サンデー・モーニング・チャンピオン18号+ヤングガンガン8号
 ジャンプ18号
 漫画版『GOTH』
 『ダイの大冒険』公式ガイドブック+スピリッツ18号+サンデー・チャンピオン19号
 ジャンプ19号
 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』全37巻
 マガジン・サンデー20号
 チャンピオン20号、ヤングガンガン9号
 『ツルモク独身寮』全11巻
 モーニング、スピリッツ、ジャンプ20号
 アニメ化を希望するジャンプ作品
 マガジン、サンデー21号
 スピリッツ、ヤンマガ20号、ヤンジャン、チャンピオン21号
 モーニング21号、ジャンプ21・22号、アフタ6月号+『武装錬金』打ち切り
 スピリッツ22・23号、サンデー、マガジン、ヤンジャン、モーニング22・23号
 チャンピオン22・23号というか『舞-HiME』
 ジャンプ新世代へ
 『バガボンド』1〜20巻+『バガボンド』未消化伏線リスト
 ヤングガンガンのグラビア+少年ジャンプを既に去った漫画家
 ヤンマガ、ジャンプ23号
 『プラネテス』全4巻
 サンデー、マガジン24号
 『りびんぐゲーム』全10巻+スピリッツ23号、チャンピオン24号
 『バガボンド』と原作『宮本武蔵』の違い
 モーニング、ジャンプ24号



05年4月1日 〜サンデー・モーニング・チャンピオン18号+ヤングガンガン8号

 
■ 漫画雑誌の感想(サンデー、モーニング、チャンピオン、ヤングガンガン)
 スピリッツは『テレキネシス』以外も読んだんですが、いまいちなぁ・・・・・『もふ』も『たくなび』も早速伸び悩み始め、前クール発進の『GO!GO!HEAVEN』と『SEKIDO』も苦しい状態。唯一元気なのは『バンビーノ』だけど、これも浮上はまだまだ先な気がしますし・・・・・・来週からのシリーズ連載に期待してます。
 一方、『Ns’あおい』の覚醒でモーニングが楽しみになってきました。元々地力はありますし、これで『バガボンド』が戻ってくれば磐石の布陣になりそうな気がします。いや、いつ戻ってくるのかは知りませんが。

 で、少年誌の四月決戦はというと―――
 サンデーがいち早く新連載攻勢に入り、鈴木央・草葉道輝ともに発進は良好。アニメ化と連動して『うえき』復活と、手駒は揃いました・・・・・が、そのアオリを受けて『我聞』が終わりそう(泣)
 マガジンは「ホントに久米田先生の新連載は始まるの?」という声がチラホラ。まだ情報出てきてないですしねー、ヤングガンガンにも登場するらしいですし。幸村先生は20号からで間違いないんですよね? コレが裏切られるとしんどい。
 こう見ると・・・・4月からの動きが、『デスノート』2部開始と、『いちご』『アイシ』のアニメ化だけというジャンプは現有戦力だけで戦える余裕があるんですね。それとも状況が読めてないだけか・・・・・・・・はたして。


>草葉道輝『見上げてごらん』(サンデー18号)
 ちょっとだけ片鱗を見せてきました!
 テニスという“流れ”が重要なスポーツ漫画なので、こちらの豪快ショットと相手の不和に乗じて一気に勝利まで持っていく手法は正しいと思います。それをメガネくんの“意志”と絡めて見せ場とする技術もさすが。今週は申し分ない内容でした。ただ・・・・・コレが出来たのは、大増32ページだったからなんですよね。毎週ペースで出来る訳じゃないでしょうし。不安は未だ残り中・・・・・・・伏線はチラホラ張っているんですが、葉っぱの設定とかあんまし魅力的に思えないんですよね。


>田辺イエロウ『結界師』(サンデー18号)
 火黒、ライバル宣言を果たして一時撤退。
 一方の志々尾は化け物であることを露呈され、解任もされそうで、自ら仲間の前から去っていく・・・・・・志々尾が火黒に瞬殺された時は、単に火黒の圧倒的な強さを描くためだと思ってたんですが。志々尾ピンチ→化物化→解任と良守らとの離別という流れも意図しての展開だった訳ですね。非常に緻密に計算された描写ですよ。面白いなぁ・・・・・・なのに、掲載順位がココまで落ちているのは何故??

 志々尾のこともそうだけど、時音を傷つけられたことにショックを受ける良守が「これぞこそ良守!」という原点を見せてもらったようで良かった。彼が、どんな言葉で志々尾を仲間として引きとめるのかに期待。


>西森博之『道士郎でござる!』(サンデー18号)
 まさか・・・・「刃物禁止」のやり取りが伏線となってココに繋がるとは(笑)
 腹痛ェ。

 ということで、珍しくボロボロの道士郎な上に屋上付近から落下しかけという緊迫の展開なのに、全部持ってかれて笑うことしか出来なかったです。この状態で来週が休載ですか―――せっかくシリアス・ギャグの両面で勢いを作ったのに、2週間空くとその勢いが消えてしまっていそうで心配です。


>山崎さやか『はるか17』(モーニング18号)
 はるか・・・・・・とうとう23歳に。
 チョイ役だと思われていたスマップもどきに「サバをよんでいたこと」を話してしまったこととか、チューしちゃったこととか、そんなことよりも―――はるかが一つ歳をとったら、アイドルとしての年齢も18になって『はるか18』にならないとマズいんじゃないかってことばかりが頭をよぎってました・・・・・・

 でも、ここではるかが喋ってしまったことで、サバよんでいたことが明るみに出ちゃうって展開かも知れないですね。どこぞの事務所の人が、はるかの弱みを握ろうと躍起になっていましたし。そうすると・・・・いよいよ、この漫画もラストに近づいてきたってことかも??


>安野モヨコ『働きマン』(モーニング18号)
 時事ネタ。入社試験の面接担当のために、他の編集部の人らと合流して面接をするという話。大手出版社の試験は3〜5月くらいなので、タイムリーな話題ですね。この面接官のメンツが週刊誌の松方と、女性誌の編集者と、少年誌(マガジンみたいなもの?)の編集者と・・・・・という組み合わせで、松方が張っていたスクープのせいで少年誌のグラビアがオジャンになるという『はるか17』のような内容でした。
 うーむ。とっても面白かったし、発想もよく練られていたとは思うんですが。もうちょっと、入社試験時の松方と今の松方を重ね合わせるようなラストだったらカンペキだったんですけどねー。「世界征服」とかいきなり言われても(笑)


>こしのりょう『Ns’あおい』(モーニング18号)
 北沢ら看護助手3人がリストラ喰らったせいで、ナース達の中にも不協和音・・・・・あれだけあおいを慕っていた後輩ですら、患者さんを蔑ろにしてしまう現実を直視してしまい、あおいと顔をあわせず去っていく―――
 先週の時点で既にあおいはボコボコにヘコまされていたのに、今週は仲間であるはずのナースにすら疎まれるという鬱展開とは・・・・容赦せずに、徹底的に“現実”を描ききってきてます。この漫画には良い意味で“ハッピーエンドへの道筋”が全然見えなくて、残酷なくらい辛い現実ばかり読者に突きつけてくるんですね・・・・・

 だからこそ、一人暗い部屋で倒れるように眠るあおいを直視できず、その後の先輩からの留守電でちょっとだけ元気になるというラストに感涙。マジで、マジで凄い漫画になってきました!モーニング内でというよりも、今の週刊漫画の中でもトップクラスの面白さになってきました。登場人物の名前を覚えるためにも、コミックス買うべか・・・・・


>キムラノボル/佐藤健悦『舞-HiME』(チャンピオン18号)
 流石に主人公チーム、迷いさえ吹っ切ってしまえば驚異的な強さですね。
 舞衣がカグツチの能力を利用して命を助けている間に、祐一はブチ切れモードの詩帆と対峙。うーん、まぁ・・・・なつきと舞衣の見せ場と違ってタメがなかった分、今週は感動が薄めかな・・・・・作画は相変わらずテンション高くて圧倒されっ放しではあるんですけどね。

 コレで・・・・・・残る敵は・・・あと3人だっけ?(なつき母と深優、あとシスター?)
 いよいよ持って、最終回が近そうでテンション上がりつつも寂しい・・・・・・この漫画が終わってもチャンピオンを楽しみに読めるのでしょうか。


>高津カリノ『WORKING!!』(ヤングガンガン8号)
 音尾さん、伊波と遭遇しないまま旅立つ!!
 『WORK』の男性キャラ全員に言えることですけど・・・・・・帰ってきたら店長にいびられて、やっちーには命を狙われて、伊波には殴られる(多分)んだから帰ってこない方が幸せなんじゃないでしょうか。男性キャラ全員と言っても、小鳥遊くんは別ね。彼は先輩さえいれば幸せそうなんで。

 ということで、衝撃の“小鳥遊くんが小さいお客さんに手を出しそうになる!!”の回。「反吐が出る」に吹きました。
 あとは、マジメに仕事をこなすやっちーが可愛いです。やっちー初登場の回は見逃してしまったので、帯刀の理由が未だに分からんのですが、どっちにしろアンバランスな組み合わせって萌えますね。

 しかし・・・・・・・掲載順位がかなり上の方で安定してきましたね。モーニングでいう『OL進化論』のポジション? 読者人気と編集部プッシュを兼ね揃えていると安心して良いんですよね!?






05年4月4日 〜ジャンプ18号

 ■ 漫画雑誌の感想(少年ジャンプ)
>『DEATH NOTE HOW TO READ』(少年ジャンプ18号)
 「第2部の舞台は4年後」

 こんな重要な情報をあっさりと公開するとは・・・・・・・・それで良いのか、編集部は。
 ・大学を卒業し警察入りしているライト
 ・トップアイドルの地位にいるミサ
 ・大学1年生の粧裕
 警察の仕組みはよく分からんのですが、どんなに優秀な人も最初は制服警官から始めるとかなんですか? それなら昼は制服姿の警官で夜は新世界の神とか名乗ってるライトが見れそうで今から笑っちゃうんですが・・・・・今思ったら、ライトはバリバリのキャリアだろうからそんなこともないんでしょうね。ガッカリ。
 ミサももう23〜4歳・・・・・・アイドルとしては、可愛いだけじゃ厳しくなってくる年齢ですよね。

 そして何より、僕らの心の支えだった粧裕がとうとう大学生に・・・・・・あぁ、凄く残念です。中学3年生・・・・・一番良い時期だったのになぁ。いや、むしろ女子大生なのにロリ路線ってのもギャップがあって萌えるかも知れんぞ。とにかく、胸が成長していないことだけを祈っています。


>鈴木信也『Mr.FULLSWING』(少年ジャンプ18号)
 「バズーカチャンネル」のコマの猿野が、ちゃんとにわのまこと調になっているのが面白かったです。

 ただ・・・・・セブンブリッジ戦も、“二番手ピッチャーに苦戦→打ち崩す→一番手ピッチャーが登場→苦戦→何とか打ち崩して逆転勝利!!”という展開だと流石にウンザリしてしまう・・・・・・味方ピッチャー陣の“新技披露→打たれる→ピッチャー交替で新技披露”もそうなんですけど、キャラを見ただけで試合展開が予想できてしまうってのは今後の不安要素になりそうです。


>ほったゆみ/河野慶『ユート』(少年ジャンプ18号)
 「名前は?」
 「吾川幸太!」

 ・・・・・・・・・・・・・(*'ω'*) ?
 1.「幸太」という名前の女のコ
 2.本当は「幸(さち)」という名前の女のコだが、男になりたいので本人は「幸太」という名前を名乗っている
 3.誤植

 と・・・・・・・とりあえず、謝っといた方が良さそうな気がします。「ご、ごめんなさい!!」
 ショートトラックとロングトラックでは靴が違うんですね・・・・・ということは、「ノーマル/スラップ」の壁に直面する前に、お母さんがくれた靴を手放さなきゃならないというイベントが来そうです。
 正直、妄想していた「ライバルに勝つためにスラップに履き替える」とか「体が成長してしまいながら、サイズの合わないキツイ靴で必死に戦う主人公」みたいな燃えイベントになりそうになくてガッカリしてます。

 それにしても、『武装錬金』『Waqwaq』『いちご』に続いて後ろから4番目って・・・・・・ちょっとくらい人気がなくてもトリノ五輪まで引っ張るのかと思ってましたが、そんな猶予すらなさそうな掲載順位です。


>河下水希『いちご100%』(少年ジャンプ18号)
 
「・・・一番欲しい物って
 なんで 簡単に手に入らないようにできてるんだろうね」


 まさか・・・・・まさか・・・・・『いちご100%』を読んで涙ぐむ日が来るとは思わなかった・・・・・
 マジメな話、今僕がジャンプで一番楽しみにしている漫画は『いちご100%』だと思います。3年越しの伏線なんかも熱いのだけど、3年の連載期間を経て成長した河下先生の演出力をコレでもかって程に見せ付けられている数週間だと思います。今週も、隅から隅まで油断できないカンペキな内容でした。

 姉弟話とのしての東城は確かに可愛くて、「バカなのこの子!!」とか新しい一面を見せてくれたようで、姉妹ネタや姉弟ネタとしての手本のようです。ぶっちゃけ今までは「東城は重いだけのコだなー」と思ってたんですが、今週はムチャクチャ可愛かったです。
 だけど、そんなコメディチックなノリの裏で、西野の微妙な心理を「手を離された」「自分から腕を組んだ」などのコマで表現しつつ、同時並行で向井さんコンビを絡めてくる構成力。今週の向井さんの登場はほのぼの要員なのかもとも思いましたし、その意味だけでも大成功でしたが―――これに本筋である真中-西野-東城の三角関係に絡めてくるとは!

 向井さんってずっと「何故、登場させちゃったんだろう」と思っていたキャラだったんですが、ココからの展開次第で本当に重要な役割を担うのかも知れませんね。合宿辺りで張られた「東城さんも真中さんが好きなのかなー」と思っているという伏線を活かして、自分が身を引いて東城エンドに貢献するとか―――そんな風に向井さんを使ってきたなら、マジで僕的な今年のナンバー1漫画になるかも知れません。

 きっとアニメとの兼ね合いで近いうちに『いちご100%』は最終回を迎えるんでしょうが、それが終わっても河下先生にはジャンプに戻ってきてもらいたいです。エロ抜きで。


>和月伸宏『武装錬金』(少年ジャンプ18号)
 コミックス派でない人には初出の情報だと思いますが、ヴィクターのキャラ設定で「好きなもの(Favorite):妻 娘 戦友」というのが6巻にて明かされています。ですが―――ヴィクターが人間だったのは100年前。その頃の人々はほとんど死んでいるでしょうから、「このエピソードが語られるには過去編に頼るしかないだろうなぁ・・・でも、今の掲載順位で過去編なんか出来るのかなぁ」と思ってました。
 ですから、娘=人型ホムンクルス、妻=脳だけの存在という状態で登場したのには「この手があったか―――!」と、やられた気分になりました。今から思うとバタフライに人型ホムンクルスの技術を授けたのはヴィクターなんですから、ヴィクターの娘が人型ホムンクルスでも不思議はないんですよね。

 ただ、もちろん進んで自分の娘をホムンクルスにしたりはしないでしょうから、100年前に「裏切りの戦士」と呼ばれて錬金戦団に追われたヴィクターらがどんな苦境に立たされていたのか―――想像するだけで身の毛もよだつものがあります。
 「(ヴィクターは)この先なるかも知れない未来のカズキ」という和月先生の言葉にもあるように、カズキも同じような状況になっていたのかも知れないと思うと・・・・・・・・


 それはそうと、ヴィクトリア―――
 先週の段階で、とある常連さんから「新キャラの女の子はなんとなくQウェルさんの好みっぽいですね」と言われていたんですが・・・・・ビジュアル的には、別にそうでもなくて。そりゃ確かに貧乳なのはありがたいけどなぁと思っているくらいでした。
 でも、今週パピヨンが心臓を貫いたコマがあって・・・・ホムンクルスだから貫かれた体は治るんでしょうが、服は直らない訳ですよね。正面!正面からのアングルで映してくれ!!化け物でもおっぱいはおっぱいだ―――!!






05年4月7日 〜漫画版『GOTH』

 
■ ブックオフで漫画版『GOTH』読んできた
 (→ Amazonで購入

 「『GOTH』は漫画版も面白いですよー」という声が多々あったので、ブックオフで立ち読みしてきました。
 確かに、漫画版には漫画版の面白さがありますね!ハードカバーの小説をコミックス1冊にしちゃうのだから、伏線とかミスリードの描写なんかは淡白になっちゃって、ミステリーとしてはイマイチな面はありましたが。漫画独自の表現を上手く使って、グロさと、主人公二人のやり取りをコミカルに描いていたと思います。
 それと、皆さんそれぞれ別な感想を持つと思いますが―――ヒロイン森野夜のルックスが、小説を読んだ時のイメージとほとんど一緒だったのは凄いです。僕は小説を読んだ際には『羊のうた』の高城千砂のイメージを抱いていたんで、千砂+萌え要素な森野はストライクゾーンど真ん中でした。表情がコロコロ変化して可愛いし、しょっちゅう犯罪者に捕まって縛られているのがえっちぃですし。

 あと、ほとんど出番がカットされてましたが、主人公の妹の桜が萌え。かあいいです。

 ただ、小説→漫画の順で読んだから僕は面白かったのであって、漫画→小説の順で読むと魅力は激減すると思います(これは漫画版のあとがきで乙一氏本人も仰ってました)。やっぱり読むのなら小説版を先にした方が良いと思います。






05年4月8日 〜『ダイの大冒険』公式ガイドブック+スピリッツ18号+サンデー・チャンピオン19号

 
■ 『ダイの大冒険』、読み終わってもうた
 中盤以降はコマ割が大きくてサクサク読めるとは言え、ラスト7冊くらいを一気に読みきってしまいました。ちゃんとした「漫画紹介」は来週に回すとして、今日は思ったままのことを書きます。

 コレ、ウチの兄貴がヤフオクで全巻購入したものなので、全37巻+公式ガイドブックのようなセットだったんですよ。この公式ガイドブック、残念ながらAmazonにはリストすら入ってなかったんですが、かなり面白いです。堀井雄二・三条陸・稲田浩司という3人による対談や、三条先生の原作から漫画が出来るまでの過程とか、年度ごとにおける『ダイ大』の展開とジャンプの主力作品、作品内の全日程(ヒュンケルは火山に消えてから4日後には再登場していたらしい・笑)などなど。「ジャンプ漫画のガイドブックなんて」と侮っていましたが、読み応え十分です。古本屋かなにかで見かけたら、是非手にとってもらいたい。

 ▲ “年度ごとにおける『ダイ大』の展開とジャンプの主力作品”
 特に気になったのは93年の出来事。91年(原作はバラン編)から始まっていたアニメを受けて、92年はドラマ性よりもキャラの掘り下げに進んだとか。マァム大活躍のザムザ編や、ヒュンケルが戦う鬼岩城編とかですね。そのアニメが92年の秋で終了し(アニメについては後で書きます)、原作ではハドラー親衛騎団編に入ったのが93年。
 この年は主人公チームがボコボコにやられる展開が続き、ジャンプ本誌の人気はアニメが失敗した『ダイ大』よりも『幽遊白書』『SLAM DUNK』の方へと流れていったという・・・・・実際には、この“ボコボコにやられる”93年の展開があったからこそ、94年のミナカトールへと繋がるんですが―――ちょっとタメが長すぎでしたよねぇ。


 ▲ 三条先生の原作
 今のジャンプの原作者―――ほったゆみ、稲垣理一郎、大場つぐみは自身でネームを描くということが有名ですし、ジャンプは優れた原作者発掘のために「ネーム部門」という募集をかけています。ですが、三条先生のように「脚本」として仕上げ、それを作画家がネームに仕立て直すというパターンの方が一般的な原作者ですよね。
 三条先生の場合、1シリーズ・・・クロコダイン編だったらクロコダイン編、というように区切って大まかな展開を決めてから原作を作るそうです。「当たり前じゃん」と思う方もいるでしょうが、週刊連載の場合はコレがかなりキツイんですよ。『ダイ大』のように分業制にするか、『H×H』のように定期的に休むかしないと(笑)

 大きな年単位の展開には「?」が多かったりするんですが、『ダイ大』には細かい伏線が多いです。小学生当時は考えていなかったですが、黄金期のジャンプ作品では珍しいんじゃないですかね。ちゃんとテーマと人間ドラマが長いプランで描かれているのって。


 
▲ 『ダイ大』誕生秘話と初期プロット
 未だに覚えてますが、『ダイ大』のプロットとなる読みきり『デルパ!イルイル!』が載ったのはドラクエIV発売直前。当時としては珍しく、アニメ・漫画などのメディアミックスが盛んに行われていました。ジャンプもその一環としてドラクエIV宣伝の読みきりを載せることになったのですが、ジャンプの看板作家だった鳥山明はアニメ版『ドラゴンクエスト』(主人公がアベルのやつ)のキャラクター原案をしていた為に使えませんでした。そこで編集部としては、まだ経験の浅い稲田浩司を起用したとのこと―――(ちなみに、『デルパ!イルイル!』のラストでダイを助けたモンスターはドラクエIVに新登場したモンスター)
 その『デルパ!イルイル!』が高人気で、一気に連載が決定。“竜の紋章”“レオナ”などの伏線を張った読み切りを経て、連載が開始。当初は1〜2年で完結させるつもりだったらしいです。つまり、バラン編の後に大魔王バーンとの決戦になっていたとか―――そのままの予定なら、バランはダイに倒され、ポップはメガンテで死亡、マァムは最終決戦で合流(ザムザ編はなかった)・・・・・だったとか。コレはコレでキレイにまとまって名作になったかもですが、ポップの扱いがあんまりです。

 もちろん、バラン編で人気が最高潮になり、アニメ化も決定したために連載が継続されることになったんですが・・・・そのアニメがあっさりとコケるとは、世の中分からないものです。


 ▲ 失敗したアニメ版
 元々の契約は1年――人気が高ければ放送延長のつもりで制作されていたらしいのですが、人気がなかったので1年きっかりで終わってしまったのを覚えてます。その1年というのが、バラン戦の真ん中辺り。原作でダイが記憶を失ってしまうエピソードで、「仲間との絆で失わなかった!」という原作を知らない人を無視した構成で締めくくっているのが印象的です。
 原作が好きだった僕も、作画が酷くて観られなかったです。個人的に「好きな漫画がアニメ化したら幻滅」だという原点はココにあります。ちなみに玩具メーカーのタカラはバラン戦以後のキャラの人形なんかも作っていたらしく、公式ガイドブック幻の写真が収録されています。

 <声優トリビア>
 ・マァム=富永みーな=明神弥彦(るろ剣)
 ・レオナ=久川綾=ケルベロス(CCさくら)
 ・クロコダイン=銀河万丈=ギレン・ザビ(ガンダム)
 ・ヒュンケル=堀秀行=ジブリール(S-DESTINY)、シュバルツ(Gガン)、ウォーズマン(キン肉マン)、剣桃太郎(男塾)、一輝(星矢)、ギニュー(ドラゴンボール)
 ・でろりん=緑川光=ヒイロ・ユイ(ガンダムW)、流川楓(SLAM DUNK)、16号(ドラゴンボール)、ソフトン(ボーボボ)、海馬(遊戯王)

 で・・・・でろりんが緑川光だったとは・・・・・・・・・・


 ▲ 余談
 「好きなキャラは?」と訊かれると、悩んだ挙句・・・・ヒュンケルやクロコダインも好きだけど、やっぱりポップを挙げると思います。全37巻の間に何度も泣かせてもらったけど、全部ポップ絡みでした。「おれだけが・・・・おれだけが違う・・・!」と苦悩するシーンが・・・・・・・もう泣かずにはいられない。あと、「ベギラマが・・・・・出来た・・・!」も好きなシーン。キング・オブ・ナンバー2ですよね。

 女性陣では・・・・レオナかなぁ。最終決戦時に乳丸出しなのが笑えますが、リーダーシップが燃えです。僕が女性生徒会長とかのキャラに弱いのは、きっと彼女が原点。ただ、途中からどんどん巨乳化していったのが残念です。稲田先生が公式ガイドブックで「マァムの絵柄に引きずられて(巨乳化が進んだ)」と洩らしたのが何とも。自分が巨乳なだけに収まらず、他のキャラの巨乳化まで進めるとは・・・・・・マァム、恐ろしいコ!!
 という理由でマァムは好きではないんですが、あそこまでどんどん露出が上がると(最終的にはパンツ丸出しがデフォルトで、誰もツッコまないし)―――逆に、最終話のガード完璧な私服姿が萌えました。




 
■ 漫画雑誌の感想(スピリッツ、サンデー、チャンピオン)
>花津ハナヨ『CAとお呼びっ!』(スピリッツ18号)
 業界モノ。主人公は下り坂な年齢の女性。それでも、現実に負けずに頑張るぞという話。
 恐ろしいほどに『働きマン』の二番煎じなのだけれど、逆に今のスピリッツに足りないパワーを感じました。二番煎じに留まらず、キャラ描写、ヤマまでのタメとラストのどんでん返し―――女性誌で既に実績ある作家さんらしく(女性誌は詳しくないので知りませんでしたが)、各所に見られる高い技術。面白かった!これが、停滞しているスピリッツを浮上させてくれることを期待したい・・・・・・・・

 とか言ってたら、次回の掲載は2ヵ月後ですって。
 せ、せめて・・・・・・月1連載にして下さい・・・・・・・・・


>福地翼『うえきの法則プラス』(少年サンデー19号)
 サンデー、4月決戦の目玉としての第2部開始。その期待を裏切らない第1話でした。
 第2部からの読者にも入りやすいよう、人間関係をリセットすべく「大切な人の記憶だけ消す」という御都合っぽい能力でスタート。しかし、これがまたオイシイ。森が前作で築いた“仲間との関係”を感動的に描写しつつ、それが失われて敵になってしまうことを暗示させるようなラストで次回へ。
 このまま主人公以外は新キャラだけで進めても良いし、旧キャラを新キャラのように登場させることも出来る訳です。新規の読者が入りやすいという点で、『ダンドー』の2部が無闇に旧キャラ出して自滅したの対照的ですね。サンデーの編集部もちょっとは考えているようで、同じ失敗はしませんな・・・・・(失礼な言い回し)

 1話を見逃したのだけど、第2話からでもアニメを観ようかなー。


>キムラノボル/佐藤健悦『舞-HiME』(少年チャンピオン19号)
 アニメ放映直後に、突然の「そして10年後・・・・・・」
 幻術とか幻覚であるというオチだと予想は出来たけど、この神がかり的なタイミングで“最終回っぽい”ネタをもってきたのには敬意を表したいです。しかも、この幻覚を「私がこんなに幸せになれる訳がないでしょう!」とぶち破ったのに大爆笑。まさか、こんな勝ち方があろうとは!もう大好きだ、このコ。






05年4月11日 〜ジャンプ19号

 
■ 漫画雑誌の感想(ジャンプ)
>空知英秋『銀魂』(少年ジャンプ19号)
 「長編の後の1話にハズレなし」の法則の通り、先週の神楽復帰話に続いて今週も良作。先週が舞台を固定して会話の流れを楽しむコント形式だったのに対して、今週は遊園地で大暴れする真選組という大掛かりなシチュエーション。長編書いている間に、色んな話を考えているんでしょうか。細かいところにまで小ネタがきいていて素晴らしい出来でした。

 先週は残念ながら最後に作画が力尽きた感じだったんですが、今週は最後までパワーダウンすることなく。ちゃんと登場人物全員に上手く見せ場を持ってきているのが凄いです。

 「ああいう年頃の娘はねェ、ちょいと悪そうなカブキ者にコロッといっちますもんでさァ」
 「オイ。おじさんはこんな悪そーな顔してるのにモテた例がねーんだけど、どーしてくれんだ」

 いや、ホント。モテたことねーんだけど、どーにかしてくんねえかな。


>河下水希『いちご100%』(少年ジャンプ19号)
 向井さんの出番はこれで終わりなのかなー。美鈴といい、ちなみといい、こういう「何故登場させたのか?」というキャラをどうやって本筋に絡めてくるかが重要だと思うんですけどねー。
 その点においては、美鈴は最後の最後に色々と頑張ってくれてありがたかったです。一人残される後輩という役だけでなく、さり気なく真中のラブサンクチュアリの番号を(読者に)思い出させる役も担ってますもんね。まぁ、東城とお揃いというのはバレバレでしたが、演出が素晴らしかったんで文句なし。

 正太郎、やっぱいい弟です。誰よりも姉を心配して、今まで誰も指摘しなかったことを姉に言ってあげる。東城さんの3年間の不幸は、こういう友達がいなかったことですよね・・・・・・・逆に言うと、こういう展開を後に残すために正太郎の登場を温存していた訳で―――

 3年分の想いをこめた告白シーンは、作画のパワーも相まってグッと来る画面に。
 うわぁ〜、これ報われないと東城が可哀想だけど、OKされても西野が可哀想で―――とりあえず「妨害してやる」と意気込んでいたくせに出番0だったさつきよりはマシですか。そんなさつきも、唯よりはマシだと思います。


>ほったゆみ/河野慶『ユート』(少年ジャンプ19号)
 あれ・・・・・お母さんまで「幸太」って読んでるぞ・・・・
 おかしいな・・・・・吾川くんは「幸(さち)」って名前の女のコのはずなのに・・・・・

 しかし、雄斗が持つロングトラック用の靴が、「スラップでなくてノーマルだから」という理由で役に立つとは思わなかったです。こうやって細かい部分が繋がっていくのが、ほったゆみの凄いところですよねー。9話で既にこの掲載順位ということは相当厳しいんでしょうが、なかなかに盛り上がってきてます。真由ちゃん、可愛いし。


 そういや・・・・・・・『Waqwaq』の真由は結局登場しなかったな・・・・・・・・


>『DEATH NOTE HOW TO READ』(少年ジャンプ19号)
 先週の発言:「そして何より、僕らの心の支えだった粧裕がとうとう大学生に・・・・・・あぁ、凄く残念です。」

 ご・・・・・・ごめんなさい・・・・・・
 先週の発言を撤回します。大学生バージョンの粧裕も、ストライクゾーンど真ん中です。
 と言いますか、ミサと同じようなスペースが与えられているということは、第2部の出番は期待して良いってことなんですよね? ライトはミサと同棲しているということは、単独の出番・・・・メロ・ニアと絡むとか? 今から楽しみ。

 その他のメンバーだと、相沢がムカツキ度アップです(笑)

 しかし・・・・・・・休んでる間も(ジャンプ全体の)読者を減らしたくないとは言え、こういう情報を事前に公開しちゃうのはどうなんでしょう。前置きなしに大学生バージョンの粧裕なんかが登場していたら、それこそ凄いインパクトだったでしょうにねぇ。勿体ない。


>和月伸宏『武装錬金』(少年ジャンプ19号)
 バロン出てきた―――!!

 もう腹抱えて笑ってしまったんですが、ちょうど『GBW』でバロンが空飛んだ時のように、「打ち切り決まったからヤケになった」ノリって訳じゃないですよね? 正気な時点でバロン登場は考えていたってことですよね・・・・・・いや、バロン登場自体が正気だとは思えないんですけどさ。
 しかし、ヴィクターが巨大化したなら、それこそ円山の出番でしょうに。犬飼と戦部はともかく、根来なんかはとりあえず何かに潜んで奇襲でもしなさいな。犬飼もカズキ戦後の伏線は無視されたままですし・・・・・どうにも、再殺部隊は中途半端な役回りのまま終わってしまったような・・・・・・・

 
「俺達だけじゃない。もっと多く・・・
 恐怖と戦い、厄災をはね除け、より一人でも多くの人が幸せになれるよう―――錬金術は・・・そのためにこそ在る」


 
「甘いわね。錬金術がそんな簡単にみんなを幸せにすると思う?」

 おそらくヴィクター編のテーマ―――最終的には『武装錬金』自体のテーマがココに繋がるんでしょうね。人々を幸せにするはずだと信じて作られた錬金術が、結果的にヴィクター家族を不幸のどん底に追いやったという。それを受けてカズキやパピヨンがどういう選択をするのか・・・・・・という話なんでしょう。
 今週だけの情報を読むと、ホムンクルスとの最終決戦で傷つき(死んでしまった?)ヴィクターを復活させるために、妻が試作前の黒い核鉄を使ってしまった。それが錬金戦団から狙われる理由となり、家族ともども日本に逃げてきた・・・ってトコなんでしょうか。ちょっとベタすぎる気もするんで、早坂姉弟の時のようなインパクトを期待したいとこですが・・・


 とりあえず、ヴィクトリアはおっぱいを見せるべきだと思いました(先週と同じオチ。ちょっとはヒネろって)






05年4月12日 〜『ダイの大冒険』全37巻

 
■ 漫画紹介
 三条陸/稲田浩司『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』全37巻
  <Amazonの紹介ページ
  <以前書いた公式ガイドブックの感想

 この漫画が始まったのは平成元年―――今では信じられないでしょうがゲームを題材にした漫画はせいぜいギャグ漫画くらいで、本格的なストーリー漫画は存在していなかったと思います。元となるゲームも今とは映像技術に雲泥の差がありました。ヒャドを唱えてもイオナズンを唱えても、同じように画面が光り「○○に××のダメージを与えた」の文字が出るだけでした。
 そのドラクエがジャンプで漫画化されるということで、当時は物凄い衝撃でした。キャラがメラを使えば実際に炎が現れ、ヒャドを使えば水が凍る―――名前と攻撃範囲とダメージくらいにしか違いがなかった魔法を、こうやってビジュアルとして表現されたことが当時としては信じられなかったのです。

 この漫画の魔法は決して“記号化された攻撃”ではなく、炎なら炎、氷なら氷という特性が描かれています。言わば「超能力漫画」の先駆けですよね。連載開始時はまだ『ジョジョ』にスタンドが現れる前でしたし、非常に画期的だと思った記憶があります。
 読みきり版の『ダイ爆発』にはこんな描写があります。魔法の効かないキラーマシーンに対しバギクロスを使うもダメージを与えられなかったダイは、ナイフで一点を集中して攻撃し穴を空け、その穴に向かってベギラマを放って中の操縦者を倒します。
 何気ない描写かも知れないですが、ゲームにおいての魔法の攻撃力はバギクロス>ベギラマだったのです。前者で倒せない敵が、後者で倒せる訳がないというのがゲームのドラクエでした。だが、バギクロスは真空魔法でベギラマは閃熱魔法。1点の穴に魔法を放って中の人を倒すには、ベギラマの方が相応しかったということです。ゲームでは描かれていない魔法の特性を考え、漫画としての表現することで、ゲームでは描けなかった世界を描写し直したのです。

 3Dで世界を完全に作り上げてしまう最新の『ドラクエ8』などからゲームを始めた若い世代には、“ゲームを漫画として描写し直した功績”とか言ってもピンとこないでしょうけどね。当時は物凄い興奮したのですよ。「ベギラゴンってこんなハデな魔法だったんだ!」と。



 ただ、こうした“ゲームの漫画化”という要素だけなら、こうも僕らを揺さぶる漫画にはならなかったでしょう。
 この漫画が名作たりえたのは、多面同時展開を見事に描ききれた稲田浩司の漫画力、同時に大人数のキャラを動かしつつそこに一貫したテーマをこめる三条陸の脚本力に依るものだと思われます。
 もちろん不満がない訳ではないです。作画への不満を挙げれば、女性キャラは巨乳ばっかですし、レオナとマァムの区別がつかないし。脚本への不満を挙げれば、「死んだと思ったキャラが生きていた」、「敵だったキャラが仲間化」、「ピンチになったら別行動していた仲間が駆けつけてくれる」という“ジャンプ漫画の悪い見本”をそのまま踏襲している部分があります。伏線張ってるキャラはともかく、伏線もなくストーリー上重要でもなかったキャラがいきなり復活したのは流石にズッコケましたよ。

 ですが、前述した「魔法の特性を活かした超能力バトル」に加えて「複数vs複数が前提のチームバトル」という楽しみもあります。戦士と武闘家が前線で敵をかき乱している間に、後方で魔法使いが魔法の準備をしてスキを見て放つ―――ような戦いがほとんどです。この意味では1vs1が原則となっている今のジャンプ漫画とは大きく違い、どちらかというと5部や6部の『ジョジョ』に近いかも知れませんね。
 また、コレを描いたのが稲田浩司だったというのも一つの奇跡かも知れません。キャラの描き分け(特に女性キャラ)という点では不満があるんですが、それ以上にトンデモチームバトルを負荷なく読ませる技術は凄まじいです。これだけ色んなキャラが同時に動いて、それぞれが魔法やら必殺技を連発するのに、「何が起こってるか分からない」現象にならないのですから。作画力だけというよりもコマ割の配分も含めた画面作りという点で、鳥山明に匹敵するものがあるとすら思います。



 この漫画―――初期は間違いなくジャンプのエース作品だったんですが、アニメ化の失敗以降は『幽遊白書』に完全に喰われたという気がします。僕も当時小学校の高学年くらいだったんですが、『ダイ大』における友情やら正義といったセリフがこっぱずかしく、『幽白』のように勧善懲悪でない「私は自分のことを正義だとは思ってない」みたいな話に惹かれていったのを覚えています。
 しかし、20代も越えて人生にくたびれて、読む漫画も「人間の二面性」みたいなものを描くブラックなものや「しょせん人間なんて孤独なんだ」のような救いのないものばかりになった現在―――この『ダイ大』の友情や正義の話は、非常に心に染みる物語だったんだと実感しました。いや、ホント。1周回ってこういう漫画こそが大人向けなんだと思いますよ、『H×H』とは逆ベクトルで。


 
「おまえが全てに恵まれたヤツならここまでにゃあなれなかった・・・・!
 弱っちい武器屋の息子だからこそ、誰よりも強くアバンにあこがれ苦闘の道も歯を食いしばってこれたんだ。自信を持て!お前は強い!オレの・・・自慢の弟子だ!」


 マトリフ師匠―――!!
 僕達は大抵の場合は“恵まれた何か”なんて持たずに生まれ、いつしか自分の才能のなさに気付き、そのカベの高さに苦闘するもんです。だからこそ、一生懸命努力をするのであって、そうした想いをしっかりと描いてくれた『ダイ大』は泥臭くて恥ずかしいものかも知れないけれど、心の中にいつまでも残り続ける名作なんだと思います。


 
「一つだけ・・・覚えておくといいぜ。おれたちは2人っきりじゃない。
 2人ではじまった冒険の旅だったけど、ここへ辿り着くまでには色々な人に会った!闘った!そして・・・救われた!誰一人欠けていたって、こうしてあんたと向き合うことすら出来なかったんだ!!
 たとえ遠く離れてたって・・・・・・動くことができなくたって・・・・・・おれたちは常に魂の絆でつながっている・・・!この絆の強さ・・・目には見えないが・・・絶対に、てめぇのド肝を抜くはずだぜっ!!」



 アニメ化の失敗と連載の長期化により、同時期の『幽遊白書』『SLAM DUNK』と比べると知名度も評判もイマイチではあるんですが・・・・・間違いなく、ジャンプ黄金期終盤を支えた名作中の名作。全37巻というボリュームはネック(しかも、終盤は恐ろしくテンポが落ちてしまう)ですが、当時途中で挫折してしまった人には是非ラストまで読んでもらいたいです。
 未だ一度も読んだことがないという若い世代の方も、「正義」や「友情」という言葉を青臭く思わない年齢になったなら、是非手にとって下さい。とりあえず3巻までで、そこまで何か感じるものがあったなら「じゃー次も読んでみるか」で構わないですから。






05年4月13日 〜マガジン・サンデー20号

 とうとうマガジンの改編期がスタート。
 今週から幸村誠、来週から藤沢とおる―――久米田康治は再来週? 4月から新連載という噂がデマだったら凄いんですが、デマじゃなくて再来週から本当にスタートしても凄いです。『プラネテス』『GTO』『かってに改蔵』の作者が同時期に連載スタートなんですから。

 まぁ、僕は藤沢とおるの漫画はそんなに好きじゃないんですけどね。てゆうか、アフタの連載はどうしたんだ。


>幸村誠『ヴィンランド・サガ』(少年マガジン20号)
 日本のSF史をひっくり返した超名作『プラネテス』の作者:幸村誠が初めて挑む週刊連載。マガジンはここ数年、既に売れている作家を他誌から引っ張ってきてるんですけど、商業的に成功したのは『ツバサ』と『クロ高』くらいで―――板垣・能條に至っては「何しに来たんだ」と言われる始末でした。
 なので、期待半分・不安半分―――「歴史ものっぽいぞ」という情報が入った時には、「塀内夏子の二の舞かも」とまで思いまして、「マガジン編集部よ!要らぬ口出しをしないでくれ!」と神に祈ったものでした。

 とは言いつつも・・・・実は僕、『プラネテス』はアニメで観たんで、幸村さんの漫画をちゃんと読むのは初めてだったんですけどね。モーニングでやっていた頃にチラホラと流し読みはしてたんですが、どんな絵柄だったっけ―――とまぁ、こんな風に色んな思いを込めて、水曜の朝に本屋へと走った訳ですよ。

 何、この神レベルの作画力は。
 冒頭の砦攻めのシーンで悶絶。たった数ページですが、このシーンのネームを見せた時点で大抵のアシスタントは逃げ出しちゃうんじゃないでしょうか。定期的に休むものとは思いつつ、このクオリティの作画を週刊ペースで読めるんでしょうか。もちろん、初回だからこそ何百人vs何百人というド派手なシーンから入ったんでしょうけど、それにしても週刊で出来るレベルじゃないです。主人公が単独で特攻するシーンは鳥肌モノ。『H×H』なら修正入れられる指チョンパも無修正ですしね。

 作画を誉めてばっかなのもアレなんで、内容の方にも触れると―――1000年前のフランク王国の時代に暗躍した“北の民”といわれるバイキングの人々が主人公みたいです。ここら辺の人々を少年漫画として偶像化してるのが『ONE PIECE』だと思いますが、目指してるものは正反対ですね。こちらはリアルに残虐行為をしています。
 第1話は砦を落とすという話なんですが、出てくる作戦や兵器に圧倒的なリアリティがあり、それでいて船をかついで山を越えたり、単独で特攻したりという少年漫画的なエンタメも備えています。船で接近を図っている間に長距離からの弓(いしゆみ?)で次々と沈められている間に主人公が特攻して、それに対抗するために門側の防御が薄くなって―――と、多面同時展開を有機的に、しかもスピーディに描ききっています。恐ろしくチープな喩えしか出来ない自分が歯がゆいんですが、『ファイアーエムブレム』なんかをもっと極限までリアルにしていったような感じだと思いました。

 凄まじい第1話でした。半端ない。
 幾らなんでも第2話以降もこのパワーを持続できるとは思えないので、是非今週の内に第1話を読んでおくことをオススメしますよ。立ち読みするくらいの価値は、軽く凌駕してますから。

 第1話から結構伏線張ってますね。「主人公はウソをつかない」「バイキングの親分格は主人公の父親の仇」「主人公の短剣は父親の形見」、あと滝の下にいたコンビも後々出てきそうですね。キャラ立っていましたし。


 あと、新連載の挨拶としてページの左端に載ってる作者コメントが面白かったです。「歴史モノですが、史実はそーめんの赤い麺みたいなもんです」とか。最後までそーめんの話してるし(笑) なんか、歴史を変える名作を作り出した漫画家にしてはざっくばらんな人なんですねぇ。


>福地翼『うえきの法則プラス』(少年サンデー20号)
 第2回。冒頭のギャグ部分は結構微妙かも・・・・・と思いつつ。
 「能力なんて別に必要ない・・・」という前半から、植木の主人公らしさから戦闘になって太刀打ちできず、「勝つためには能力が必要だ・・・・」と思わせるラスト。萌えなロリっ娘を助けたりなんてベタ過ぎる部分は多いのだけど、有無を言わせない演出と構成でむしろ清々しく読めてしまいました。新連載の第2回と考えれば、主人公の魅力と課題を浮き彫りにして、適度に世界設定を説明できて、かなりの出来だったんじゃないですかね。

 ・・・・・・・まぁ、そのロリっ娘が僕のツボだったんで好意的に判断してるだけかも知れないですが。


>田辺イエロウ『結界師』(少年サンデー20号)
 志々尾の過去物語。
 家族からも見捨てられた4人兄弟の末っ子という辺りが非常にグッと来るんですが、不運なことに『ブリザードアクセル』と丸被りという。コチラの方が良守との対比なんかが出来そうで、設定を上手く活かせそうではあります。あと、お姉ちゃんの設定が、良守と時音の関係にも重なってきそうで・・・・・・・・

 お姉ちゃんは非常に可愛いですね。弟視点の姉弟物語としてはかなりの高得点です。
 ただ、この手の過去物語での「○○は俺が殺した」ってのは信憑性が薄いので、志々尾が暴走してる間に何者かに殺されたとか、志々尾のミスに巻き込まれて死んでしまったとかなんでしょう。あまりにお決まりのパターンだと過去編をやる意義すらないですから、良い感じに僕の浅はかな予想を裏切ってくれることを期待しておきます。

 それと、なかなか言い出す機会がなかったんですが―――志々尾の暴走を食い止めた青年(今週のラストに出てきた人ね)が『クロザクロ』と被りすぎで、どっちがどういう能力か本気でゴッチャになっちゃいます。


>畑健二郎『ハヤテのごとく!』(少年サンデー20号)
 『カウボーイビバップ』のテレ東版の最終回は確かにレアだと思います。観たことないもん。
 冒頭のハイライトで「萌え」なシーンを描いた場合、本当は全然「萌え」なシーンじゃなかった!というのがセオリーなんですが。『ハヤテ』の場合は、フツーに「萌え」でしたね。良い意味で裏切られた気分になりました。

 いやはや・・・・・・まさか、「ココまでの数話が1日の間に起きたこと」という不思議現象に意味があるとは思わなかったです。爺さんに貰ったペンダントなんて覚えちゃいないんですが、どうして伊澄がソレを知っているんだ? しかも、何か告白みたいなことをされちまったぞ!(とナギとワタルは思っている)と、謎とビックリをごちゃ混ぜにして次週へ。。
 完全に油断していたのですが、サンデーWEBで作者が言ってるように「綿密なスケジュールの下に制作されていた漫画」だったんですね。この展開には正直ビックリでしたよ。


>モリタイシ『いでじゅう!』(少年サンデー20号)
 朔美ちゃん、「皮村が“朔美ちゃんが林田のことを好きだった”ということに気付いていた」ことに気付く!
 これでもう完璧にカップル成立の材料が揃ってしまったような・・・・・・・うーん、フクザツな気分です。

 新1年生は、意外にも「普通な青年」が一人。あと、変なキャラになりたがっているメガネっ娘が一人。
 メガネっ娘が可愛い。マジで可愛いです。

 このメガネっ娘がマネージャーになるのか選手になるかは分からんのですが、選手なら練習時にはメガネを外す訳ですよ! 僕は日ごろ「普段メガネをかけている人が外したり、かけてない人がかけたりするのを見るのって興奮する」と言い続けているのですが、それを地で実行してくれそうな気配です。ちくしょー、良いなメガネっ娘。

 ・・・・・・・・なんかココ数週間、メガネのことばっか語ってる気がします。






05年4月15日 〜チャンピオン20号、ヤングガンガン9号

 今週もスピリッツ感想はなしで・・・・・・
 どうも雑誌として行き詰っている気がしますねぇ。一時期看板作品だった『ラストイニング』も、低調な時期に入っちゃいましたし。新連載もなかなか浮上してくれないですし。元気なのは『アフロ田中』くらいか・・・・・『たくなび』は徐々に片鱗を見せてきた気もしますが、就活マンガはドロップアウト組の僕には直視し辛い(これは『エイティーズ』も)

 一方、ヤンマガは次週から『バジリスク』と同じ作画家が同じく山田風太郎の原作で忍法帖シリーズ第2弾が始まるそうです。とりあえずはチェックしてみます。


>キムラノボル/佐藤健悦『舞-HiME』(チャンピオン20号)
 アニメ第2弾・正式決定!!

 いやはや、他の雑誌やネットではとっくに知れ渡っていたことなんですけどね。第1弾を観ていなくても付いていける内容なんでしょうか・・・・主人公の女のコはロリ貧乳系っぽいので、かなり食いついているんですけど!
 それよか、チャンピオンとしてはアニメ第2弾については大々的に扱っていないですね・・・まだまだ先のことだからなのか、第2弾とはコラボして漫画化させないと決まっているからなのか。憶測が憶測を呼ぶ展開です。僕としては、今のシリーズは今のシリーズで完結させて、アニメ第2弾の開始とともに漫画版も第2期が始まる―――ってパターンを希望します。もち、作画家は同じ方で。

 本編。
 なつき、撃たれる―――!!
 静留、何しに来たの―――!?
 なつきや祐一に「誰だ、お前?」と言われている男、ホント誰―――!?

 相変わらず、1話の間に色んなことが起こる密度の濃い内容です。「一人のHiMEに二つの鍵?」とかはかなり重要なことだと思うんですが、あっさり先に進んじゃってますね。舞衣と奈緒で深優、なつきと祐一でなつき母と戦うのか・・・こういう展開だと、デュラン復活か、デュランに替わるものが出てくるとかじゃないと収拾つかない感じですね。舞衣がなつき母を倒してエンドって訳にはいかないみたいです。

 そう考えると、最後の最後でなつきが報われるラストが来るんでしょうか・・・・・・・ここ数ヶ月、もう彼女が可哀想で可哀想で。幸せになって欲しいなぁ、なつきには。


>久米田康治『いいがかり姉さん』(ヤングガンガン9号)
 読みきりです。改蔵と部長のいない『かってに改蔵』みたいでした。
 冒頭、いきなりスクエニへのバッシングから始まるも―――うーん、パンチ力不足という感じがします。「CG映画の赤字補填」というのも、とっくに旬を過ぎた話題ですしねぇ。読みきりということもあって、時事ネタの類は不発さった気がします。
 ただ、「この留守番電話、ちゃんと留守番してくれなかったぞ!」というクレーマーは面白かったです。


>高津カリノ『WORKING!!』(ヤングガンガン9号)
 Web版『WORKING!!』の最新の回で志保ちゃんが持ってる日本刀は、ヤングガンガン版『WORKING!!』のやっちーの実家で買ったらしい(作者の公式サイトより)

 ということは・・・・・・・二つの『WORKING!!』は世界観が一緒だということですか!!
 これはまた妄想が進みそうな事実を知ってしまいました。まぁ、どの組み合わせが出会っても面白そうなんですが、一番見たいのは“伊波に殴られている足立くん”かなぁ・・・・・・・(酷)

 本編〜。
 今回は終始一貫した話で、抜群の完成度でした。「春っぽい話」→「春だから虫が出てくる」→「虫は小さいから可愛い」→「種島先輩も小さいから、虫と同じくらい可愛い」ってどんな連想ゲームですか! 畳み掛けるように論旨が狂っていっていくのが心地よくて、最後を伊波の暴力オチで締めた4〜5ページ目が凄まじく面白かったです。

 やっぱ種島先輩は可愛いなぁ・・・・・ほとんどコマに顔が映ってないけど(笑)






05年4月16日 〜『ツルモク独身寮』全11巻

 
■ 漫画紹介
 窪之内英策 『ツルモク独身寮』全11巻
  <Amazonの紹介ページ

 この漫画を初めてチラチラ読んだのは、小学校の高学年か中学校に入ったばかりの頃。何故だか居間に1巻と8巻がぶん投げてあって(中学教師の親父が生徒から没収したらしい)、ヒマつぶしに読んでみて、ともみが一人泣いているシーンで「あぁ・・・俺も大人になったらこんなに哀しい恋をするんだろう」と思ったもんでした。気付けば僕も23歳。田畑さんは別とすると、登場人物の年齢はほとんど上回っていました・・・・・・・

 高校を卒業後、上京して家具メーカーに就職した主人公。地元には可愛い彼女を残しつつ、同じ工場の総務課であるみゆきさんに惹かれていく―――という青春ラブコメです。連載されていたのは80年代の後半というバブリーな時代なんですが、トレンディードラマというよりは、「貧乏でも人と人との繋がりが大切なのさ!」といった感じの等身大のドラマだと思います。優柔不断な主人公だけじゃなく、ナンパ男の杉本と、ブ男の田畑という3人セットだからこその『ツルモク』ですね。誰かしらに共感を覚えるという。

 小学生の頃に「大人な恋愛だなー」と思った本作ですが、今読むとひじょーにプラトニックな恋愛漫画だったことに驚きました。頭ん中には性欲がうずまいたりもしてるんですが、実際に主人公やヒロインが行っていることは初々しくて爽やかで、読んでいて気持ち良かったです。僕は、青年誌だからといって「ヤった」「ヤられた」ばかり描く漫画ってのは好きじゃないんですよ。だから、こういう『ツルモク』のように、性欲をファンタジーにしないのに物語を爽やかに収束させている作品はそれだけで好きになってしまいます。
 当時の詳しい事情は分からんのですが、『タッチ』『みゆき』が終了した後のラブコメ漫画の最後の受け皿として活躍したのかなぁと思います。作風は全然違いますが、性欲とラブコメの関係はあだち充作品に通じるものがありますし、あだち充作品を卒業した世代がスピリッツで『ツルモク』にハマっていったのかなぁ・・・・とか考えてみました。


 窪之内氏は非常に絵が上手いですし、女のコも可愛く描きます(その分、遅筆なのがネックですが)。序盤で「高嶺の花」な美人だったみゆきさんがどんどんロリ化していったのは、残念であり嬉しくもあったんですが―――そんな可愛い女のコが沢山登場してきて○角関係!みたいな展開よりも、実は「夢って何だ」という話の方が『ツルモク』で真に描かれていたことだと思うんです。。
 流されるまま生きてきて、工場のラインに入って―――自分がやりたかったことって何だっけと主人公が苦悩する様は、同じように家具メーカーに就職しつつも「漫画が描きたかったんだ!」と漫画家になった窪之内氏の自伝的な回でもあったと思うのです。
 だからこそ・・・・・・最後の「そんなテレビドラマの最終回みたいな・・・」という急展開が残念であります。それまでずっと等身大のドラマを描いてきたものが(社長令嬢とか出てきますが、少なくとも主人公周りは等身大の出来事ばかりだった)、御都合主義で締めくくっちゃったなぁ・・・という印象です。

 
「しかし、その才能を持ちあわせていても、成功するとは限りません。それを表現する術を持たず、自分のカラにとじこもっている臆病者にはね!何もしようとせず認めてもらおうなんて、都合のいい話でーす。」

と、作中でキャラに言わせておいて、確かに窪之内氏自身は“カラを破ること”に努力したんでしょうに、それでも作中の主人公は何もしないまま認められちゃったという・・・・・・この点が凄く勿体ない。






05年4月19日 〜モーニング、スピリッツ、ジャンプ20号

 
■ 漫画雑誌の感想(モーニング、スピリッツ、ジャンプ20号)
 今日まで「4月が決戦の時になる!」なんて楽しそうに叫んでいた僕ですが、その余波でまさかこんな事態に陥ろうとは予想していなかったのです・・・・あぁ、もうやっぱり「僕の読みたいもの」と「ジャンプが作りたいもの」は完全にズレちゃっているんだと思っちゃう訳で。これが年齢を重ねるということだとは理解しつつ、寂しくもあります・・・・・・
 ちなみに、『下手の考え休むに似たる』さんにて和月伸宏考察が行われています。必見。読んでいてちょっと泣いてしまいました。こないだ(ヲタクでない)友達が話していたんだけど、「『るろ剣』って連載終わったらパッと消えちゃったよね。『DB』とか『SLAM DUNK』は未だに売れ続けて商品化されてるのに・・・・・」とのこと。まぁ、そういうことなんですよ。時代が和月を求め、時代が和月を見捨てたというか・・・・・・



 スピリッツは相変わらず『テレキネシス』のみ読んできました。残りは、もしやるとしても金曜日以降に。

>一色まこと『ピアノの森』(モーニング20号)
 アッパーズ休刊に伴い、連載停止していた本作もモーニングへと移籍して連載再開です。僕はアッパーズはノータッチだったので今回初めて読んだんですが、初見とは思えないほどスンナリ読めました。天才少年を評価しないボンクラな大人達の中で、彼に影響を受けた大人もいる―――みたいな話で良いんですよね?
 二人の大人が「夢中になっている演奏家がいる」と言っていた人物が実は同一人物(主人公)だったり、ヒロインのコが左手に何かを抱えていたり・・・・・順調に伏線を張って、次回以降を楽しみにさせてくれます。これは楽しみな作品になりそうですな。

 モーニング新連載攻勢は順調なスタート。しかし、他誌が生んだヒット作をそのまま使えるってのはオイシイですよね。


>外薗昌也『わたしはあい』(モーニング20号)
 メガネで小柄でメイドだというのに正直このコには惹かれなくて・・・・・と思っていたんですが。現時点でのこのコは単なるロボットなので、感情や生活感が0なんだから―――ここから如何に「人間らしさ」を加えていくか、ということを作者は狙っている訳ですね。「このロボットのどこが良いんだ?」と思っている人は僕も含めて、既に作者の術中にハマっているという。
 とにかく、メガネっ子よりも理子ちゃんのツンデレっぷりが凄まじく可愛い。あんなにモーションかけておきながら、「心の準備が・・・」とか照れてるトコとかすごくイイ。このコの健気な想いが報われてくれることを期待しつつも、『ルサンチマン』の長尾さんもアレだったしなーと、「ヲタクの男と付き合うのも考えもの」だとも思ったり。


>東周斎雅楽/芳崎せいむ『テレキネシス』(スピリッツ20号)
 終わらんかった―――!!
 しかも、新章が始まったっぽい!

 とまぁ、嬉しいことは嬉しいんですが・・・・・・崋山の異動問題は解決していないですし、マキノの彼氏を描写しとかないと終われないだろうとインターバルのように挿れたという可能性もありますし。生き残り確定という訳でもないのか・・・・・・?
 ちなみに、コミックス1巻が5月30日に発売決定。“第1巻”ということは“第2巻”もあるという訳で、話数を考えると次回や次々回に最終回ということもないんじゃないかって予想します。うーん、良かったような拍子抜けのような。

 で、本編。ヴェトナム戦争のくだりにウルッと来たのも確かなんですが、どうも最近のこの漫画は似たような題材・テーマが多いような。今回のも、あのメガネの人の話と大差なかったですし。この辺り、毎回毎回の元ネタとあわせて変幻自在に話を作っていた初期の『金魚屋古書店』と比べると・・・・・・うーん、正直物足りないです。


>大場つぐみ/小畑健『DEATH NOTE』(少年ジャンプ20号)
 まずは一言、叫ばせて下さい!

 粧裕が貧乳のままでありがとう小畑先生!!!!!

 しかも、どうやらメイン張りそうなポジションですよ。4ページしか出ていないのに凄い存在感です。そして、彼女に伸びようとするマフィアの手!まぁ、少年誌なんでモロに鬼畜な方向にはいかないと思いますが、エロいのには変わりありません。期待すべきは、貧乳の彼女をどんな風に縛るのかということ!貧乳には貧乳に向いた縛り方があるのですよ、頼むよ小畑先生!(熱弁 この時点で女性の閲覧者どころか同性の閲覧者すらもドン引きしていそうな予感)

 それにしても、冒頭から凄まじいテンションで突き進みますね。「どっやって本名知ったんだ?」と思いつつもアイバー・ウエディを殺し、ヨツバ6人を殺し、“現実とは違うキラの存在する未来”としての舞台へ。
 メロ・ニアが別行動というのは「ハウトゥリード」でほのめかされていたことですが、ここまで対立しているとは。第1部でメロがニアを意識していたのは「ラブ」ではなくて「ライバルとして」だったんですね。マフィアは殺しのためにデスノートを手に入れるとメロと約束しているんでしょうが、彼のことだからあっさり見限りそう。ここらの緊張感も溜まりません。

 携帯借りている男のシーンは最初意味分からなかったんですが、メロとニアの言動から徐々に「メロがニアに送ったスパイだ」と気付かされる構成・・・・こういう三竦みのバランスを、負荷なく読者に読ませる技術は流石ですね。

 過剰反応するとミスリードに引っかかりそうではありますが、メロ組は「ノートは2冊ある」と踏んで行動してます。もちろん、作中に出てきたノートは4冊ある訳で・・・・・リュークのノートは別としても、この1冊の誤差が後々に影響してきそうな予感です。
 ・リュークのノート→ ずっとリュークが持ってる
 ・リュークが死神大王を騙して手に入れたノート→ ライトが拾う→レムに元の持ち主を移して所有権放棄→火口へ→ライトが奪還→デスノートとしての所有者はライトだが、夜神パパが管理をしている
 ・レムのノート→ レム死亡後、ライトが拾って隠し持っている
 ・ジェラスのノート→ レムが拾い、ミサの下へ→ミサはLに監禁されている間に所有権放棄→所有権はライトに→元の持ち主をリュークに移して、ライトも所有権放棄→埋められていたのをミサが拾う→ライトの言いつけでノート本体は隠してある?

 第1部ラストではこんな感じ。だけど、ここから更に所有権が移っている可能性もあるんですね。リュークが登場しているシーンにライト・ミサ両方がいるんですが、それはミスリードで、実際にはライトの方に移っているという可能性もありますし。


>久保帯人『BLEACH』(少年ジャンプ20号)
 そ、そういや人間界の時点で「ルキアの能力が薄れていってる」伏線とか張ってあったような気も・・・・ただ、アレはもう2〜3年以上前のことなので、コミックス派でない僕の記憶が間違っているのかも知れないですなぁ。『ナルト』もそうですが、年単位で張られた伏線って感想書くのに非常にネックになりますよね。ジャンプ感想書き始める前(僕の場合はちょうど2年前)は、そんなに毎週一生懸命読んでいた訳でもないですし。

 おぼろげな記憶を繋げてみると―――「ルキアの能力が薄れていた」「ルキアの義骸は“作った者は追放される”ような代物」「市丸が最初に立ちはだかった理由」「浦原喜助は尸魂界では有名な職人(?)」「尸魂界の上層部(を乗っ取った藍染)がルキア処刑にこだわった理由」「虚がパワーアップしている理由」という数々の描写が一本に繋がり、しかも「一護が虚化しそうな理由」まで明らかになりそうです。情報を小出しにしていた分、明らかになると爽快ですね。

 背骨だけで繋がっている人間は顔を上げられないような気もしますが(背筋は残ってるのか?)、まぁ死神だから内蔵とか必要ないのかも知れないですしね。コイツら尸魂界に来てから食事も排泄もしてないし。
 とまぁ・・・・こうやって一護がしぶとい理由が“崩玉”にあるんだったら、今までの「主人公だから」という無茶なインフレにも納得できるんですが―――後発の『武装錬金』が全く同じ展開をやっているのがどうにも。一方は看板作品で、一方は掲載順ブービーの作品。そりゃ、ブービーの方に退場してもらうよなぁ・・・・と穿った考えなダメな大人が僕です。


>冨樫義博『HUNTER×HUNTER』(少年ジャンプ20号)
 このオロソ兄妹には萌えねー!
 まぁ、兄妹でこんなにベッタリしているのもアレなんで、漫画の文法を破って妹は別のところにいる―――みたいな展開だったら良いんですけど。
 しかし、ハギャ隊+ヂートゥだけでも長々と続きそうなのに、更に変なキャラ出してくるんですか。ひたすらキルアが消耗していくだけなので、今は知略バトルが面白いけど、その内に飽きられてしまいそうな気がするんですけどねー。

 イカルゴ、熱っい―――!!
 一度は涙目になりつつも吹っ切れたように己を語りだすコイツも、それを「目でわかったよ」と助けるキルアも熱い。ヨーヨーのことを教えなかっただけでも良いんですが、後々に再登場してキルアを颯爽と助けてくれるような展開なら感動モノです。こんな形状のザコキメラアントに、たった1話でここまで感情移入させるとは・・・・・やはり、冨樫義博は天才と呼ばれる漫画家なんだなぁ。


>河下水希『いちご100%』(少年ジャンプ20号)
 まずはアニメ情報。
 「第5話(次回)より真中が高校生に。第3の美少女、南戸唯も初登場!」
 えっ、順番から言えばさつきでしょ!?この時点でもう唯が出てくるんですか・・・・・・・感想はインターバル置きたかったですが、唯が出てくるならチェックしとかないとまずいですね。どこまで脱いでくれるかに注目です。

 本編。
 東城はまだ挽回できそうな位置にいるけど、さつきはコレで完全にリタイアでしょうね。「まだ諦められない。妨害してやる!」と意気込んでいた彼女も、東城ですらフラれたのを見てとうとう諦めモードに入ったっぽい。最後の見せ場だと思われる、東城との会話が良かった・・・・! ホントこの漫画は、男が絡まない女のコだけのシーンが良いですよ。次回作は百合モノで良いじゃないですか、ねぇ皆さん?

 
「好きな人がいるとね、無敵な感じがするんだ!片づけ中の模擬店のっとってたこ焼き作るなんて、愛する人のためにしかやんないでしょ?」

 あぁ・・・・初めてこの漫画の恋愛観に共感持ちました。今までの自身の行動を総括するようなセリフで、さつき退場―――


 これで作品的に真中を奪い合っていた4人の内、さつき・東城の2人に断ったという形になりました。残るは向井さんなんだけど、立ち聞きで向井さんは「フラれた」と思っているんですよね。でも、それで解決せずに真中の口からちゃんと断っておくべきだと思うんですが・・・・・・・・・って、向井さんは真中に告白したんですよね? 禄に覚えちゃいねー。

 それにしても、西野の両親っていつも家にいないですよね・・・・・・・・二人揃ってしょっちゅう旅行なんて、仲睦まじい夫婦だこと。だからか? 西野の恋愛観がズレているのは・・・・・


>和月伸宏『武装錬金』(少年ジャンプ20号)
 
「カズキの下した決断とは!?
 次号、クライマックス!!


( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(; Д ) ゚ ゚

 クライマックス・・・・・・・クライマックスという言葉が「最終回」という意味で使われることはジャンプでは少ないと思うのだが、他誌(特に小学館系)では7割が「最終回」、残り3割が「あと数回で最終回」という意味で使われています。つまり、「盛り上がってまいりましたよ!」という意味で使われることはないということです。
 正直なところ、まだ新連載の発表もされてないですし、あとちょっとで『Waqwaq』が終わりそうで、アニメ終了とともに『いちご』も幕を引きそうな現状―――来週で『武装錬金』を打ち切るというタイミングは理解しがたいんですが・・・・引っ張って、引っ張った上での編集部の決断だったのか。一応、謎だった部分の設定は解消された訳ですし・・・・・

 秋水、再登場してないけどな!
 西山君も出てないけどな!

 あぁ・・・・あぁ・・・・・確かに。犬飼の伏線が無視されたのも、先週に再殺部隊がザコ化してたのも、火渡がいい人化したのも、ブラボーが生きていたのも、バロンが出てきたのも、全て「打ち切りが決まっていたから」で説明がついてしまう・・・・・・(※ ブラボーが死んでいたら、事態がややこしくなってしまい数週でココまで辿り着けなかった)
 5巻45話「二ヶ月前の春の夜」のライナーノートより・・・・「斗貴子の慟哭、斗貴子の涙はまだ描かない」と言われた涙が今週描かれたこともあって、もうどうにも生き残れそうにない・・・・・・


 照星さんのバロンとか、パピヨンの進化とか、ヴィクトリアのおっぱいとか―――面白そうな要素がまだまだ残っているのになぁ。確かに、墓地での決戦以降の展開は万人を満足させることは出来なかったでしょうけど、コミックスはそこそこ売れていたはずなのに―――






05年4月20日 〜アニメ化を希望するジャンプ作品

 
■ 投票、結果発表〜
 今回のテーマは、『いちご100%』『アイシールド21』に続いてアニメ化して欲しいジャンプ作品は?でした。タイムリーな話題だったためか、ジャンプ感想やっていた時よりも多い得票数にビックリしましたよ。皆さん、投票ありがとうございました。
 例に漏れず、これは“ウチのサイトを観ていて、尚且つ自主的に投票に参加してくださった方”という限定的な結果に過ぎません。結果が偏っていても当然なので、世間一般の統計と同じようなものだと思わないで下さいね。



 それでは、ベスト5の発表〜




 「アニメ化して欲しいジャンプ作品」:第5位!
 『DEATH NOTE』 16票!

 本誌では絶大な人気を誇るエース作品も、ことアニメ化に関しては否定的な意見が多かったですね。人気があるからこそ「アニメ化は勘弁して欲しい」と思うんでしょうね・・・・・規制やら何やらでストーリーが改変されてもイヤですし、ムリにゴールデンの枠をとったせいで作画力が落ちるのもイヤですし。
 それと、コレは僕の個人的な意見ですが―――毎週毎週、絶妙な引きを見せる大場ネームはアニメの30分の枠には不向きな気がします。原作そのものを再現しても、ハイペースでどんどん人が死んでいくだけのアニメになっちゃいますもの。オリジナル要素を加える必要がありますし、それこそスタッフの選び方が重要になる訳で・・・・・ジャンプではどうもなぁ。

<寄せられたコメント>
 ・ デスノートの重厚な展開がアニメで見たいです。

 コメント、一つだけかよっ!




 「アニメ化して欲しいジャンプ作品」:第4位!
 『ピューと吹く!ジャガー』 23票!

 『マサルさん』のように、1話10分くらいの尺で―――という方が多かったですね。ぶっちゃけ『マサルさん』のアニメは見てなかったんで詳しいことは分からないんですが、『ジャガー』は1話7ページくらいなので10分だと物凄いスカスカのアニメになっちゃうような・・・・・・
 なので、1話5分くらいで、朝学校に行く前の時間帯とかに放送したら面白いかなーとか無責任なことを言っておきます。僕は朝っぱらからハマーの顔なんか見たくもないんですけどね。

<寄せられたコメント>
 ・ 1回10分で。
 ・一話完結である点とストックの多さから。
 ・ジャガーさんの声は大塚明夫で
 ・クロマティみたく深夜に10分アニメでもいいから
 ・ 「マサルさん」をあそこまでやれたんだし!

 大塚明夫・・・・・・?
 スティーブン・セガールってこと?




 「アニメ化して欲しいジャンプ作品」:第3位!
 『銀魂』 32票!

 さすがに稼ぎ頭!同期の『DEATH NOTE』と違って、こちらは票を伸ばしてきました。票を集めた理由としては、「1話完結なので、オリジナルな話をはさみつつ原作に追いつかないように調整できる」とか「オリジナルな『銀魂』が観たい」とかでしょうかね。ちょうど投票期間の間、ジャンプの方では3連続で神がかっていた話が続いたのも要因の一つですかね。
 ただ・・・・奇しくも今週のジャンプで発表された人気投票の結果に僕はビックリでして・・・・・この作品を支えているのは、一部のお姉さん達だということをまざまざと見せ付けられましてね。新八とか神楽の順位は何よ・・・・・・このメインキャラの人気のなさっぷりは、アニメ化には不安なような、恐ろしいことが起こりそうな。

<寄せられたコメント>
 ・深夜でハイクオリティー!ゴールデンはやめてくれ!
 ・きちんと作ってくれればおもしろいかと。
 ・アニメ化しても絵が割とうまく見えるかも。
 ・銀さんがかっこよくなりすぎやしないかが心配ですが
 ・オリジナルがおもしろくなるかどうかは・・・?
 ・あえてこれで!なんかまったりしそうだ。
 ・ワンピの前か後に。
 ・しかし中途半端に自主規制かますなら不可。

 ジャンプアニメの場合、深夜だからクオリティが上がるって訳でもないと・・・・・・『いちご100%』が教えてくれましたが。問題は空知節とも言える独特のセリフ回しだと思います。基本的にみんなが長台詞のツッコミなんで、それこそ『アイシ』みたいなタレント尽くしのキャストだと悲惨なことになりそうです。『いちご』のようにアイドル声優をかためると、別な意味で楽しみなアニメになりそうです。ゲロを吐く能登麻美子とか(笑)




 「アニメ化して欲しいジャンプ作品」:第2位!
 「どれもアニメ化しないで欲しい」 34票!

 『銀魂』と熾烈な2位争いを制したのがコレでした。
 いやもう僕の予想ではコレがぶっちぎりの1位なんじゃないかなーって思ってたんですが、昔のジャンプ作品のアニメ化に比べると最近のはなかなか高品質だったりしますからねー。『テニスの王子様』なんて、ある意味では原作以上に話題になりましたもの(竜巻起こしたり、水中戦やったり)
 そんな中での2位は立派。原作を愛するあまり、原作が劣化して広められることへの嫌悪を覚えるのでしょう。ジャンプ作品のアニメ化は大抵の場合“原作のファン”を対象にしてるのではなく、“原作を知らない人”がアニメから原作へと入ることを狙っているのですから。だから〜、ヒル魔がロンブーをやることだって「大人の事情」では理解できています。アニメ版、観たことはないけど。

<寄せられたコメント>
 ・WJのアニメ化はいかにも儲けまっせ!感が強いので。
 ・ジャガー、錬金、デスノ好きだけどしてほしくない。
 ・無理にアニメ化しなくても
 ・特にDEATHNOTEの映像化は断固反対
 ・アニメ化するとろくなことがないので・・(苦笑)
 ・いらん

 『デスノ』ファンの票はこちらに流れていったみたいですね・・・・・でも、個人的なことを言わせて貰えば、アニメ化以上に実写ドラマ化(映画化)こそが一番勘弁して欲しいんですけど。




 「アニメ化して欲しいジャンプ作品」:第1位!
 『武装錬金』 40票!

 なんともまぁ・・・・皮肉な結果に・・・・・
 残る希望は、『うえきの法則』のように連載終了後のアニメ化決定→本誌で第2部スタートという形か!カズキの記憶を失ってしまう斗貴子さん!武装錬金を失いつつも少女を守るために戦うカズキ(と犬)!ほとんどの人間が武装錬金を持っているという街が今度の舞台だ!!

 ・・・・・・・・・何か、フツーに面白そうだな。

 僕が『武装錬金』ファンなので、ウチのサイトを読んでいる人も『武装錬金』ファンに偏るのは当然なので・・・・「アニメ化すれば打ち切りは免れる」という票が多かったような気がしますが、それでもバトルものが優先的にアニメ化されてきた歴史を考えればこの結果は納得ですよね。『Dグレ』と『Waqwaq』はTVアニメ化するだけの尺がまだありませんから。
 個人的には、アニメ化よりも2D格闘ゲーム化されて欲しいです。そりゃ「PS2買いなおすよ」ってなほどに、欲しいです。もちろん斗貴子さんのパンチラ解禁で(笑)

<寄せられたコメント>
 ・ガンガレ!
 ・できれば深夜枠がいいなぁ
 ・してほしいけど、されないんだろな〜
 ・臓物をブチ撒けろ!を生で

 「臓物をブチ撒けろ!」もそうですけど、「ストロベリってる」「蝶サイコー」などの名言を生んだ作品がなくなるのは・・・・ウチのサイトのストロベリ姉妹はどうすれば良いんでしょうね。まだデータベース増えないし。




<最終結果>
1位 武装錬金 40票
2位 どれもアニメ化しないで欲しい 34票
3位 銀魂 32票
4位 ピューと吹く!ジャガー 23票
5位 DEATH NOTE 16票
6位 D.Gray-man 13票
7位 魔人探偵 脳噛ネウロ 8票
8位 Waqwaq 5票
9位タイ 家庭教師ヒットマンREBORN! 4票
ユート 4票
11位 Mr.FULLSWING 3票
12位 ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 2票

 得票総数:184票
 まぁ、連載開始1年以内の作品が苦戦するのは当然ですが・・・・・・・『ネウロ』が強かったですね(笑) さすがにドーピングコンソメスープで一時代を築いただけのことはある!


 残りのコメントー

<7位:『魔人探偵 脳噛ネウロ』>
 ・読みきりの回転する人とか動いてるのを見てみたい。

 あの独特の遠近法なんかをどうやって再現するんでしょうね・・・・・・そういや、同じ理由で『アイシールド』の魚眼レンズっぽいアングルもどうやって再現されてるか気になります。

<8位:『Waqwaq』>
 ・護神像との合体シーンが観たいです
 ・OVAで…是非…!

 フジリューもアニメ化には運のない人ですものね。『封神』のアニメは観たことないですが、ファンサイトですら誉められているのを観たことがないです。

<11位:『Mr.FULLSWING』>
 ・アニメ化できるだけの量はもう充分あるので

 でもまぁ、まさか鈴木先生も自身のことを「崖っぷち作家」とか言ってる間に師匠が落っこちるとは思わなかったでしょうね・・・・。尺は十分にありますけど、どちらかというとテンポが遅かっただけのような。武軍戦を1年間もやっていたりして、ストーリー自体はそんなに進んでないですし。





 うーん。久々のアンケートということで、票が集まって楽しかったです。
 投票して下さった全ての方、ご協力ありがとうございました。






05年4月21日 〜マガジン、サンデー21号

 
■ 漫画雑誌の感想(マガジン、サンデー21号)
 次週より、サンデーであだち充が復活ですか。空白期間の短い人だ・・・・・
 全然興味なかったんですが、「4人の幼なじみがいた。長女・一葉、次女・若葉、三女・青葉、四女・紅葉の四姉妹!」という予告文に驚愕。野球漫画なのに姉妹漫画かよ。三姉妹ブームに対抗して四姉妹かよ。

 まぁ・・・・でも、僕はあだち充の女性キャラにはビジュアル的に萌えられないんで微妙ですが。


>藤沢とおる『ROSE HIP ZERO』(マガジン21号)
 「この車は防弾仕様だから大丈夫です」
 えぇ―――!!幾ら防弾の装甲だって、あんな至近距離でむっちゃ撃ち込まれたらヤバくないですか。つーか、もしも装甲破れないってんなら、主人公達がやっているようにタイヤを狙えば良いと思うんですが。こんな奴らが、世界を震撼させているテロリストというのもどういうことなんでしょう。

 という訳で、やっぱり藤沢とおるの漫画は僕の肌に合わないみたいです・・・・・・『TOKKO』から化け物退治の要素を抜いただけの設定ですし、コマ割が恐ろしく大雑把ですし、過去語りもありがちな話をクドクド語るだけですし。もちろんヒロインのコは可愛いですし、アクションシーンには期待できるんで、マガジンの主要読者には受けそうですが・・・・・
 僕的には、敵となるテロリスト集団にそれなりの意義みたいのが感じられるまで我慢―――って感じかなぁ。


>幸村誠『ヴィンランド・サガ』(マガジン21号)
 さすがに第1話のように、エンタメ度に満ちた戦略バトルを毎回って訳にはいかないですよね(ストーリー的にも)
 第1話で約束されたアシェラッドとの決闘―――ストーリー的に、どちらかがここで死ぬということは考えにくいので、どうやってやり過ごすのかなぁと思ってはいましたが。奴隷を上手に使えない叔父貴との比較で、アシェラッドはトルフィンの感情を上手く利用して勝利。殺さずに勝ち続けていれば、トルウィンはアシェラッドの部下であり続けるしかない―――と、第1話からアシェラッドのキャラクターを上手く描写してきていますね。むしろ、トルウィンよりもキャラ立っているんじゃないか?

 ヒロインっぽい女のコ登場。元貴族の現奴隷―――「歴史モノって鬱な設定が多いなぁ」と思うか、「エロゲーみたいな設定だ」と興奮するかは貴方次第。
 トルウィンに「あなたも奴隷なの?」と尋ねるシーンは、前のシーンの「人間は誰もが(何かに縛られているというイミで)奴隷なのさ」というアシェラッドのセリフと絡んで、この作品のテーマなのかも知れませんね。トルウィンは否定したし、身分階層としては奴隷ではないんでしょう。でも、「父の仇を討たねば」という感情を利用されてアシェラッドの部下である以上、広義ではトルウィンも奴隷だと言えます。

 戦争も奴隷もない夢の土地・ヴィンランド―――そこに憧れ、そこに向かう『ヴィンランド・サガ』ということは。トルウィン自身が「仇討ち」ではなく、自分の目的を見出すまでを描く物語なんじゃないかと思います。つーことで、アシェラッドは作品のクライマックスまで死なないと予想。


>モリタイシ『いでじゅう!』(サンデー21号)
 センターカラーまるまる1話使って人気投票の結果発表!
 『帯ギュ』みたいだと思ったら、作者直々に「こういう『帯ギュ』みたいなのやりたかったんだもん」と発言。まーねー。こういうのって漫画家の夢みたいなものですよね。しかも、1話まるまる使うってのを許可してあげる編集部も凄い。コレの出来るタイミングを狙っていたから、募集から発表まで8ヶ月も空いたんですかね。

 1位〜5位は順当。募集期間がもうちょっと後だったら、朔美ちゃんはもうちょっと上だったんじゃ―――いや、森さんも上がりそうだから結果は一緒か。どっちにしろ、『銀魂』の人気投票の後に見ると、えらく健全な結果に思えます。
 注目すべきは1年(もう2年だけど)女子4人組の順位―――朔美ちゃんがトップなのは当然として、巨乳>もち肌美少女>メガネっこという順番でした。もち肌美少女はもうちょっと上位かと思ったんですが、意外な結果。やっぱ彼氏持ちだから票が伸びなかったのか!? メガネっこに至っては、彼氏も浮いた話もない上にトップ30にすら入れず。時代はメガネだというのに・・・・・・

 しかし、コミックス持ってない立場からすると、作者のハッチャけたキャラにビックリしましたよ。「何歳になってもAV女優はお姉さんと呼んでしまう」「ドーテー心を忘れない」とか、深夜ラジオのノリです。サンデーのメイン読者は置いてけぼりでしょうが、僕的にはかなり好きになれそうな人です。






05年4月22日 〜スピリッツ、ヤンマガ20号、ヤンジャン、チャンピオン21号

 『完結漫画応援サイト』を始めようと思ったのは、単に僕自身が“完結した漫画”を色々と読み漁りたかったからです。漫画を楽しむ場合、「雑誌で毎週追いかけて読む」「コミックスが出ると買って読む」「完結したのを読む」などのパターンがあると思います。「完結したのを読む」は他の2パターンに比べ、一気に読めるのでインターバルをはさむこともないですし、オンタイムでコミックスを買うよりも安価で手に入りやすいというメリットがあります。時間的にも経済的にも、非常に効率の良い楽しみ方だと言えます。
 理屈ではそれを理解しつつも―――反発するように毎週発売される雑誌を楽しみにして、感想を書いているのは何故か。きっと僕は、そうした漫画が覚醒するのを楽しみにしているんです。最後まで良いところなく終わってしまう漫画が圧倒的に多い中で、平凡な漫画が殻を破り名作へと化ける瞬間―――感想書きにとって、これ以上の喜びはありません。


 今週、とうとう『舞-HiME』が覚醒しました。
 これまでの伏線やテーマを全て凝縮して昇華させた瞬間―――身を走る感動で、震えが止まらなかったです。
 この漫画を追い続けてきて良かった・・・・・・! この漫画が好きで良かった・・・・・・・!




 
■ 漫画雑誌の感想(スピリッツ、ヤンマガ20号、ヤンジャン、チャンピオン21号)
 スピリッツは来週から『つゆダク』の人の新連載。女子高に赴任した男教師という話みたいだけど、予告カットを見る限り、どの女のコも同じ顔に・・・・・・・こういう設定の漫画、「男の夢」なのかそこそこ人気は出るみたいだけど、看板にはなりそうにないですよね。今のスピリッツに足りないものは看板漫画だと思うんですけどねー。

 その迷走っぷりなのか、連続で読みきりを載せるという企画がスタートするみたいです。「おぉっ!」と驚く大御所もいれば、「誰・・・?」という人もいますね。とりあえず次週は、『Dr.コトー』の山田貴敏が描く『ONE&ONLY外伝』・・・・・・・って、ん? 『ONE&ONLY』って、僕が高校生の頃にスピリッツでやっていたレース漫画ですよね。この作者、『Dr.コトー』の人だったんだ。今の今まで知らなかった・・・・・・・

 てゆうか5年前に終わった漫画の外伝を描くなんて、出世したもんですねー。


>鍋田吉郎/並木洋美『現在官僚系 もふ』(スピリッツ20号)
 おっ!かなり片鱗を見せてきたんじゃないでしょうか!
 正直これまでの5話はちっとも面白くなかったし、何がやりたい漫画なのか―――主人公は何をしたい人なのかさっぱり分からなかったんですが。第1話から続いていた「大臣の隠し子」というウソ情報が伏線となり、実はもふの存在は政官癒着のコマだったということが判明。無能な財務大臣が同じ大学の卒業生を採用したってだけで財務省と癒着して増税へと向かおうとしていて―――
 それまで宴会芸を踊ることを嫌がっていたもふが、最後の仕事として精一杯踊った後に辞表。

 「僕がいると、消費税が10%・・・・いや、20%になってしまうかも知れません。
 だから、辞めます」

 何が言いたかったか、どんな信念を持った漫画なのかさっぱり分からなかったんですが―――このシーンでようやく、“もふは無知だけど国民のために自分を捨てられる男”と伝わりました。感動しましたよ。さすがに辞表は撤回されるんでしょうが、この1話はこの漫画の今後を考えるとかなり大きな1話だったと思います。

 しっかし、お仕事系の漫画の連載6話目で辞表を出す主人公って・・・・・・最速レコードなんじゃないでしょうか。同じ手はそうそう使えないので、「辞表」というお仕事漫画のキリフダ抜きでどこまで浮上できるのか―――楽しみではあります。


>のりつけ雅春『中退アフロ田中』(スピリッツ20号)
 ま・・・・・まさか・・・・・
 単行本が10冊以上出ている漫画が、主人公と普通の女のコが喋っているだけのシーンが物凄く新鮮で、物凄く面白い組み合わせになるとは思わなかった・・・・!! ヤリマンとかロボとかじゃなくて、何処にでもいそうな普通に遊んだり普通に貞操観念があったりするコと喋っているだけでこんなに面白いとは! 肉じゃがの喩えに吹きました。何故コイツ、こういう喩え話だけは異常なほど的確なんだ。

 何だか全然それっぽくないのに、結果的に「恋の駆け引き」が始まっている二人。
 休載明けの次回、いきなり全然違う話に入ったりしないで下さいよ!何だか、この二人は物凄く応援したい!もしも、田中が普通に彼女と付き合えたとしても、「腹立たしい」を通り越して「微笑ましい」と思えるような関係になりそうですし。

 いや、でも・・・・・ムリだろうなぁ。井上や岡本とは違うもの。田中ですもんね。
 それにしても、つまぶき君は気持ち悪いほど「いいひと」でしたね。あの状況で田中の背中を押せるなんて、面白半分以外の気持ちじゃムリですよ。


>山田風太郎/せがわまさき『Y十M〜柳生忍法帖〜』(ヤングマガジン20号)
 新連載。
 『バジリスク』はまだアニメの第1話しか見ていないんで詳しいことは分からんのですが、『バジリスク』1話に家康が出てきて、こちらの1話には家光が出ているので、数十年後という舞台なんでしょう。第1話だけ見てもどういう話かさっぱり分かりませんが、見開きトビラを見る限りは「気持ち悪い男ども7人vs美女7人」の戦いらしいです。そんなもん、百人が百人、美女の方を応援するでしょうが(美女に見えるかはさておき)。今週で早速男どもは無抵抗の女をぶった斬っているし・・・・・・

 ということで、第1話時点ではまだまだ分からんなぁという感じです。


>中野純子『ちさ×ポン』(ヤングジャンプ21号)
 一応は最終回。
 描くべきものは既に描いてしまっているので、決断後の彼らのエピローグのようなものでした。滝川を突き落とすタロジロが微笑ましい・・・いや、滝川のやったことと、その後2人が味わった“呪縛”を考えると、こんな報いじゃ納得いかないんですけどね。

 最後は身内を集めて、二人の思い出の場所で結婚式―――ご丁寧にジューンブライド締めくくっています。さすがに「浪人で結婚って・・・」とは思いましたけど、漫画としてはこうでもしてくれないと最終回って感じではないですしね。ただ、元鞘に納まっただけだと・・・・盛り上がらないしねぇ。

 夏からは『番外編』を短期集中連載だそうです。「その後」を描くのか、「他のキャラ」を描くのかは分からないですが・・・願わくば、「他のキャラ」を主人公にした話が読みたいかなぁ。こないだの美紗子さんの話が良かったからなー。


>キムラノボル/佐藤健悦『舞-HiME』(チャンピオン21号)
 
超 感 動!!
 サディスティックに娘の失恋をコケにするなつき母。「同情なんかじゃねえ!俺はただ玖我を助けたいと思ったんだ!」と叫ぶ祐一。「いや、それじゃ同情じゃないか!」とツッコむなつき(笑) 何処までも報われないなつきに涙しつつ、それでも彼女が選んだ答えは―――

 「お前が誰を好きでも構わない。私はお前が好きだ」

 真白が語るHiMEの意味。これまでの「チャイルドが死ぬと鍵まで死んでしまう」→「PRINCESSは一人なので誰も死なない」→「だから、HiMEよりもPRINCESSの方が優秀なんだ」という論理を彼女は否定する。その言葉はなつきと祐一を表しているかのようで。なつきにあってアリッサになかったもの・・・・それは紛れもなく、祐一という存在であり、祐一への想いであった。
 “二人でいること”の意味がマイナスからプラスへと裏返る瞬間―――デュラン復活!!

 詩帆の言葉。なつきの報われなさっぷり。これまでの全ての描写がここに集約された瞬間です。
 もはや「単なる萌え漫画」とは呼べません。昨年末に好きな漫画が立て続けに終わり、「今年は漫画が面白くないなー」と嘆いていた僕を救ってくれた一話でした。今年一番の感動だったのは間違いありません。最高。ホント、よくぞここまで描いてくれました。シナリオ・作画ともに神がかっていた1話でした。漫画を読んでここまでゾクゾク出来たのは、いつ以来のことでしょうか・・・・・・・・

 先週段階では、アニメの第2弾が始まるなら漫画も―――とか考えていましたが、ここまで描いてしまった以上、漫画はここでキレイに完結しておく方が良いのかも知れませんね。ここで終わっておけば、僕の中では「伝説の漫画」だと言えます。
 でも、このシナリオ・この作画をもっと観たいという気持ちも僕の中にあって・・・・・・・どちらの選択になった場合も、残念であり嬉しくもあるような、そんなフクザツな気分です。






05年4月25日 〜モーニング21号、ジャンプ21・22号、アフタ6月号+『武装錬金』打ち切り

 
■ 漫画雑誌の感想(モーニング21号、ジャンプ21・22号、アフタ6月号)
>こしのりょう『Ns’あおい』(モーニング21号)
 江藤先生メインの回。江藤ってあおいのことが好きだったのか・・・・・・・織田と仲良くしてるのを見て、明らかにショック受けてるんですが。なんか、可愛いやっちゃなぁ。
 自身の正義感により「精神科へ転院させるべき」と言う織田に対し、マトモに反論することすら出来ないんだけど、患者のために転院させることで受けるショックを考えて・・・という江藤。なんか最近、織田の振りかざす正義っぷりが鼻についていたので、こうやって他のキャラが頑張っているところを見せてくれるのは気持ち良いです。

 しかし、ますますあおいの負担が大きくなっているような・・・・・看護士同士のイザコザも解決していない状況で、何やら妙な人物まで出てきているし。過労死しそうなほど働きづめなのに、服の一着も買えないという・・・・・マジで、かわいそうだ・・・・


>山崎さやか『はるか17』(モーニング21号)
 谷崎ってヤツと崎谷ってヤツがいるのか・・・・・・・・
 もう、誰が誰やら分からん!!(谷崎がドラマのプロデューサーで、崎谷がファインのマネージャーかな?)

 はるか、ナナコとの二度目の共演。ガムシャラに演技するがゆえに、カット後も演技を続けちゃうあたりがはるからしい・・・・・とかは、実は全然考えてませんでした。はるかたんのセーラー服姿にハァハァですよ。髪型、ちょっと分けるだけですげー新鮮な感じがしますね。むっちゃ可愛えぇ。やっぱ貧乳のコはセーラー服が似合うんですよ(問題発言)

 それはそうと―――7月からのドラマに向けて、オーディションっぽい番組をやるみたいですね。その出演者リストのトップが石原さとみ嬢ですよ。この告知だけじゃ詳細分からないし、ネットで調べても全然ヒットしなかったんですが―――これは何か? バラエティの司会を石原さとみがする訳ないので・・・・・
 はるか役は石原さとみが現状で一番近いってことですか? また視聴率がやばそう・・・・・(笑)
 僕は勝手に「17歳に見える20代前半の女優」を起用するのかなと思っていたんですが、別に「本当の17歳」を使っても良いんですものね(石原さとみはもう18歳か・・・・・)。あぁ、これはかなり楽しみな企画ですが・・・・

 石原さとみは好きですけど、演技ってことでいうと・・・・・はるかとはタイプが違うような気がするんですけどねー。長澤まさみとかの方が、それっぽいと思います。
 ただ、もし石原さとみがはるか役だったら、にパット入りのビキニを無理矢理着せられるシーンもやるんですよね? これはある意味で貧乳ファンが悶絶しそうな予感ですよ。あと、眼鏡もかけるんですよね? あぁ・・・・・・想像するだけでお腹いっぱいですや。


>外薗昌也『わたしはあい』(モーニング21号)
 
マニア特製・理子たんのリアルフィギュア(細部まで完全再現)!!

 何だこの凄まじい展開は・・・・・・(笑)
 大の大人が集まって何をやっているんでしょうか。しかも、やばいとこまで再現されてるからって10万円って・・・10万円って、キミ達金銭感覚狂ってますよ・・・・・・・・・・僕だったら6万円までしか出せないですね!
 つーか、この人達はホント生身の人間には興味ないんですなぁ。本物の理子たんが先日ソコにいたじゃないですか。それでもフィギュアに夢中なんですか・・・・・・・いや、確かに実際問題読んでいる僕も、生身の理子たんのツンデレっぷりと同じくらい、今週のフィギュアに萌えた訳なんですが―――

 さて、出てきた重要コード“C”と“D”!
 もう全然重要じゃなさそうな文脈なんですが・・・・・・・『ラストイニング』のC・D・Mのように万人を唸らせるコードだったら、この漫画も化けそうなんですけどねー。


>吉川雅之『BE A HERO!!』(ジャンプ21・22号)
 おっ・・・・何だか、過去のテコンドーやボクシングに比べると格段に面白かったんじゃないですかね。
 直情型の主人公とクールなライバル―――というものの見事にありふれた設定だったのはアレなんですが、どちらも悪役にせずに人間的に魅力のあるキャラにしてきたのは好印象です。ジャンプの読みきりの場合、ムダに悪役を作って萎えさせることが多いんでね・・・・・

 ただ、やっぱり改善の余地は沢山ありますよね。
 本末転倒な動機とか、受け身もやらずに乱取り―――とかは別に良いんですよ。尺の限られた読みきりですから、読ませたいもののために、リアリティや物語の整合性を犠牲にするのは正解だと思います。問題は、その「読ませたいもの」が不十分だったかなーと。
 「夢見ちゃ悪いか・・・・・(ヒーローになりたいんだ)」という主人公の最も大事な心情が、途中からおざなりになっちゃったのが勿体なかったですよ。だから、ライバルと戦っている理由が不鮮明になっちゃって、結果的にぶん投げた時のカタルシスも薄くなっちゃったと思うんでね。

 ただ、それでも前2作からは物凄く「楽しみな作家」にはなったかなと思います。


>和月伸宏『武装錬金』(ジャンプ21・22号)
 
「守りたい者が一緒なら 俺達は戦友だ―――」

 残された最後の19ページ。書かなきゃならないことは山積みだったでしょう。未消化の伏線も死ぬほど残っていました。どこに触れて、どこを切り捨てるのか―――その一点ばかりを、この一週間気にしていたのですが。
 きっちりと再殺部隊編の剛太のテーマを言語化して締めくくってくれたことに、うるっときました。結果的に打ち切りへと繋がってしまった再殺部隊編でしたが、この剛太のセリフで少しは救われましたよ。カズキを「化け物」だと判断し、そこから始まった剛太とカズキの物語・・・・・・これこそが(カズキと斗貴子さんの話の次に)描かなきゃいけないことだって、和月先生は分かっていたんですね。良かった―――

 ラストシーン―――その後の二人が、今週のトビラへと繋がるって描写なんですね。
 こうした描写、作者がどういう意図で入れてるかは分かりませんが、僕としては「ラストシーンがラストシーン以上の意味を持つ」ような気がして好きです(『金魚屋古書店出納帳』のタッチの回でもありましたよね)。二人の物語はここで終わりじゃなくて、これからも続いていくんだ―――という気がして。


 とりあえず、赤マルに最終回は載るんでしょうが、ジャンプ的に最終回。
 蛇足になると思いつつ、に僕なりに今回の「武装錬金打ち切り騒動」で思ったことを書きます。ジャンプ感想を始めたばかりの2年前の春。まだ就活をやっていた頃から毎週毎週感想を書いて、コミックスも買って、何度も何度も涙した漫画だったのですから―――


>河下水希『いちご100%』(ジャンプ21・22号)
 何ィ――――――!!!!?
 一線越えた―――――――――!!!!

 「ある意味ものすごく順調に事が運んでる気がする」辺りで、いつもの寸止めイベントがくる伏線だと思ったのに。正直、『武装錬金』の最終回の余韻を吹き飛ばす今週の『いちご100%』ですよ。親帰宅という普段は寸止めに使われていたイベントを、こうやって逆手にとったのは凄い―――まさか、この3年間の寸止め地獄は全てこれのためにあったと言うのですか。

 マジでマジでマジで、今ジャンプで一番楽しみな漫画は『いちご100%』ですよ。無茶苦茶面白い!
 これ、もう西野エンド以外の最終回があるんですか? ここから東城エンドになんかなったら、あまりにも西野が可哀想だ・・・・・・

 しかし、枷さえ外してしまえば河下先生はトンでもない密度の話を作れるんですね。やっぱ、ジャンプよりも青年誌で短期集中連載とかの方が面白いものを作りそう。


>ひぐちアサ『おおきく振りかぶって』(アフタヌーン6月号)
 今月はえ―っと、2回の裏と3回の表が終了したんですね。
 何だかもう随分と長いこと戦っているような気がしてましたが、まだ3回の表かよ。

 三橋、絶好調!!
 4・5・6番でも苦にならないです。相手の監督も「遅いだけで打てないのか―――」と、よく分かっていない模様ですね。数ヶ月も前なので記憶にないんですけど、最初はコントロール重視の遅い球で、中盤以降でまぁまぁコントロールできるまぁまぁ速い球を使う―――って戦法なんでしょうか。
 ただ、三橋に対して感じた阿部の不安・・・・・「完投できないペースなんじゃないか?」 ハッキリ言って、三橋が攻略されたら終わるってモモカンも言ってたし―――二番手以降のピッチャーは急造なんじゃなかったっけ?(実はこの辺、あんまし覚えていない) 熱血モノなら、ここで殻を破った主人公が凄いピッチャーになったりするんですが・・・まぁ三橋ですしね(笑)

 さて、敵のピッチャーも復調したみたいで、阿部を瞬殺。
 おーこりゃ投手戦っぽいぞと思った矢先・・・・・・・泉、出塁!えぇ!?意外でしたよ・・・・ここからバッタバッタと三振の山を築かれていくのかと思いきや。泉は何気に凄いですね。打率10割だ。2番は送りバント失敗。3番の巣山も出塁。何だか高瀬も大したことないなーと思ったりもするんですが、田島をあっさり仕留める。うーむ。田島の出塁→モーション盗んでいる意味→花井のスライダー攻略という展開は、まだまだ先なんですか。


>かとりまさる/安藤 慈朗『しおんの王』(アフタヌーン6月号)
 兄弟物語キタ―――!!
 弟の若手女流棋士口説きの次のターゲットは歩。歩なら最初から賞金のことを言えば出場するんじゃないかって思うのですが、揺さぶりにかけるために対局までするのはなかなかエンタメに徹した弟みたいで。しかも、歩を圧倒するほどに強いとは・・・・・・

 兄の方が強いから―――と、棋士になるのを諦めたんですかねぇ。
 その割には、今はスポンサーとして将棋の世界に関わろうとしているのはどういうことなんでしょう。ここらの兄弟物語があっついです。「兄と同じ道には進めなかった弟」というのは、個人的にえらくストライクゾーンですよ。そうなんですよねー、兄貴が天才だとホント弟ってのは大変です。





 
■ 武装錬金はどうして打ち切られたのか
 『下手考』さんに触発された訳じゃないんですが、僕なりに思っていることを文章にしておこうと思います。
 これに関しては多分に僕の推測なんかが混じっていると思いますし、反感を覚える人もいるでしょう。今ネットを中心に広がっている「武装錬金再開希望の輪」の運動への障害となってしまわないかという不安もあります。でも、一応2年間この漫画の感想を書き続けた者として、愚痴ってるだけじゃダメなんだ―――と思う訳で。

 「あぁ、こういうことを考えるヤツがいるんだ」

 こんな感じで読んでもらえれば幸いです。



 1.週刊で漫画を描くということ
 『るろ剣』のコミックスはとっくにブックオフに売却しちゃったんで確認できないのですが、和月漫画は『るろ剣』途中から1話17ページになっているはずです。それはVIP待遇として始まった『GBW』も同様です。
 『ドラゴンボール』とか『ハンターハンター』のような例を除くと、ジャンプの漫画は通常19ページという原則があります。これは印刷の仕組みを考えれば分かりやすいんですが、4ページで1枚という計算をしていって4の倍数−1というページ数が最も相応しいんですよね。なので、『ハンター』は15ページ、通常の漫画は19ページ、大増で23ページという感じです。

 『武装錬金』もスタート当初は19ページでしたが、途中から制作スケジュールの問題で17ページになりました。毎週チェックしていた方なら覚えている人もいるでしょう。唐突に2ページの特集記事が組まれたりしたことがあったことを。あれは単に19ページが間に合わず、17ページの原稿+2ページの特集記事でページ数の辻妻を合わせたんです。
 そうしたことが何度も繰り返される内に編集部も譲歩したのか、次第に17ページであることが普通になりました。ただ、17ページと19ページの差は物凄く大きな差なんです。およそ10%を削られる訳ですから当然っちゃ当然です。

 『武装錬金』の中でも“泣かせ度”の高い回を調べてみれば分かりますが、「FADE TO BLACK」も「諦めるな!」も「a friend of everybody」も「Say it not so,Bravo.」も19ページの回、「レイニーエモーション」は大増23ページの回でした(「レイニー〜」は一週落とし、一週ローテで休んで3週間ぶりの掲載だった)。
 17ページじゃないと間に合わないという現場では、既に半身を封じられての仕事と言っても過言ではない訳です。

 加えて、『武装錬金』は6〜8週ごとに休載という契約になっていたみたいです。僕はジャンプの“毎週全部の作品が載って当然”というシステムは作家を壊すだけだから早々にローテーション制度を導入すべきだと思っているんですが、ジャンプの主要読者は「休載なんてサボリと一緒」くらいに認知しているひとが多いみたいで・・・・・・実際には、「落とした」回数で言えば『武装錬金』よりも『ミスフル』の方が断然多かったと思うんですけどねー。

 推測ではありますが、この“6〜8週ごとに休載”という契約が編集部としては厄介だった可能性は高いですよね。

 少なくともジャンプで連載を続けるには、休載なしで19ページを描ききるスピードが必要だってことでしょう。そして、そのスピードが和月先生の現場には足りなかった・・・・・・・これが一つ目の敗因です。


 2.予期せぬ編集長交替
 『武装錬金』が始まる半年前―――高橋編集長が急死するという訃報がありました。
 新連載の企画・準備がどのくらい前から始まっているかは不明ですが、常識的な範囲でいえば企画段階に前編集長の方針が関わっていたと見るのが普通ですよね。『キックスメガミックス』『ごっちゃん』『武装錬金』『風天組』という4週連