りを図ってきました。新人優遇&ベテラン冷遇によってベテランを他誌に放出し、出番を待っている有望な新人作家にチャンスを与えようという方針です。
 そうした新陳代謝によって、かつてジャンプを支えていた和月・フジリュー・つの丸・梅澤らを切り捨てることで、そうした作家を支持していた僕ら世代の読者も切り捨てたはずです。なのに、この度に発売されるゲームは僕ら世代も掬い上げようというラインナップ・・・・・

 雑誌とゲームの間に、ターゲット層のズレが生まれているということです。
 商業的には成功確実なんでしょうけど、色々と遺恨を残しそうな気が・・・・・・・・・まぁどっちにしろ僕はDS持ってな(以下略)






05年7月27日 〜古本と版数表示について

 
■ 業界を支える者・滅ぼす者
 僕は自他共に認めるであろう漫画ヲタク。
 こないだ、漫画はそんなに読まないけど「Jポップ音楽が売れなくなったことを嘆いている」音楽ヲタクの友達と話していて―――CDが売れなくなった理由は沢山あって避けられないことだったと思うのだけど、それでも最後にトドメを刺したのはネットが広げている違法コピーなんじゃないかって話していました。

 哀しいことに、日本人というか人間のサガなのか―――「自分達が業界を支えている」という自覚のないユーザーばかりの業界は多くて、そうした業界は例外なくほとんどが駆逐されつつあります。お金を払ってCDを買うことと、ネットで無料の違法コピーのデータを拾ってくることを一緒だと考えている人がいっぱいいるというのは哀しいです。しかも、そういう人に限って気前良く「お前にもコピーしてやろうか?」とか言い出すんですよね。いや、気前どころか、お前は一銭も払ってねえじゃないか。


 その友達は新作のCDはもちろん、旧作のCDも「好きな歌手のCDは」中古で見つけたとしても新品で買うようにしてるらしいです。それが業界を育てると考えているから―――エラいなぁ、消費者の鑑だよ、と僕が言うと。


 
「でも、お前もそうだろ? 好きな漫画家の漫画はブックオフで買わないべ?」と言われました。
 ・・・・・・・・・・・・・・・買ってます。うぐぅ・・・・・・申し訳ないのですが、ワリと頻繁に利用しています。
 漫画業界の場合は古本で買うと製作者サイドには1円も入らないシステムだということは分かっているのですが・・・・それでも・・・僕は・・・・・・ブックオフで初版本を探してしまうのです。

 これがヲタクのサガ。好きな漫画を、1巻から最終巻まで初版で揃えられたら・・・・・めっさキモチイイじゃないですか。仕方ないじゃないですか。こういう性分なんですもの。新品で買った初版でないコミックスをブックオフで見つけた場合、初版のヤツをもう1冊買って、余った初版じゃないヤツを友達にあげたりしてますもの。何、この変態。



 でも・・・・「初版本に価値を見出すこと」は一般の人には理解されなくても、「初回限定版」だったら分かってもらえるんじゃないでしょうか。もし出遅れて「初回限定版」を買えなかったとしたら、中古で「初回限定版」を探すか―――諦めるか―――僕だったらそうします。「初回限定じゃない通常版」を買うという選択肢は消えちゃいますよね?

 多分、どんな業界でも「初回限定版」を作れば初動の売上げは増えると思います。でも―――息の長いヒット商品というのは生まれにくくなっちゃうんじゃないでしょうか。CDにしろDVDにしろゲームにしろ・・・それが「限定版」目当てのヲタクだけをターゲットにしてるんならともかく、普通の一般人の購入者に対して「あ・・・ちょっと損したかも」と思わせてしまった時点で、「売った側としては負け」なんじゃないでしょうか。


 漫画業界も・・・・・最近はフィギュア付けたりCD付けたり、初回限定版が目立ってきているので・・・・
 仮にコレで一時的な売上げが伸びたとしても、数年後には純度の高いヲタクしか残っていないような狭い業界になってしまうんじゃないかと危惧しているのです。とりあえず僕が安心して新品で購入できるように、全てのコミックスから版数表示を消してくれませんかね??(つーか、アレは何のために存在してるの?)







05年7月30日 〜鳴子ハナハル先生情報

 今出ている快楽天(エロ本です)の表紙が、漫画版『かみちゅ』の鳴子ハナハル先生(公式サイト)の絵です。むっちゃ読みたかったのだけど、石原都政の影響で成人誌にはテープかかって立ち読み出来なくなったし、エロ本買えるような財政状況でもないし・・・・・・・ということで挫折。
 帰ってきてから出版社の情報を調べてみると―――どうやら表紙と巻中カラー3ページだけだったみたい。それに370円は払えないよなぁ、流石に。


 一般誌でメジャーになったおかげなのか、雑誌としてもプッシュしてるみたい?
 ファンとしては嬉しい限りです。このままプッシュされ続けて単行本とか出るんじゃないかと期待しているのですが、そもそも成人誌(エロ本のことね)の単行本化のシステムがよく分かりません。誰か詳しい人が居たら、教えて下さい(と、教えてくれるまで書き続けてみるテスト)



 とか何ちゃら言っていたら、8月16日発売の失楽天に昔の作品が載るとか・・・・・・・・・これは激しく欲しい。
 すんげえ久しぶりにエロ本を買うことになるのか、俺? そして何より、そのレポートをこのサイトに書くべきなのか!?何かソレは超えてはいけない一線を超えることにならないのか!?







05年8月2日 〜『いちご100%』最終回の感想

 
■ 『いちご100%』最終回
 一つの時代が終わりました。
 まさかまさかのエンディングに、感動する余裕もなくビックリして口アングリ。某氏とのメールのやり取りで、僕は「○○エンドは間違いないですよ。賭けてもいい」とかほざいてましたが―――もののみごとに外れちゃいました。いやもう、ホント河下先生ってのは「読者の予想を飛び越えること」に関しては(コノミンの次に)凄かったです。


 外村の目が開いたり、ちなみと小宮山が微妙な関係に戻れたり、東城に影響された美鈴が恋を始めていたり、黒川先生と角倉も何だか関係続いてそうだったり―――映研のサブキャラにもそれぞれ展開があって、やはりこの作者は根っこの部分の実力は相当あって、なおかつこの漫画を彼女なりに愛していたんだなぁと思うような最終回でした。

 唯、向井さん、天地なんかはメインキャラなのに全く出番がありませんでしたが―――まぁ、最後に「映研メンバー」という形でまとめたかったのだから仕方なかったのかな。赤マルの番外編で明らかになるとか、そんなでしょうか。伏線通りなら天地はさつきと、向井さんは右島くんとくっ付いてるんでしょうが・・・・・・唯だけは、どうなってるか想像もつかない。そのまんまなのか、ものすごく大人っぽくなっているとか―――どっちにしろおっぱいだけはそのまんまでいて欲しいです。おっぱいおっぱい。
 うぅ・・・・今回の赤マルは『武装錬金ファイナル』だけ立ち読みして済ませようと思っていたのですが、『いちご100%』の番外編と重大発表が気になるから買うかも・・・・・・でも、420円って高いよな・・・・・・・・



 でも、重大発表で『いちご100%』の続編とかは勘弁して欲しい。
 別にこの漫画がイヤなんではなく―――河下水希という漫画家が「漫画家生命を賭けて」、物語の整合性を無視してパンツ描いたり、むやみに新キャラ出したり、ウダウダと同じことを繰り返したり、ムチャクチャなシチュエーション作りで度肝抜いたり。この3年半に積み上げてきた演出力や構成力など・・・・漫画家としてのスキルを大切にして、今度は完全新作で『いちご100%』を舐めていた読者を圧倒してもらいたいのです。


 ただ・・・・・セオリーで言えば、『いちご100%』は商業的にジャンプに貢献した作品なので、次の作品もジャンプになりそうで。ジャンプで連載を続ける以上、“読者に媚びた漫画”を作らないといけない現実があるので―――彼女が完全に“読者に媚びない漫画”を描くには、もうちょっと時間が必要なのかも知れませんけどね。






05年8月5日 〜『舞乙HiME』初回感想

 
■ 『舞乙HiME』スタート!
 今週のチャンピオンにて、佐藤健悦氏の新作が開始です。シナリオ担当は替わっちゃったのですね。どこまで内容に関わっていたかは分からんのですが、『舞-HiME』終盤の収束力に感動した身としては残念。同じようなクオリティを今作でも出せるか―――

 『乙HiME』と書いて、「おとめ」と読むんですね・・・・凄ぇセンスです。
 メイン3人は新キャラだけど、それを取り巻くメンバーは『舞-HiME』のパラレルワールドみたいな感じ?『舞-HiME』メンバーは大人になって登場するのかな。でも、奈緒っぽい生徒もいたんだけど・・・・・
 とにかく、珠洲城遥に吹きました。静留やなつきが順当に偉くなって再登場してんのに、彼女だけなんでこんな扱い・・・・・ある意味で破格な待遇ではありますが。

 それにしても気になったのは、第1話からのキスシーン。
 男子校出身の主人公が、影武者として女のコに変装して学園に入る―――という、わりかしありがちなシチュエーションだと思うんですが。その“本当は男のコ”の女のコと、口to口でキスされたヒロインが
「でも、まぁ女の子だから良かったよー」と華麗にスルーしていたのにビックリしました。

 何?最近の女子中学生は、女のコ同士なら口to口のチューも日常茶飯事なんですか? 何ですかその乱れっぷりは!ちくしょー、女のコに生まれたかったぜ。あ・・・・でも、僕の体型なら女子校にでも全然潜入できそうだな。よし、何処かに僕そっくりのお姫様がいないか探すところからスタートだ!!(前向きなんだか後ろ向きなんだか)







05年8月8日 〜ジャンプ金未来杯の話+『夕凪の街 桜の国』

 
■ ちょっとだけジャンプの話
 『デスノート』は・・・・あれ?デスノートによる殺害以外は全て“寿命”扱いになるはずだから、死神の目によってある程度の死期は分かっているはずだと思うんですけど。それとも、寿命は見えるけどアレは死神語の○進法で書かれていて人間には解読できないとか? うーむ。


 第2回金未来杯1発目は天野洋一『ウサギとカメとストライク』。ページ数制限があるのでテンプレ通りの悪役・主人公・ヒロインは仕方なしとして、絵がキレイでとっても読みやすかったです。ただ、この理論系野球漫画という分野は既にブームになっているジャンルですし、ジャンプが他誌で売れてるジャンルを後発で出しても・・・・・成功した例ってほとんどないんじゃないですかね。むしろジャンプの強みは新ジャンル開拓にこそあるワケで。その意味で、金未来杯を勝ち抜いて連載獲ったとしても苦労しそうな予感がします。

 そもそも、金未来杯って「作者の能力を計る」のではなく「即連載化できそうな題材を読者に判断させる」ものなんですよね。他の読みきり作品よりも、ダイレクトに“連載で読みたいか”を問われているという。だから、読みきりの読後感とか完成度はあんまし関係なくて、魅力的なキャラとかカッチョいい見開き演出とかがある作品の方が後々に有利な気がします。




 
■ 漫画紹介
 こうの史代『夕凪の街 桜の国』
  <Amazonの紹介ページ

 
「わかっているのは「死ねばいい」と誰かに思われたということ
 思われたのに生き延びているということ」


 懇意にしているいろんなサイトさんで絶賛されているのを見て、「コレは読んでおかないとマズいなぁ」としばらく前に購入していたんですが・・・・読んで感想を書くのならこのタイミングしかないだろうなと、本棚の奥に封印しておきました。何だかんだ忙しくて2日ほど遅れてしまいましたけど、この暑い時期だからこそ、言葉に出来ない様々な感情を締め付けられたのだと思います。この文を読んでいる皆さんも、まだ手にとっていないのならこの夏に読んでおくことをオススメします。


 60年前―――確かに“人の手で”落された原爆。
 そして、この漫画はそんな原爆によって全てを失った一つの家族の物語です。

 人が持つ哀しさ、必死さ、汚さ、純粋さ・・・・・・そして何よりも、「希望」。
 この漫画の登場人物は被爆者であり、そしてそれを受け継ぐ被爆二世であり、それは―――本当に痛ましく哀しいことなのだけれど、60年前にこの国と外国諸国が殺しあったがゆえの「負の遺伝」なのです。人間は殺しあってしまうし、幾つもの「負の遺伝」を持っている。それは紛れもない現実です。
 ですが、この漫画の最終章となる「桜の国 II」において、作者は語り継がれる人の記憶について描いています。「負の遺伝」もあるけれど、もっと人々が根源的に大切にしているものがあって、それは決して“人間のイヤな部分”には負けないんだ―――と言っているのでしょう。


 この作者は戦後生まれで、いわゆる“戦争の原体験”を知らない世代です。
 だからこそ、多くの声や本や資料によって知った当時の状況を、「語り継がれる記憶」として描いたんだと思います。分類すれば、この漫画は“戦争の哀しさ”を描く「戦争モノ」や「ヒロシマもの」という分野に入るのでしょう。ですが、恐らくこの漫画は人と人の記憶について語っているものなんだと思います。
 “戦争を知らない作者”と“戦争を知らない読者”にしか共有できない―――逆説的ではありますが、平和ボケしている現代の日本人にしか描けない「平和の尊さ」なのだと思うのです。


 たった100ページの物語ですが、人として生まれたきた以上―――人が人を殺す世の中が変わらない以上、是非手にとって、それぞれがそれぞれの思うことを考えてみてもらいたい1冊です。











05年8月13日 〜ちょっとサンデーの話

 
■ ちょっとサンデーの話
 今週のサンデーはやたら熱かった!
 今、僕が四大少年誌でどのコミックスも買っていないのはサンデーだけで、それくらい熱烈に好きな作品はないのだけれど。地味ぃに楽しみな漫画は、ジャンプ・スピリッツなんかよりもよっぽど多いんじゃないかって思います。『見上げてごらん』も『我聞』も『道士郎』も『からくり』も全部熱かった!

 『見上げてごらん』は、ようやく草葉道輝の本領発揮ですなー。
 スタートダッシュの弱さこそあれど、やはり漫画家としての潜在能力は飛びぬけています。後は・・・・『ファンタジスタ』イタリア編の二の舞にはならぬよう・・・・・・

 『ハヤテ』、流石に『龍虎の拳』の声優ネタは知らんかった。『未成年』に出てたってのは知識として知ってるけど、あのドラマ自体どんな話だったか覚えてないもんなぁ。野島伸司のケチのつけ始め。いや、脱線しすぎました。
 何気に必殺技のシーンがどんどん迫力増してきてますよね。WEBサンデーのコーナー読んでも思うのだけれど、ホント真面目に漫画に対して取り組んでいるんだなー。イナズマキックって『トップ』? ワタルに借りたビデオが『トップ』なのかと読み直してみたけど、めっさ漢らしいパッケージだった(笑)







05年8月15日 〜弘兼憲史『加治隆介の議』

 
■ 漫画紹介
 弘兼憲史『加治隆介の議』
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  <是非読んでおきたいコラム“「加治隆介の議」に学ぶ” TOPはこちら


 ようやく読み終わりました。
 『島耕作』シリーズの弘兼憲史が描く政治漫画―――父を大物政治家に持つ加治隆介は、次男坊ゆえに政界への興味を持つワケでもなく商社で働いていました。だが、父と後継者たる兄が事故によって急死したため、父の基盤を受け継ぐべく地元で立候補。激動する政党政治の中で、脱派閥、卑怯な手は一切使わず(不倫はしてるけど)、常に本音で政界を立ち回る男を描いた漫画です。

 政治漫画ということで、このサイトを読んでいる世代には相当ハードル高いジャンルだと思います。
 序盤は本筋の「加治隆介が政治家として成し上がる話」と並行するように・・・・離れ離れになってしまった愛人との想いや、父と兄の事故がとある大物政治家による暗殺だと知った友人達が犯人を追い詰めていく過程なんかを描いたりして。「政治なんか分からねえよームキャー!」って人にも読みやすい気分転換が入っているのですが。
 PKOの辺りから、そういう横道には逸れず。政界の流れと、日本のために動き回る加治隆介の話に絞られてきて。こりゃ確かに、政治に全く興味がない人には厳しい漫画になっちゃったなーとは思いました。描かれたのが91年〜98年ということで、細川政権とか自社連合とか、今では想像もつかないような激動な時代だったのも若年読者にはキツい理由になるかも知れんですね。


 でも、10年前とは言っても・・・・・争点となって描かれるのは「自衛隊のPKO派遣」「北朝鮮問題」「日本の国連安保理常任理事国入り」「対米外交」「集団的自衛権」―――そして、今度の選挙でも間違いなく考えなければならない「国会議員に求めるのは国益か地元の利益なのか」という問題 などなど。
 どれも今、この時代に繋がっている問題であって。むしろ10年前からこんなに大騒ぎしてきたのに未だに解決されていないことが多いのかと愕然としてしまいます。それらの思想は作者の私見が入っているので全部が全部正しいというワケではないですし、この漫画を読んで「ヨッシャー!俺、政治カンペキ!!」と思い込んでしまうのは早計ではあるのですが。『ヒカ碁』を読んでプロの碁の世界を知ったり、『モンキーターン』を読んで競艇の世界を知ったり・・・というレベルでは、十分に勉強になります。


 特に圧巻だったのは、加治隆介が防衛庁長官時代の話。
 「日本には軍隊はない。あるのは名前が違う自衛隊だ」という誰もが知っている詭弁と、「日本の自衛隊は世界でも有数の戦力を誇る」という事実。ここまでを描いた話は幾らでもあるような気がしますし、もはやほとんどの国民が知識としてしっている情報だと思います。

 ただ、この漫画はそこから更にもう一歩進み―――実際に某国にシージャックされた船を救出するために自衛隊が出動するのだが、後手後手に回る安全保障会議を他所に、完璧なマニュアルを持ってるアメリカ軍隊に日本の閣僚は圧倒されるというシーンがあるのです。

 
「これが現実だ。自衛隊は基本行動の訓練しかしていない・・・・
 はっきり言って、装備を持っているだけでこまかい対応の訓練が出来ていない・・・・
 有事の際のシミュレーションを考えることですら憲法違反だと騒ぐ国では、本当の防衛力など身につくはずがない・・・アメリカがいなかったら何も出来ないではないか」

 このシージャック編はアクション映画みたいで『加治隆介』の中でも異質な展開ではあるんですが、政治家一人一人のスタンス・日米関係・自衛隊と軍隊の違い・某国兵士の生き様などなど・・・・とにかく熱く、様々なものが描かれた名エピソードだと思います。特に、加治の支持で急遽“ひので丸”を護衛していた射撃のスペシャリスト:三樹佑二郎を始め、現場の人々があっついのです。

 
「私は祖国を恨まない。同時にあなた個人に対しても恨む気持ちはない。
 恨むのはこういう行動をおこせと、あなたに命令した人間だ」




 この『加治隆介の議』は紛れもなく政治漫画ではありますが、それ以前に「人間のドラマを描いた漫画」なのです。これは僕の持論なんですが、全てのフィクションは人間が行っているから面白いんだと思うのです。政治漫画も、スポーツ漫画も、ロボットアニメも、それは変わりないと思うのです。
 こんなことを書いて顰蹙を買われるかも知れませんが。フィクションである『加治隆介』と同様に、現実の政治だって人間ドラマです―――様々な勢力にいる色んな人間の思惑がうずまいているんです。その登場人物が日本国民と、世界中全ての人を巻き込んだ壮大なドラマなのです。かつての歴史上の人物に壮大なドラマがあるように、現実の僕らも歴史の一過点としてのドラマの一要員なのです。『ガンダム』で最後にはMSに乗って派手に戦うって替わりに、政治では国会で原稿読んだり、次官レベルで合意に達していた外交会議で笑顔で握手したりするってだけです。

 政治は壮大な人間ドラマ。それでも、日本の国民の大半が「政治なんて知らんぷー」とサジを投げて、思考停止をしてしまうのは何故なのか。その理由と要因は無数にあると思いますが、僕なりに言えるのは―――

 一つは、「人間ドラマ」そのものに興味がない人。
 もう一つは、「人間ドラマ」は好きだけど予備知識がなくて楽しめない人。

 この二つが多いんではないかと思います。前者はどうしようもないですが、後者は情報が入ればどうにかなることです。「楽しめない」ってのはいささか語弊がありますが・・・・・・「さぁ、今日から政治について考えよう!」とニュースを見るようにしても、100巻も続いている長期連載の漫画を70巻くらいからいきなり読み始めるようなもので。若い人は敬遠してしまいますよね。
 だから、マスコミはもっと(公平な政治スタンスで)若い人が入ってきやすいような環境を作るべきなんじゃないかなーと思うのです。70巻から読み始めた漫画も、「前回までのあらすじ」と「登場人物紹介」があればそこそこ読めるものです。そういう気遣いを怠っているから、若い人がどんどん政治離れを起こして、投票率が下がるんだと思いますよ(もち、投票率が低い方が得する人がいるからそうなってるんでしょうけど)



 こんな文を書いても、『加治隆介の議』という漫画に興味を持ってくれる人は数人もいないと思いながら書いています。それは別に良いです。僕が読んだ漫画を全部読んでも別に得はしませんし、各人が情報を取捨選択することの方が重要だと思います。
 でも、どうか「政治なんて知らんぷー」とサジを投げないで欲しいです。この国を動かしているのは政治家でも官僚でもなく、国民でなければならないのですから。「政治について詳しい」も「漫画について詳しい」も、使っている脳に大差はないはずです。少しでもこの国の行方に興味を持ってもらえるよう、それだけを願ってこの文を書きました。是非、是非。







05年8月16日 〜失楽天の話題+『武装錬金ファイナル』

 
■ 失楽天の話
 『武装錬金』の話の前にエロ本の話題を入れてくる辺りが、さすが僕です。
 鳴子ハナハル氏の公式サイトに「再録とか初期の未掲載作品が載る予定」と書かれていたので、表紙と2〜3作品載っていれば良いかなぁと思いつつ購入したのですが。表紙+ポストカード2枚+カバーイラストギャラリー+再録作品7作品+未発表作品1作品―――と、実に140ページ以上が鳴子ハナハル氏のページでした。凄ぇ。これだけストックあるのなら単行本にも出来るんじゃないですかね。

 という訳で、『かみちゅ』から鳴子氏のファンになった方には是非オススメな1冊。後々にプレミア出るかも知れないし、もう1冊買っておけば良かったと思ったほどでした。エロとして実用性があるかは僕にゃよう分からんのですが、単に「ヤって終わり〜」という話ではなく、ちょいSF風味が入っていて設定を一捻りしている感じで面白かったです。地球が滅亡されて宇宙人に保護されるって話が(エロいかはともかく)好きかな。


 そういや、『かみちゅ』の感想で「線の引き方が冬目景っぽい」と書いたんですが・・・・こちらは線はそんな感じではないのですが(もっとスッキリしている)、冬目作品っぽい描写が一つ二つ。うーん、偶然なのかなぁ。氏の二次創作の趣味趣向と冬目作品って随分とズレてるっぽいから、影響受けたってワケじゃないのかも知れませんが。




 
■ 『武装錬金』ファイナルについての感想
 赤マルのネタバレを含むので、未読の方はどうにかして読まないように頑張ってください。
 あと―――立ち読みゆえにうろ覚えな情報が混じっているので、情報が間違っていたとしても優しく見守って頂ければ幸いです。


 <ネタバレ>
 そうきたか!!
 このページ数にどれだけ詰め込むんだろうと不安だったのだけれど、まさかまさかの「今冬の武装錬金ピリオドに続く」という大逆転劇。これは、まさしく多くのファンが集英社に嘆願したがゆえの成果ですよね。こんなに嬉しいことはない。この密度なら「○○はどうなった!?」と読者の疑問が残ることもなさそう・・・・・・西山君以外は。

 ページ数どれだけ確保できるんだろう?とか、コミックス最終巻に入りきるの?とか、今回ほとんど伏線使っちゃったよね?とか、いっそのこと漫革の『おっとり捜査』みたいに増刊限定で連載すれば?とか、色々と疑問は残りますが―――今はただ素直に、この作品があるべき姿で完結できそうなことを喜ぼうと思います。

 以下、気になったポイント。

○ 斗貴子さん→まっぴーの呼び名が「まひろちゃん」
 何だか斗貴子さんは「○○ちゃん」と呼ぶのが向いていない気が・・・・・さーちゃんはともかく、他の人は全員呼び捨てか階級(?)で呼んでいたのでねぇ。岡倉とか六舛も、「岡倉くん」とか「六舛くん」とかと呼ぶのでしょうか。どんどんイメージから遠ざかります。

○ 剛太、何しに来たの?
 電話番でした。
 いやいや、カズキとの最後の会話とか、モーターギアとか、多分活躍してたよ!きっと・・・・うん、↓の人よりは。

○ 秋水、何しに来たの?
 まぁ、アレは秋水というよりも照星さんが悪いような気もしますが。
 もういっそこのこと再登場せずに「あぁ、そんな人もいたねぇ」と言われた方がマシだったのでは・・・・・・・・

○ ヴィクトリア可愛いよ、ヴィクトリア
 ホムンクルスになってしまった過程と、その後―――
 あぁ、何てかわいそうなコなんでしょう。このまま「孤独」に終わるエンドもアレなんで、ホムンクルス同士でパピヨンとくっ付くとか・・・・・・は、何だか両方のファンが全く望んでいなさそうなんで辞めてください(笑) でも、パピヨンは“ホムンクルス以外の者”になりそうなんで、それによって救われるとか・・・・・・・・?

○ 合体攻撃、燃え萌え
 非常にスパロボチックで熱かったです。
 カズキが斗貴子さんを救った第2話での「突き破れ!オレの武装錬金!!」の合体版ですね。ラブラブ天驚拳です。最近どっかで見たと思ったら、あの漫画かぁ・・・・・でも、過程を描いている分『武装錬金』の方が数段上な構成だったと思われ。

○ 月へ
 呼吸とか重力とか、そういうものにつっこんだら負けです。
 マジメな話、もうバルスカとかモーターギアとかで何とかなる世界じゃないですよね。最終決戦らしい究極のインフレで、これに熱くなれない人っては最初から『武装錬金』を好きになってないんだろうなーとか思ったり。


○ で、まだ残っている伏線は?
 ・ヴィクターの武装錬金の特性→ ブラックホールみたいなもの?
 ・パピヨンの人食い衝動がおさまっていた話
 ・ヴィクトリアのその後
 ・カズキは地球に戻ってこれるのか?
 ・西山君は?
 ・毒島の素顔は?

 これらの伏線を全て消化していくと―――ホムンクルスを越えたパピヨンとヴィクトリアが、新しい武装錬金「スペースシャトルの武装錬金」で月までカズキを迎えに行き、実は一連の事件の黒幕が毒島(中身は西山君)だったことを知り、ヴィクターは西山君に敗れるも、パピヨンが西山君とともに自爆―――とか? いや、全然面白くなさそうだ(笑)
 とりあえず、消化するのは上の4つくらいに絞って、下2つは忘れていた方が良いかも・・・・・・・毒島は中が美少女でもブサイクでも万人を納得できないだろうしねぇ。




 とまぁ、『武装錬金』感想はこの辺で良いとして。
 重大発表がとうとう明らかに―――和月伸宏、藤崎竜、河下水希、かずはじめが読みきりを描くジャンプ増刊「ジャンプrevolution」が9月30日発売!!マジか―――!!かずはじめはともかく(ファンの方はすいません)、和月伸宏・藤崎竜・河下水希は僕がジャンプを読む原動力となっていた3人。これは楽しみ。絶対買います。
 読みきりだし、1回限りの増刊かも知れないし、定期的に出るにしてもVジャンプみたいにベツモノになってるかも知れないけど―――とうとう集英社に「ジャンプを卒業した人のための雑誌」が出来ることになったのは、物凄く嬉しいです。集英社には20代前半のヲタ向け雑誌が存在せず(ヤンジャンはもっと一般寄り、ウルジャンはもうちょっと年齢上かな)、ジャンプ作家が打ち切りを喰らった場合はバラバラに散っていくしかなかったのが現状。雑誌業界自体は売上げ低迷しているんでしょうが、講談社にはアフタがあってシリウスが創刊されて、小学館にはサンデーGXがあります。三大出版社以外の会社もここのターゲット層を狙った雑誌作りをして、話題作を次々と生んでいるのですから―――ようやく集英社も思い腰を上げるのか、と期待しております。

 漫画業界に一大革命が起きるのか―――全ては9月30日を待とうと思います。
 </ネタバレ>






05年8月19日 〜モーニングとか『舞乙HiME』とか

 
■ 最近読んだ漫画雑誌の話とか
 モーニングの新連載にて山田芳裕が復帰。この作者、僕の中では未だに『デカスロン』の記憶が強いです。陸上部だった兄貴がこの漫画にハマり、ゲーセンの『デカスリート』というゲームにハマリ、セガサターン版が出たので自宅でもやりたいからという理由でセガサターンを弟の貯金を使って買っていたのを未だに覚えてます。
 僕は日本史はホント疎いので微妙に分からんのですが、時代的にはヤンマガの『センゴク』と同時期なのかな? ひょっとして数年前の新撰組漫画みたいに、戦国モノがブームとか? 来年の大河は戦国時代を舞台にした山内一豊らしいし。


 『舞乙HiME』は詩帆が脱ロリ・脱貧乳化していてビックリ。
 まぁ・・・・こないだも言った通り、コレはコレでアリなのだと思います。その他にも、ポジションは変わっても同じような関係のなつき&静留だったり、二三のオイシイんだかよく分からないポジションだったり(第1話冒頭のメイドさんが二三さんなのかと思っていたんですが違っていたみたい)・・・・・・前作ファンを戸惑わせつつ、楽しませる仕掛けがそここに。
 僕個人としては“続編もの”とか“パラレルもの”はこれまで好きになれたことがなかったので、『舞乙HiME』が新境地として開拓してくれることを期待しております。今のところ“続編”としては申し分ない見せ方だと思います。一応、今の時点では「前作の数年後の世界」と見ることも出来そうではあるのだけれど・・・・・・果たして。






05年8月22日 〜軽くジャンプの話+電撃大王10月号

 
■ 軽くジャンプの話
 ネタバレあり。

 『BLEACH』は―――ベジータ&ナッパはもちろん、飛影&剛鬼も思い出さざるを得なかったです。まぁそれもジャンプ王道バトル漫画テンプレに乗った熱い展開と好意的に解釈しましょう。尸魂界編の前例があるので、チャドも織姫もたつきも全く死臭がせず、むしろ登場したてのナッパがどれだけ粘れるかに哀愁感じてしまいます。「何分以内に倒せば魂が戻る」って条件が出てきたらどうしよう(色んな意味で)

 『HUNTER×HUNTER』が相変わらず熱い。この漫画、どのシリーズの時も「○○の頃は面白かったのになー」と言われてしまう漫画であって―――今回の東ゴルトー編もそう言われることが多いのですが。敵味方の“駒”がハッキリした状態で、捨て身で王を獲りにいく“正に軍儀”状態。ひょっとしたらこの緊張感、長い『H×H』の歴史の中でも今が一番面白いんじゃないかって思い始めています。
 しかしなぁ。困ったことに絵がコレだから・・・・・・内容がどんなに素晴らしくても、絶賛するのに躊躇してしまうという。


 金未来杯二番手は大竹利明。『デビルヴァイオリン』の人ですね。
 手塚賞で佳作獲ったのと同タイトルなので(未読です)、バドミントンへのこだわりはあるのかな。今回の作品は、主人公よりもライバルキャラの印象が強かったです。「絶対に私に話しかけないでね」はキツすぎるよね・・・・・・敗北後の彼とは一晩中呑み明かせそうです。ガンバレ少年、恋愛なんか諦めても健気に生きている男はいっぱいいるぞ!
 マジメな話・・・・ネットスポーツって漫画にするの非常に難しいんですよね。特に、「ヒット作」でなければ生き残れないジャンプにおいては。『テニプリ』みたいにプラスアルファ部分に特化していくしかないのか・・・・・・。サンデー『見上げてごらん』だって、ジャンプだったら生き延びれなかったろうしなぁ。

 そういう意味で、「連載化」ということを考えると・・・・・・・バドミントンでなければならない理由を描けなかった分、キッツイかなぁと。




 
■ 電撃大王の話
 10月号、大まかにだけど読みました。
 『苺ましまろ』が予定外の休載でしたけど、『よつばと』『ガンスリ』があったので先月号よりも読み応えありました。やっぱりこの2つがあるかないかは、ジャンプに『H×H』『ジャガー』があるかないかってのと同じくらいの重要度なんじゃないでしょうか。

 だから・・・・「知らない雑誌を読んでみよう」の理念としては、1冊だけ読んで挫折するんじゃなくて、2〜3号読んでから判断した方が良いんじゃないかと思われ。何話か読まないと設定その他が分からない漫画も多いですし。



 以下、ネタバレにならない程度の簡易感想〜。感想なのにネタバレしないって何?

 『よつばと!』>正真正銘、この雑誌のエースですね。ムチャクチャ面白かった。実はトビラ絵がミスリードになっていたり、読めば読むほど隅々まで面白さが詰まっている1話でした。2日間で4〜5回は読み返しましたもの(笑)
 恵那可愛いよ、恵那。三姉妹の末っ子なのに、むしろお姉さんキャラなのが萌えです。「冷房ガンガンにするから」に爆笑した。

 『かみちゅ!』>こないだ失楽天で過去の作品を読んだ身としては、この絵にトーンは違和感覚えたり。
 30分のアニメを漫画2話にするってことがムチャなので、脚本的に詰め込みすぎなのはアレなんですが・・・・アクションシーンが何気に迫力ありました。流石、エロ雑誌に持ち込みした作品が“高速道路で車炎上”というエロ完全無視で迫力重視な漫画だった鳴子先生なだけあります。
 あんまし記憶が残っていないんですが、ラストの「ゆりえが貧乏神を受け入れるくだり」はアニメ版とちょっと違っていたような。こっちの方が完成度高めな構成かなーと思います。アニメと全く同じ内容にする必要はないので、漫画は漫画なりの独自色を出していって欲しいです。

 そういや、舛成監督のインタビューが載っていたんですが。WEBアニメスタイルの対談以上の情報はなかったですね。祀が「致命的にファッションセンスがない」とか、それくらい。てゆうか、まだ私服シーンって1・2度しか出てないような。

 『はやて×ブレード』>前回が神がかっていた分、今回は“つなぎ”の匂いがプンプンしてイマイチかも。
 てゆうか、前回出てたキャラがほとんど出ていないから誰が誰だか・・・・・じゅんじゅんを出してー!

 『かしまし』>何か・・・・この描き方だと、最終的には男に戻るエンディングしかありえないような。

 『サイレーン』>うぉっ、地味に順位が上がっとる。
 絵はアレですが、話はもう抜群に面白いですねー。雑誌内で2〜3番目に入るくらい。今月は変身ヒーローもの定番の悩みとか、イベントとかをこなしつつ、互いの距離がちょっとずつ近づく絶妙な話でした。ヒロインよりもドクターが可愛くて仕方ありません。やってることだけ見れば純情中学生の初デートなのに、互いに秘密を持っていることで緊張感が常備されているという。






 

 恒例のフィギュアチェック〜
 TOPページの日記でやって大丈夫なんだろうか(笑)



 

 今月は千佳ちゃんです。
 何度も書いてますが、僕は5人の中でこのコが一番好きです。ツッコミ小学生萌え。



 

 脚なんて飾りです!!



 

 ギャァアアアア!ミート君!!!
 しかし、組み立てる前からパンツ全開というのは流石にキツイ。僕が組み立てているのは千佳なのか、それともパンツなのか、分からなくなってしまいます。


 

 というワケで並べてみました。
 『苺ましまろ』アニメの絵はそれほど好きじゃないんですが、フィギュアは漫画版の雰囲気に近くてかなり満足です。猫耳とかゴミ箱とか、小物のオプションが楽しいですし。と思ったら、来月のアナは工夫のないフィギュアっぽい・・・・・・多分アナと美羽が人気のツートップだろうから温存していたんでしょうけど、来月のはあんまり興味湧かないかもなぁ。


 とは言え、徐々に色んな漫画の続きが気になり始めているのでどうするのか悩み中です。『よつばと』あるなら、お金出して読みたい気はするけど・・・・・・・・・・何だかコミックス派に乗り換えようと画策してる漫画が結構あるので。『かしまし』はアニメチェックでも良いのだけれど、アニメの設定絵を見ると微妙だ。ただでさえ、秋からのクールは激戦区になりそうなのに。






05年8月24日 〜スピリッツについて少々

 
■ スピリッツについて少々
 花沢健吾の復帰で、徐々にテンション戻りつつあります。あとは村上かつらさえ戻れば・・・・・

 『ボーイズ・オン・ザ・ラン』、個人的には先週よりも今週の電車のシーンがグッときました。「こういうヤツの方が人生楽しいんだろうな」なんて毎日思いますよ、かといってフマジメにもなれない。結局のところ、何にもなれない自分に絶望しつつ生きていくしかない・・・・・って感じなので、多分この新キャラの女のコとも上手くはいかないんだろうなぁ。「人を真に絶望に追い込むのは一筋の希望である」 今僕が作った格言です。でも、そういうことだと思います。
 それはそうと。内情を描きつつ、会話を応酬させる様が「村上かつらっぽいなぁ」と思いました。最近のスピリッツに足りなかったのはこういう要素だと思っていたので、ようやく1ピースが戻ってきました。


 『ハクバノ王子サマ』は掲載順位が酷いことに。『CUE』の悪夢が再び。
 タカコサマが小津に電話をするかしまいか延々と悩むだけの回。なのに、ここまで読ませるのは凄い。これ、設定が中学生男女とかだったらホントどうもいいカス漫画になっていたろうに、30代の“負け犬”女性を主役にしただけでここまでいじらしくなるかー。ラスト3ページなんか圧巻。この漫画の持つ意味が分かる人は確実に「幸せでない人」だろうし、現に大多数には理解されないだろうから掲載順位も悪いのだけど・・・・・・・僕のような読者のためにも、是非頑張って踏みとどまってもらいたい。あー、援護射撃にコミックス買うかなぁ。


 『テレキネシス』は崋山の過去物語。いっぱい映画の名前が出てきました。
 長崎尚志が関わっているもの同士なので当然ですが、浦沢直樹の『MASTERキートン』とか1話完結時の『MONSTER』っぽかったです。今の浦沢漫画2つがどちらも長期連載の大作になっちゃったので、1話完結話のはけ口がここに来てるのかとか思ったり。
 “映画作りを目指しているなら、映画の真ん中で休憩して、後半部分を想像してみる。後半が自分の想像通りならまずまず、自分の想像の方が面白かったら最高。でも、大抵の場合、自分の想像は完敗する”って話は興味深かったです。週刊漫画なんかの場合はこうやって読むこと多いのだけれど、「自分史に残る名作」は大抵自分の想像を遥かに上回る展開を見せたものです。






05年9月2日 〜スピリッツと『WORKING』と『ライン』全1巻

 
■ チラホラと雑誌の話題というか姉妹漫画の話
 スピリッツ、花沢健吾と朔ユキ蔵のおかげでかなり持ち直してきました。どちらも似たようなテーマで主人公の性別が違うだけなんだけど、作者それぞれの切り口が見えて面白いです。花沢健吾は前作に比べて地味な設定な分、痛いほど気持ちが分かる描写ばっか・・・・・メールを急いで返信できない小心具合が堪りません。

 それと、柏木ハルコが三姉妹モノを携えて帰還。
 「男なんて!」とそれぞれが愚痴る姿が何かデジャブってると思ったら、モーニングで柴門ふみが描いた四姉妹モノとほとんど一緒じゃないか。まぁスピリッツらしさ、柏木ハルコらしさが出てるコチラの方が楽しみですけど。「柏木ハルコの描く姉妹なんて萌えねーだろ」と油断してたら、やっぱりエロイシーンではグッと来たわけです(笑)


 ヤングガンガン『WORKING』はとうとう小鳥遊家の四姉妹が登場。
 まだ姉妹同士の絡みは少ないけど、四女の顔が結構好みだとか考えていたら12歳でした。『プラネテス』ノノ並のショッキングですよ。小鳥遊家は重力が6分の1ではないかと投げやりに予想しておきます。伊波さんがフツーに小鳥遊の理解者になっているのが不安です。ちくしょー!伊波さん(の貧乳)が小鳥遊に奪われるのは許せん!!




 
■ 漫画紹介
 小手川ゆあ『ライン』全1巻
  <作者さまの公式サイト
  <Amazonの紹介ページ

 小手川先生の角川書店での作品:第2弾。
 当初から全4話、全1巻という構想で作られたらしく、最初から最後まで一貫した話として描かれています。全1巻の漫画というよりも、読みきり漫画とか短編小説とか短編映画とか、そんな雰囲気の作品です。キレイにまとまっているのは構成フェチの僕としては生唾ものなんですが、長期連載作品が時に生み出す大爆発とか覚醒とかはないまま終わってしまうのは仕方なく、物足りなさも否めなかったです。

 簡単にあらすじを紹介すると・・・・・
 
かわいくて巨乳だけどそれ以外に取り得のない女子高生:チーコが、それまで禄に話したこともなかったクラスメイト:バンドー(顔はキレイで勉強もスポーツも万能だけど無口で暗い)とともに一つの携帯電話を拾う。その携帯には「○○時、××にて人が死ぬ。それを止められるのはアナタだけ」というメッセージが次々と届けられる。言われるがままに二人は、人が死ぬのを止めようと東京の街を走り続けるのだが―――

 と、ここまで書いただけで分かってもらえると思うのだけれど。
 非常に実験的(挑戦的?)な設定の漫画だということが分かります。こういう小説ならばバンバン存在しているような気がしますし、若くて名の通っていない映画監督や漫画家が短編として切り込みそうな題材だと思います。少なくとも、既に人気も実績も得ていた旬の売れっ子漫画家が描くような話ではないと思いました。


 でも、それは『Anne Freaks』もそうなんですよね。角川書店の小手川先生は、集英社での実績とか完全に忘れて、危険なチャレンジを積極的に行っているんでしょう。『Anne Freaks』も『ライン』も、そういう意味で「こういう漫画を小手川先生みたいな売れっ子漫画家が描いたらどうなるんだろう?」とグイグイと引きこまれます。導入部はどちらも凄まじいものがあります。
 ですが―――やっぱり題材が題材なだけに、“万人が納得するような結末”を迎えることが出来ず、ほとんどの人が「え?これで終わり?最初は凄かったのになー」という感想に辿り着いてしまうんでしょう。この『ライン』も“ラインの向こう側の人間”を見事に描いて、それなりの結末へと導いているはずなのに、何故だか消化不良感を拭えないまま終わってしまうという・・・・・・・


 それでも、僕は。今まで色んなメディアで描かれてきた“ラインの向こう側の人間”についての作品の中では、最もコレが共感できたし、救える方法も(現在のところ)コレしかないんだろうなーとは思います。



 印象的だったのは、チーコがクラスメイトに「お前らがイジメていたヤツが自殺したよ」と嘘をつくシーン。ストーリー的にはほとんど意味を成していないし、テーマ的には妙な違和感あるし、このシーンはあってもなくても変わらないんですが。きっとコレが小手川先生が最も言いたいメッセージだったんじゃないかなぁと、ファンなりに解釈しました。
 『死刑囚042』の椎名の演説が象徴するように、小手川先生は重ねて「今隣にいる人を大切にして下さい」と言い続けています。そうして「救えなかった」のが『おっとり捜査』に出てくる凶悪犯罪者達ですし、「救えた」のが『ARCANA』や『死刑囚042』の登場人物達でした。

 そうしたメッセージをファンタジーな世界で具現化したのが『死刑囚042』であって、読者の身の丈にあった現実世界に投影させようとしたのが『ライン』なんじゃないかと思います。この2作品、結局のところ言っているテーマ自体は一緒なんではないかと。

 絵も上手い。女のコは可愛い。話作りも上手いし、「おぉっ!」と圧倒させる構成ができる。
 でも、小手川ゆあという漫画家はそれだけじゃなくて。根底にある哲学がとても深く僕の胸に突き刺さるから、僕はこの人の漫画が好きなんだと思います。公式サイトによると現在は新作のネーム中だとか。期待して新作を待っております!



<それでも全作品読んだからには・・・・小手川作品好き度ランク>
 『死刑囚042』>>『ARCANA』>>『おっとり捜査』>『ライン』>『Anne Freaks』

 うーん、でも他作品と比べるとこんなものか(汗)
 上位2つは結局のところ不動。『042』はもちろん『ARCANA』も自分史に残る名作です。



 それはそうと、『ライン』のW主人公の片翼バンドーのスペックが凄すぎです。
 黒髪ショートヘア、メガネ、読書好き、貧乳、レズ疑惑あり。
 これまでの小手川漫画にはいないタイプですね。コンタクトのCMやってた頃の相武紗季みたいでかあいいです(いや、別に相武紗季にはレズ疑惑はないけど)。メガネっ子好きのツボを押さえるように、メガネバージョンとメガネなしバージョンをどちらも用意してるのが凄いです。

 そう言えば・・・・小手川漫画のヒロインで「ひらがなの名前」じゃないってのはコレが初めて?
 二番手ヒロインなら『ARCANA』の美夜もそうだったけど、W主人公の両方がカタカナってのはどういう心境の変化なんでしょう。確かにチーコじゃなくてちぃこだったら全然ギャルっぽくないけどさ(笑)






05年9月3日 〜『デスノ』最新刊についての疑問

 僕は買っていないんですが、『デスノ』の最新刊のHow to useによって

 
あれ?デスノートによる殺害以外は全て“寿命”扱いになるはずだから、死神の目によってある程度の死期は分かっているはずだと思うんですけど。(8月8日の日記より)

という部分の説明がついたみたいです。うーん? コミックス買っている人にだけそういうルールを(後付で)提示していくのはどうなんでしょう? 何度も言い続けてきたことですが、雑誌を毎週読みながらあーでもないこーでもないと考察して読むというスタイルは、この漫画には相応しくないんでしょうなぁ・・・・・・・少なくとも雑誌派の人は今回で相当幻滅しても仕方ないですよ。


 実は、ここ数週の展開はかなり面白くなってきたなとテンション復活してきただけに・・・・・・・こういう“必死に読んでいるファンを小馬鹿にしたような”行為は至極残念です。やっぱなー。ジャンプはあくまで大衆向け少年誌であって、ヲタク雑誌ではないんだなぁと再確認しました。







05年9月5日 〜『ドカベン』vs『野球狂の詩』とジャンプの話

 ■ 正気か、このオッサン!!
 今、日曜に録音していた伊集院のラジオを聴きながら絵描いてたんですが・・・・途中で切り上げて、日記に追記しなきゃならんような衝撃な事実が。ゲストが水島新司だったんですけど、このオッサン・・・・・今チャンピオンで『ドカベン スーパースターズ編』でパ・リーグのプレーオフを描いてる最中なんですが・・・・

 10月からコレが日本シリーズに突入するらしいんですが・・・・この山田太郎率いるパ・リーグの覇者スーパースターズの対戦相手が、モーニングの作品のチームらしいんです(僕は『ドカベン』以外の水島漫画をよう知らんのですが、『野球狂の詩』なのかな?)

 つまり―――チャンピオンでは『ドカベン』としてパ・リーグ視点。
 モーニングでは、別の漫画でセ・リーグ視点。

 一つの試合を別の雑誌で同時に二つの視点で描くというトンでもないことをしでかすらしいです。
 いや、もちろんCLAMP作品みたいに同時連載をリンクさせることは今までもありましたが、既に存在していた別々の漫画を頂上決戦として戦わせ、しかもソレが木曜発売の週刊誌に(文字通り)同時連載というムチャクチャな話は今まで聞いたことがありません。あるワケねえ。だってね、チャンピオンとモーニングって別の出版社の看板雑誌ですよ? コレまでパイを奪い合っていたライバル雑誌ですよ?(まぁ、今のチャンピオンは萌え路線なので若干ズレてはいるけど)


 今年の『ドカベン』は面白くないなーと思っていたら、物凄い飛び道具を用意していたからなのか。
 これはもう水島新司一世一代とかそういう次元ですらなく、出版業界そのものを揺さぶる一大イベントですよ。




 
■ ジャンプの話(ネタバレあり)
 『アイシールド21』が・・・・・・何かもう、先週までの「あーぁ、やっちゃった」感を一瞬で吹っ飛ばすような衝撃でした。そういえば、アイシールドをつける理由って元々「コイツ眼精疲労だから(もちろん偽造)」だったんですよね。よく分からないけど、“赤い瞳・・・?”がアイシールドの理由なのかな。ここまで来て別人とか、「実はアイシールドの名を持つ者は全国に七人いる!」みたいなインフレ展開(もちろん最終決戦の相手はチーム全員アイシールド)じゃないですよね。

 しかし―――幾らなんでもコレは予想していなかった。盤戸スパイダーズが生き残っているかどうかを隠されていたことに違和感はあったのだけど、伏線だったとはなぁ。まさか―――まさかだけど、ここでホンモノアイシールドに王城が負けて、関東大会出場を賭けて進と戦うなんて展開じゃないだろうな。それは王城があんまりだ・・・・・・・でも、“関東大会出場”の段階でホンモノアイシールドを消化しちゃうのも勿体ない気がするし・・・・・


 ちなみに、現実の関東大会出場枠は―――東京3.5(4位は埼玉茨城千葉2位とプレーオフ)、神奈川1.5(2位は北海道1位とプレーオフ)、埼玉茨城千葉1.5、静岡1、北海道0.5―――
 『アイシ』世界では―――東京3、神奈川2、埼玉茨城千葉1、静岡1、北海道1に変更されてますが。神奈川の神龍寺ナーガが連覇中なのと、プレーオフは作品的に盛り上がりに欠けるってことで、納得の変更点です。その影響でトーナメントの組み合わせもグチャグチャにシャッフルされるでしょうから、昔やった考察は意味ないと考えた方がよさげですね。


 セオリーで言えば、関東大会出場の際に“王城”と“神龍寺”という2つの最強がいるのは焦点バラける可能性が高いので、この段階で王城と決着させておいた方が良いとは思うのだけど・・・・・・・あ、西部との再戦はもうないですよね。鉄馬は再戦を願っているので、西部がカマセ犬化して、鉄馬を瞬殺したチームと関東大会で戦うってことかな。関東大会で当たるのは3チームなので、神龍寺、王城(もしくは盤戸)、あと1チームはよその地域の新チームってトコか。

 これまでは良い意味・悪い意味両方で「予想しやすい」漫画だった『アイシ』ですが、もうこっから先の展開は想像がつかないです。「皆さんの予想通りにはなりません」という稲垣氏のコメントの時点で、「盤戸スパイダーズに隠し球」と「泥門の準決勝敗退」は決めていたんでしょうね・・・・・・恐るべし。



 『太臓もて王サーガ』は真白木サンよりも、大亜門先生の友人が漢だと思いました。
 でも、僕は「胸の小さいことを気にしている」かどうかよりも、「小さいからいい」派です。



 『Mr.FULLSWING』が、キング・クリムゾン発動でした。よりによって逆転されたシーンがカットされるという急展開。これはもう来週・再来週にでも打ち切られない限り納得できません。最後のアオリがジャンプ的で非常に「逆にイヤな予感」なんだけど・・・・どっちにしろもう次改編で終了決定なんだろうなぁ。
 だからなぁ。黒撰戦でキレイに終わっておけば良かったのに・・・・・・ジャンプの野球漫画っていつもそうだ。終わりどころを見誤って、最後の試合を一気に消化させて打ち切り。いや、まだ生き残る可能性は残っているけどさ・・・・・・



 『切法師』、森の中での1人vs複数という限定条件でのバトルが見事に描かれていてビビった。今のジャンプにこういう駆け引きバトルを描ける漫画は『H×H』くらいしかなくなっていたので。それでいて最後のページでぶち抜かれている長のデカさとか、どんどん堅実で熱くなっているドラマ部分といい、これはもはや“覚醒した”状態と言っても良いレベルにまで来たんじゃないでしょうか。
 問題はそうした成熟部分が全く評価されずに掲載順位ビリ前に低迷中だってことなんだけど・・・・・・改編が3IN3OUTの場合、終わるのは『カイン』『切法師』『ミスフル』なのは間違いないだろうし・・・・・・やっぱなぁ。「ジャンプ以外でのデビューだったら良かったのに」と、いつもの謳い文句に頼りたいのだけれど、今の少年誌はどれも萌え要素ないと生き残れない時代だしなぁ。



 『ジャンプ the Revolution』の予告により、ベテラン4人のページ数と新人のラインナップが判明しました。
 という訳で、新人作家さんのこれまでの作品と評判をググってきたワケです。

 ・暁月あきら・・・赤マル2003夏『Z-XL(ゼクセル)ダイ』―――「本当に新人?」という声が多かったです。とにかく画力が凄かったとか。期待大。
 ・江尻立真・・・これで3連続、同名タイトルのホラーですね。ジャンプ本誌ではホラーというか幽霊モノが乱立中なので完全に消えたと思っていましたが、まさかの『World 4u_』の復活。ネットではあんまし評判良くなかったような気がしますが、僕的には結構好きでした。姉妹でお風呂入ったりしてるトコが(ソコか)
 ・尾崎裕一・・・赤マル2000春に『PENALTY』を発表して以来、情報があんましなかったです。ちなみに同期に遠藤達哉、河野慶などが。
 ・後藤竜児・・・・本誌では04年13号に『ハッピー神社 コマ太』を発表。自分の感想を読み直そうとしたら華麗にスルーしてました。どうやら『テンテンくん』系のギャグ漫画だったらしいのだけど・・・全然記憶にない。
 ・小林ツトム・・・今年1月の十二傑賞作家。赤マル2005春にも掲載されたらしく、スピード出世ですね。十二傑賞によると画力・演出力に定評アリとか。審査員にもよると思うけど・・・・・
 ・仲野ケンシロウ・・・スピード出世ならばコチラも凄い。今年上半期の手塚賞準入選作家。タイトルから推測するに同じ主人公のマンガなのかな?
 ・西嶋賢一・・・調べてみたけど、2003年10月期の十二傑賞の最終候補までしか出なかった・・・・最も未知数な作家さんかな?


 次期エースクラスと期待の新人、本誌で伸び悩んでいた作家、未知数の作家―――と、新人作家さん達も上手く配分している模様。ラインナップを見る限りは、“ちょっと豪華な赤マルジャンプ”の域は越えていないみたいですが・・・・わざわざ赤マルと違う名で出すからには、それなりの独自性は出してもらいたいものです。






05年9月13日 〜『アイシ』と金未来杯5番手の話

 
■ すっごく簡単にネタバレなジャンプの話
 『アイシールド21』は、どうやって「赤羽の凄さを見せつけながら」「盤戸を負けさせる」のか―――注目していたら。あらまぁ、物凄い御都合主義でゴリ押ししてきました。泥門戦の頃にはちょうど出場停止期間が終わってるってのも凄い。3位決定戦の存在自体もそうなんですが、やっぱこの漫画の根本は“ジャンプ漫画”なんだなーと痛感させられたり。
 それにしても―――赤羽=アイシールドだったら。数ヶ月前までアメフトのルールすら知らなかったまもり姉ちゃんですら知っていた(調べられた?)盤戸スパイダーズの昨年のメンバーを、東京大会の観客もマスコミも知らなかったということにならないか? それとも、知りつつも新しいアイシールド=セナにああいうリアクションをするものなの??


 金未来杯5番手は村瀬克敏のムエタイもの。僕が唯一買ったことのある赤マル(『ごっちゃん』最終回のやつ)でボクシング漫画かなにかを描いていた人ですね。画力は素晴らしかったけど、題材が少年誌受けしなさそうな印象を受けていましたが・・・・・
 ふむ。自分の長所を残しつつ、上手くジャンプ向けに微調整してきたなーというのが今回の率直な感想でした。ジャンプスポーツ漫画テンプレ通りのストーリーに、銭目当ての主人公と、恐怖政治で学校を統制しようとした敵キャラというスパイスを加えて独自色を出してきたのが良かったです。欲を言えばキリがないんですが、敵キャラの教育論を最後は「ただのイジメっこだ」と裏っ返したのが心地よかったんで読後感が○
 今回の金未来杯はどれも不発だったんで、これまでの中ではコレが一番かなー。細かいことですが、ヒロインはもちろん、モブまで含めた女性キャラが全員貧乳だったのがポイント高いです(笑) まぁ、貧乳しか描けないってんだったら、今後漫画家としてはキッツイでしょうけど・・・・・・・

 しかし、ムエタイなんて題材、連載になっても広がらないんじゃないかと思ったんですが―――作中で出てくる「空前の格闘技ブームに便乗して」の通り、『真島クンすっとばす!!』みたいに異種格闘技ものにしていけば良いのか。今のジャンプには本格派格闘漫画はないのだし(『タカヤ』はもう読んでないから分からんのですが、本格派とは違いますよね?)、こういうマイナースポーツの掘り下げ方もありっちゃありだなあと思ったりしました。






05年9月20日 〜能田達規の話とかスピリッツとか金未来杯総括

 
■ 休んでいた間のざっくりとした漫画雑誌の感想
 どこから触れて良いのやら・・・・・とりあえず、ココ数週間の僕のサプライズニュースはコレでした。

 能田達規、チャンピオンに帰還!!

 サッカー漫画に革命を起こして、ある意味でサッカー漫画の金脈を掘り起こし尽くしてしまった『オレンジ』から・・・・・えっと1年半くらいですっけ? その後、他誌にチラホラ読みきりを載せていたのは読んでいたんで、次回作は『ピース!電器店』みたいなドタバタだろうなあと思っていたら

 サッカー漫画かよ!!!

 サッカー漫画を“行き着くところまで行かした”張本人が、サッカー漫画を引っさげてホームスタジアムに帰ってきた。これだけでもファンとして驚くべきことなんですが、実はコレが現在四大少年誌において唯一のサッカー漫画。野球漫画が(『おれはキャプテン』をマガスペ送りにしたマガジン以外は)地味に安泰ジャンルで、さらに青年誌でも金脈となっているのに対して―――サッカー漫画は現在死滅中。“新連載”という枠組なら、月刊誌・青年誌併せてもどれが最後か思い出せないほど。


 サッカー漫画の終焉は“行き着くところまで行かした”のもあるけど、現実のサッカー日本代表が大人気過ぎるというのもあると思います。漫画には常に目標が大事ですが―――今の日本代表というのは、W杯出場は普通になったけどグループリーグ突破は微妙で優勝は絶対にムリ、という位置。漫画として非常に描きにくいんですよね。
 かと言って、今更高校サッカー漫画は人気が出ないだろうし、Jリーグは既に『オレンジ』という怪物漫画が掘りつくしてしまった。漫画よりも現実のサッカーの方がよっぽどドラマチックだというのはどうしようもないことですし。だから、サッカー漫画がなくなったのは必然といえば必然だったのですが・・・・・


 能田達規の新作は・・・・・サッカー不毛の地である孤島に住む双子の兄弟が、東京からの転校生に影響されてサッカーに目覚めるという第1話でした。ジャンプだったら既に10週間後の最終回が眼に浮かぶような題材ですが、チャンピオンですし、能田達規ですし!しばらくは期待しながら見守っていこうと思います。



 個人的に、最近スピリッツが面白いです。
 意外にも『ホムンクルス』の過去編がいいテンポだったのもありますし、『ハクバノ王子サマ』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』が依然好調なのが理由かなーと。どちらも“あらすじ”だけで見るとあんましテンポよくないんでしょうが、表現とか過程が面白いので1ページ1ページが楽しいのです。今週はタカコサマの裸ダンベルに吹いた。



 ジャンプの話は―――あんまし語ることないんですよね。
 『デスノ』はニア視点になってからは結構楽しんでいます。やっぱなー、僕は基本的にライト嫌いなんですわ。
 『アイシ』は・・・・あれ?筧ってセナ=アイシールドって気付いていたんですっけ? そんな描写あったっけ・・・・・? でも、激闘を通じて気付いたってんだったらかなりの燃え要素だったかも。この漫画の“秘密のヒーロー”が萎え要素に繋がりやすいのは、ここの要素を「枷となる設定」としか出来ていないからじゃないかなぁ。アメリカでチケット破るシーンとかはムチャクチャ格好良かったんだし、ああいう「ヒーローが正体バレる瞬間の燃え」をもうちょっと意識してもらいたいです・・・・・


 第二回金未来杯は・・・・・うーん。結局のとこ、第一回とは雲泥の差だったかなぁ。面白かったのは大石浩二だったけど、ジャンプで数ページのショートギャグって『王ロバ』とか『ジャガー』とかのVIP待遇以外はあんまし例がないし、それだけの価値があるとは思えないし。
 連載で読みたいのは村瀬克敏だけど・・・・・ジャンプのアンケ層を考えるとキツそう。むしろレボに来てくれ。
 アンケだけなら野球漫画なんかが伸びそうな気がするけど、ジャンプでジャンル後発って当たった例がないし。

 結局のトコ、どれも編集部のプッシュなしでは生き残れそうにない雰囲気。
 ちょっとなぁ、やっぱり「優勝作品には連載枠ゲット!」が重荷になってるような・・・・・







05年9月22日 〜電撃大王11月号その1

 9月号から読み始めた『はやて×ブレード』も3話目。
 更にキャラが増えて、もうワケが分からんのだけど・・・・・・出てくるキャラ出てくるキャラが、皆いい味出しているのが凄いです。綾那はゲーマーという設定なのかな?読んでる雑誌の記事が「次世代ゲームボーイnano 世界最小!画面全く見えません」とか「セガvsヒグマ サターンの電波で熊撃退!」とか、いちいち僕のツボです。『絶望先生』みたいだ。

 『かみちゅ』は漫画版オリジナルの話に入ったっぽい。
 成績の落ちたゆりえが二宮君と追試を受ける話―――気合入った旧式スク水の作画とか、二宮君の水着姿を見てウットリしてるゆりえ様など、エロ描写にこだわり感じました。個人的にはアニメの話を焼きなおすだけだと面白くないので、こういう回の方が好みかなー。







05年9月24日 〜電撃大王11月号その2

 
■ 今月の『苺ましまろ』
 今月の電撃大王、『苺ましまろ』は―――千佳メインの話でした。やっぱ美羽がバカやって千佳がツッコんでこその『苺ましまろ』だなぁ。「あたしは信じてるよ、みっちゃん」に萌えた。とっても面白かったしとても可愛かったけど、途中の1ページ美羽の服トーンが間に合ってなかった・・・・・・4ページしかないのに。



 

 恒例のフィギュアチェック〜〜
 今月はアナたんです。



 

 3度目となっているので、下半身だけのパンモロにも無反応になってきました。
 やっぱりメディアワークスのフィギュアは表情の作り方がキレイですね〜。かあいい。



 

 はい、定番―――



 

 並べてみました。
 2人と比べると、アナちゃんの胸がちょっとだけ大きいのが忠実に再現されています。



 

 被せておいてナンだけど、僕に猫耳属性はありません。







05年9月25日 〜『バガボンド』再開の話と『おお振り』

 モーニングは『バガボンド』と『ブラックジャックによろしく』が熱かったです。
 『バガボンド』21巻の感想にて
「21巻の最後の話が描かれてからしばらく休載に入り、先週ようやくこの続きが描かれたんですが・・・・どうせならモーニング復帰を1週遅らせて、“この続きはモーニング最新号で読めます!”って売り込みで21巻を発売すれば良かったんじゃないでしょうか。」と書いたんですが―――コミックス読んでから今週のモーニング読んでも話繋がるようになっていました。
 これはコミックス→モーニングへと流れてくる読者を見越しての編集サイドの作戦だと思うんですが、それをコミックスの帯とかモーニングの表紙に載せなきゃなんにもならんでしょうが・・・・・現場の編集レベルでは考えていたけど、もっと上の人達には伝わっていなかったとか、営業サイドは置いてけぼりだったとか??


 何かなぁ・・・・・面白い漫画がいっぱいあるのに、講談社の業績がイマイチだって理由を垣間見たような気がしました。「コミックス売れてるから良いや」じゃなくて、出版業界全体を盛り上げるような工夫が欲しいですよ。




 アフタは現在、最初の4作品だけ読みました。
 『おお振り』は今月も・・・・凄かった・・・・・おにいさんは夕飯を食べながらポロポロ泣いてしまいましたよ。
 そうか・・・・・ルリちゃんの登場にはそういう意味があったのか。ホント、ソツねえなぁ・・・ひぐち先生、漫画家としてはサイコーな人ですが、ここまでソツない人だと友達にはなれそうにないです(笑) はぁー、もうお腹いっぱい。







05年9月26日 〜アフタの新連載と『銀魂』声優とジャンプの話

 
■ アフタは1日2〜3作品ペースで読んでます・・・
 アフタ新連載『宙のまにまに』、すんばらしかったです。
 絵柄も作風もアフタっぽくない正統派路線ですが、ヒロインの登場シーンがメラ格好よかったり、お母さんが可愛かったり、生徒会に睨まれていると天文学部という状況に燃え燃えだったり、ラストの裏っ返しが心地よかったり、久々にすれてない漫画でストライクゾーンど真ん中貫かれました。



 ジャンプは・・・・・ハンターないと、語ることないな。
 『銀魂』アニメツアーのキャスト発表。でも、アニメツアーのキャストがそのままテレビアニメのキャストになるワケでもないので、あんまし気にする必要ないかな・・・・と思ったら、恐ろしいほどの豪華キャストじゃないですか!!

 銀さん=杉田智和=ブリット(スパロボアルファ)、真山(ハチクロ)
 新八=阪口大助=ウッソ・エヴィン(Vガンダム)、ユズヒコ(あたしんち)
 神楽=釘宮理恵=ティオ(ガッシュ)、夏梨(ブリーチ)、アル(ハガレン)
 お妙さん=雪野五月=春日部咲(げんしけん)、タナベ(プラネテス)、かごめ(犬夜叉)
 お登勢さん=くじら=大蛇丸(ナルト)
 キャサリン=杉本ゆう
 桂=石田彰=渚カヲル(エヴァ)、アスラン(ガンダムSEED)、我愛羅(ナルト)、炎凪(舞-HiME)
 近藤=千葉進歩=佐為(ヒカ碁)
 土方=中井和哉=ゾロ(ワンピ)、ワッカ(FFX)、ウィッツ(ガンダムX)
 沖田=鈴村健一=シン(ガンダムS-DESTINY)、伊角(ヒカ碁)、真中(いちご100%)
 山崎=太田哲治


 ちょっと待って、ちょっと待って――!主役級、ヒロイン級の声優さんばかりじゃないですか!?
 これ・・・・逆の意味でテレビ版と同じキャストってワケにはいかないだろうな。これだけの豪華メンバーを揃えられるワケがない。イメージに合ってる合ってないという賛否はあるでしょうが、ここまでのキャストを揃えられたことは大きなアドバンテージかと。

 つぅかね・・・・新八がウッソなのが、もう既に泣ける・・・・・・嬉しい意味で。
 『Vガン』終盤のテンションは彼の演技なしでは語れません。


 後は、お妙さん=春日部さんのイメージがピタリ過ぎて笑いました。


 『銀魂』本編は、読者公募キャラでオートバイこぞうが登場。まー、今のジャンプ読者は『Dr.スランプ』なんざ読んでいないでしょうからパクりってワケじゃないんでしょうが。こういう“どっかで見たことある設定”を自分なりに活かすのは、空知先生バツグンに上手いですね。マダオに泣いた。
 『アイシ』は・・・・・来週からタイトルどうするんでしょう。まぁ、『はるか17』も18歳になっちゃったしな。正直いままで秘密にしていたこと自体がストーリー上のネックではあったんですが、「進さんに勝てる位の選手になって」という伏線があったので、驚きというよりも「え・・・・これでいいの?」という気持ちでいっぱいです。因縁とか熱さを考えても、王城戦前か直後が一番ふさわしいタイミングだったと思うんだけどなぁ。何の因縁もないだろう(そして本物でもないだろう)赤羽相手に、ここまでやられても・・・・・盛り上がれないというのが本音です。まもり姉ちゃんの表情を極力描かないようにしたり、光の当たるフィールドと当たらない通路の対比とか、演出は凄まじかったんですが。
 『切法師』―――もう 本当この作者、どうしてジャンプなんか選んじゃったんだ。他の雑誌だったら普通に順風満帆な漫画家生活が送れたろうに。「あぁ・・・まただ」以降のやりとりが凄まじすぎる。打ち切り漫画の最終回前でここまで涙腺揺さぶられる漫画があっただろうか。是非、是非もう一度チャンスを。
 『カイン』は・・・・・言葉を失うというのは、こういうことか。正直この漫画、連載になってからは何一つ楽しめなかった。初期設定といい、登場キャラといい、テコ入れがとってつけたような印象しかなく・・・・多分どこでどう修正しても、走り出した時点で失敗は確定していたんじゃないかとすら思います。要は、これは編集サイドの責任だろうと。作家に不得手なことやらせて打ち切られたから「さあ、おさらばですよ」じゃあんまりじゃないか・・・・・??

 んで、来週から森田まさのり、再来週から北嶋一喜が新連載。
 森田先生はジャンプに残った最後のベテランということで、ベテラン切捨て路線の今のジャンプで何処まで粘れるのか著しく不安を覚えます。バトルとか野球とか、目に見える目標がないジャンルの漫画ですし。どうせだったら打ち切りの心配のない青年誌で読みたかった・・・・・・!
 北嶋一喜は―――読みきり版はあんましだったので、連載化は意外も意外。属性は違うけどポジション的に主人公コンビが『ムヒョ』と丸被りですし、「よくある作品」の域を脱せられるかどうかがポイントになりそうです。







05年10月3日 〜アフタの話の続き

 
■ 最近の漫画読み事情
 ジャンプはまだ読んでません。
 てゆうか、今度こそマジで我が家のジャンプ購読は終わるかも・・・・・きっかけが『いちご100%』の終了というのが我が家らしいところなんですが(ウチの母は『いちご100%』が好きだった)、今や家族3人ともに楽しみにしてる漫画がないというのが現状だからなぁ・・・・・むしろ、なんで買ってんだ。


 『DARK EDGE』は5巻辺りまで読みました。
 棺をめぐる話の辺り。ここらから面白くなってくるのですよ!!
 読み返せば読み返すほど、今まで気付かなかった部分を知るというのが凄いです。土屋先生が高城にエロ本貸すシーンとか、これまで気付かなかった・・・・・・・・


 アフタは『リトル・ジャンパー』まで読みました。いつ読み終わんの?
 いやぁ・・・・・それでも面白いのですよ、アフタヌーン。噂では『ヴィンランド・サガ』が移籍するなんてものもありましたが、あの漫画はアフタでも浮きそうですね。

 最近テンション落ち気味だった『しおんの王』、今月は熱かった!!将棋がまるで分からん僕ですが、さすがにあの位置まで王が進むのは凄いことだと思いました。『ヒカ碁』でヒカルが初手天元やった時のような。
 『もっけ』は女子小学生がいっぱいで嬉しいなぁ〜。というのは冗談で、前々から「この漫画のラストは姉妹依存脱却だ」と言い続けてる僕としてはその流れに沿って進むのは嬉しいのだけれど、その反面寂しくもあります。大人になっても依存しあって許されるのが姉妹なのですから。
 『神社のススメ』は新田さんが退場。このコがいなくなって話が成り立つか不安なんですが、新キャラ登場ということはまだまだ続くのかな・・・・? あんましドロドロさせず、コメディ要素も絡めつつ、“女性の自立”として1キャラの退場を描ききったのは見事でした。
 『リトル・ジャンパー』は、一ノ瀬に葛藤描写入りました。これが入らなければそういうオチもありだと思ってましたが、入ってしまったからには「実は血が繋がっていませんでいた」オチは反則になるような・・・・・・