大塚英志/田島昭宇
角川書店・角川コミックスエース
2004年9月26日(?)発売
異常犯罪・国家プロジェクト・多重人格 |
|
クライマックスと思いきや、新章突入っすか!?
これで節目の10巻を突破・・・・・自分的には、この10巻を境目に「ダラダラしている」ことには厳しくなるので、酷評するところは酷評するかも。
まぁ、この10巻はそんな雰囲気を微塵も感じさせず、怒涛の展開が続く。弖虎のスペア狩りから、スペアが作られた目的が明らかになり、そこから自身すら知らなかった鬼頭の正体が分かる。真実を知った鬼頭は弖虎と組んで、鬼干潟の抹殺を図る・・・・・のだが、それすら鬼干潟のシナリオ通りに進んでいて、最後に伊園磨知の人格が消滅。二転三転を繰り返すも、張り巡らした伏線を丁寧に畳んでいるだけなので乱暴な印象はなし。むしろ、すげー丁寧だと思った。
『MADARA天使篇』の焼き直しかと思っていたノンキャリ刑事と女医の恋愛も、どうやら犬彦の監視目的だったらしい。犬彦、報われないなぁ・・・・これで女医が殺されて胎児とか引きずり出された日にゃ、犬彦が可哀想ってよりも、読者のトラウマにならないかが心配。
スペア話はこれで終了なのかな? 鬼頭の最期を飾るに相応しい壮大で丁寧な話だったので、次巻にまで引き伸ばしたりはしないで欲しいけど・・・犬彦の監視がついていたってことは、彼も誰かのスペア?
それとも、雨宮に対する磨知のような存在で、犬彦もルーシー絡みってことか?
それだったらちょっと蛇足気味だよなぁ・・・・今更、誰と誰が合体して補完とかいう話でもないもんな。 |