ひぐちアサ
講談社・アフタヌーンコミックス
2005年11月22日・発売
高校野球・野球理論・教育 |
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表紙は沖、栄口、巣山の3人。ファースト、セカンド、ショートですか。
展開的にも、沖じゃなくて泉入れて1〜3番トリオかなぁと思っていましたが外れました―――残りの泉、水谷、西広の外野陣が6巻、7巻に千代ちゃん・・・・とはいかず、7巻は桐青連中(準太と和さんとか)かな。
本編は桐青戦の開始〜3回のオモテ、準太が調子を取り戻すまで。
立ち読み時には全く気付きませんでしたけど、もう序盤から伏線の山で唸らされっぱなし。コミックス派の人にネタバレちゃうといけないんでどれが伏線とかは書きませんが、ホント細かい描写が後々に繋がっていたりして凄いですよ。こういう漫画と同時代に生きていられることの幸せを噛み締めていきたいです。
○ 試合前
3年コンビ和さん&慎吾の会話を―――2年の準太・青木、1年の迅(?)が聞いてしまうシーン。桐青は背番号で3年/1・2年が区別されている上、阿部がきっちり読者に「コイツは○○だ」と経歴を教えてくれるので、桐青内の上下関係とか歴史が垣間見えて面白いですね。
こういうのを踏まえていると、慎吾がファインプレイで準太を助けたりするのが熱く読めます。
それと―――利央の作中ポジションは一体どういうことなんでしょうね。
ひぐち先生は昔っから『おお振り』のプロットを立てていたということで、やたら設定が細かいんですけど―――その名残で、利央はこのまま試合には出ず、“和さん引退後の準太の相棒”になって来年対決する予定なのか。それとも、この試合中に代打か何かで登場するんでしょうか。
だって、これだけ名前出て表舞台に見えてるキャラを、試合に全く出さないスポーツ漫画なんて―――は、『スラムダンク』の彦一とか居たけど。そういうギャグ要員でもなさそうですし。
浜ちゃんと三橋母の再会―――
母の親バカっぷりに萌えつつも、それが三橋の自信になるというニクイ繋がり。開会式のシーンがここに絡んでくるとはなぁ。すっごく計算高く構成されてるんでしょうけど、それが三橋や三橋母の性格にそぐった会話の流れなんで、とても自然に三橋の緊張が解けていっているように見えます。
○ 1回オモテ
立ち読み時はパッパと読んでいたので泉はあっさりヒット打ったように思ってましたが、慎重に入ろうとした準太と、データによって球種を読めたこと、マシンによってスライダーを打つ練習をし続けていたことの3つが重なってのヒットだったんですね。伏線を張りつつ、今までの展開の積み重ねにちゃんと沿った流れ―――うぅむ、惚れ惚れ。
コーチャーに入っている水谷(8・9番が三橋・阿部バッテリーなので、7番水谷がコーチャー)に泉が耳打ち。この「スライダーは追える」が2回の水谷の打席に繋がるワケで・・・・・うぅ。
栄口はキッチリバント。阿部・三橋の仲裁に入ったり、こういうソツない仕事は流石です。神経性のゲリしてる人とは思えんな。
3番巣山もバント。いきなりスコアリングポジションにランナー進めちゃったもんで、準太の緊張は止まらず、和さんはランナー進めてアウト1つもらうことを選択。おかげでモモカンの狙い通り、2死3塁で田島に回すことに成功しました。
母連中の会話は和むなぁ・・・・普通PTAとか父母会ってもっとドロドロしてそうなんですが、これも1年生しかいないって影響なんでしょうか。水谷のお母さんが美人です。お姉ちゃんも出てきてもらいたい。
準太と田島の初対決。
一球目フォーク見送り。二球目シンカー初披露で空振り。観客席からの「たじま」コール、こういうコは男女関係なく人気ありそうだもんなぁ。ですが、三球目も準太渾身のシンカーで空振り三振。田島ですら届かない桐青のカベを、ここでキッチリ見せておいているワケですね。
○ 1回ウラ
1番サード真柴迅。スタメン唯一の1年生。
0−0で入ったことで西浦を甘く見ている迅を、阿部が簡単に料理。三橋の“まっすぐ”、この試合では非常に有効に効いているんですが―――これって他チームにマークされたらあっさり破られる球種ですよね。桐青が正体に気付かずに打ちあぐねていればいるほど思います。
2番レフト松永(マサヤン)。7番なので3年生かな?
サードフライに料理。
3番セカンド島崎慎吾。和さんと並ぶ桐青3年の柱。
見られるカウントでは“まっすぐ”を使わないリード、花井のファインプレイで始末。
○ 2回オモテ
調子の戻らない準太を花井がキッチリとらえる。三星戦と違って花井はコンスタントに活躍しているので、逆に言うとこの試合の“鍵”にはならなそうな感じなんですね。むしろ、それよりも1累上での田島との絡みに萌えておくのが正しいファンのあり方か(笑)
混乱する準太を、モーション盗んだ田島の合図で花井の単独スチール、そのまま沖は四球で無死1・2塁。絶好のチャンスだけど残念ながら下位打線なんですよねー。
必死に投げている三橋のためにという想い、スライダーを読みきったモモカンの策、「泉は打った」という水谷のプライド―――で、スライダーを叩くも、流石に鉄壁の桐青内野陣、慎吾のファインプレイであっさりゲッツー。ここの慎吾の飛びつきはカッコ良かった!
「溜め息禁止」と釘を刺されたハマちゃんが、必死に盛り上げる観客席。
舞い上がった三橋は後先考えずに内野安打―――真っ青になっている阿部は、萌えるというよりも面白くなってしまいました。いや、阿部の言うことが全面的に正しいんですけど、何かもうホントラブラブなんだなぁ・・・と。
んでもって、その阿部の打席。三橋のボーンヘッドの間に、混乱している準太を尻目に花井がホームイン。桐青としては準太一人の不調で1点取られたようなもんだけど、これが逆に眠れる獅子を起こしてしまうんだから・・・・・・西浦にとっても良かったのか悪かったのか。
○ 2回ウラ
4番ショート青木(タケ)。2年生だけど、去年の甲子園を経験している唯一の2年。
阿部の想像以上の三橋の絶好調っぷりで、「ヒットは仕方ない」リードで三球三振。
5番キャッチャー河合和己。3年でキャプテン、攻守の要。
球種を調べようと「見」に入ってますね―――1球目スライダー、2球目カーブはいいとして。3球目は“まっすぐ”?
阿部はニヤリとしてますが、ここで和さんに違和感覚えさせたのはどうなんでしょうね―――監督に報告もしていないので傷口は広がってないですが、慎吾相手には慎重だった阿部らしからぬリードだったかも。
6番ファースト本山。3年生。和さんの報告の間に三振に料理されてました。
○ 3回オモテ
牙をむく準太。
まずは阿部をストレートで力押し。瞬殺。
が、阿部・三橋がイチャついている間に泉はクリーンヒット。泉はこの試合止まらない活躍ですね。栄口はバント失敗。栄口が目に見えるミスをするのって初めてかも。
巣山はストレートにヤマ張って見事にライト前ヒット。流石に和さんも西浦の強さに気付き始めました。ここで警戒した和さんは西浦の策を逆手にとって、田島相手にはシンカー連発でウラをかく作戦に。田島がシンカーを待っていると見破ってストレートで料理したり、和さんのリードも本領発揮してきました。
徐々に桐青が実力の片鱗を見せてきたところで次の巻へ。
いっやぁ〜、面白いのは間違いないんですが―――コミックス1冊で3回オモテまでしか進まないと、コミックス派の人はイライラするかもですねぇ。僕も基本的に展開の遅い漫画は嫌いなんですけど、この漫画は決して密度が薄いワケじゃなくて、やたらめったら駆け引きとか伏線が描かれてるから試合が進まないだけなんで―――この評価というのは、桐青戦が終わるまではつけようもないよなぁというのが僕の意見だったりします。
○ オマケ
校舎とグラウンドの位置関係、それぞれの住んでいる場所、マネジだまりについて。
4巻で三橋母と花井母が電話しているシーンで「ん?」と思ったんですが、やはりひぐち先生、微妙にそれぞれの帰宅時間が違うってトコまで設定していましたね。大体誤差10分ならば、三橋のシャワー時間としてもピッタシですし。
コミックスカバー外した本体オマケページでは、西浦が私服校であることが紹介。
あー、なるほど。部活行くシーンとか、ハマちゃんとか、どうして私服なんだろうと思っていましたよ。普段は私服で、対外行事なんかは制服っぽいものを着るんですか―――僕の高校は私服校でしたけど、対外行事も私服だったんで気付かんかった。ぶっちゃけ男子が私服だろうが制服だろうが、どうでも良いや(笑)
んなので、重要なのは女子。それっぽいカッコに見えるように、ブレザー以外は各自コーディネート―――ということは、何かコスプレっぽいな。セーラー服が着たいけど、その勇気はないという千代ちゃんの気持ちは分からなくもない。
3巻で「千代ちゃんは制服だけで高校が判別できる」という特殊能力が披露されてましたが、それは別に男子だけでなく、女子の制服にも萌えてんのかよ(笑)
可愛かったけど。
「高校では勇者とたまに交換してもらう」の意味がしばらく分からなかったんですが、“セーラー服を選ぶことができた女のコ=勇者”ということですか。てゆうか、何。女のコ同士で制服交換って何ですかその萌えシチュエーションは。しかも、写メで記録すんのかよ。エロイよ。そんな写メだったら金払ってでも見たいですよ! |